https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B2
【2016年!生誕300年記念で盛り上がっている伊藤若冲にスポットを当てた、若冲に関係する京都の観光地をまとめています。美術館だけじゃ物足りない!そんな若冲マニアにおすすめのスポットです♪】
〜伊藤若冲について〜
1716年3月1日生まれの江戸時代中期に京都で活躍した絵師。
代表作は、「動植綵絵」「釈迦三尊図」!全30幅からなる動植物を描いた採食画「動植綵絵」は約10年の歳月をかけて作成されました。鳥や草花が極彩色で細かく描かれており、まさに“圧巻”の作品です。
1.相国寺(京都市上京区)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Syokokuji_hattou.jpg
臨済宗相国寺派の大本山である相国寺は、京都五山第二位に列せられる名刹です。創建は、室町幕府の第3代将軍「足利義満」!幕府に巨万の富をもたらしたことで有名な人物です。
ちなみにあの有名な金閣寺も銀閣寺も、相国寺の塔頭寺院です。
【相国寺と若冲の関連性】
相国寺の住持大典(だいてん)和尚と深い交遊関係を結んでいた若冲は、相国寺に「動植綵絵」30幅(のち宮内庁に献上)と『釈迦三尊図』3幅対を寄進し、鹿苑寺大書院の障壁画を手掛けました。『釈迦三尊図』『動植綵絵』はともに毎年6月17日に厳修される「観音懺法会」の折に相国寺で参詣者に公開され、参道は出店が立ち並ぶほど賑わったといいます。
【承天閣美術館】(期間により展示内容が変わります)
http://www.museum.or.jp/modules/im_museum/?controller=museum&input%5Bid%5D=5247
境内の中にある立派な美術館です。現在では、国宝5点、重要文化財143点を含む多くの優れた文化財が収蔵されており、様々な展観を行っています。開催中の展示は、期間ごとに異なりますので事前にチェックされることをおススメします。
【お問合せ】
相国寺承天閣美術館事務局
〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL:075-241-0423 FAX:075-212-3585
■ 基本情報
- ・名称:相国寺
- ・住所:京都市上京区今出川通烏丸東入
- ・アクセス:地下鉄「今出川」、市バス「同志社前」ともに徒歩5分
- ・営業時間:午前10:00〜午後4:00
- ・電話番号:075-231-0301
- ・料金:一般・大学生800円、65歳以上・中高生700円、小学生400円
- ※特別拝観時のみ参拝できます
- ・所要時間:1時間
- ・オススメの時期:秋
- ・公式サイトURL:http://www.shokoku-ji.jp/top.php
2.錦市場(京都市中京区)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nishiki_Ichiba_by_Hidehiro_Komatsu_in_Ky…
京の台所といえば「錦市場」!京都の老舗料亭も錦市場のお店から食材を仕入れているところがたくさんあり、今もなお食材といえば「錦市場」です。最近は外国人観光客の増加もあり、食べ歩きできるように商品を棒に刺して販売しているお店なども増えています。【錦市場と若冲の関連性】
錦市場にあった青物問屋の長男として生まれた若冲。商売にはあまり熱心ではなかったらしく、40歳の時に家督を弟に譲り、本格的に絵師としての道を歩み出します。しかし、錦市場が奉行所により営業停止の危機に陥った際には、率先して営業を続けられるように奔走し、結果存続することが決まりました。今の錦市場があるには、実は若冲のおかげでもあるのです。
【三木鶏卵】(だし巻)
http://blog.goo.ne.jp/aw2zx/e/38348011fd5f5abe561d425f55917cca
三木鶏卵は昭和三年創業。錦小路が卸市場から小売市場として再出発した当初から錦小路と共に歩んできました。京の食卓を彩るだし巻は、特にお正月のおせち料理にはかかせないご馳走としても、京都の人々に親しまれています。【お問合せ】
〒604-8055
京都府京都市中京区錦小路通富小路西入東魚屋町182
TEL:075-221-1585 FAX:075-221-3837
営業時間:9:00~18:00
定休日:年始休業日以外無休
■ 基本情報
- ・名称:錦市場商店街
- ・住所:京都市中京区錦小路通 寺町西入←→高倉間
- ・アクセス:市バス5系統「四条高倉(大丸百貨店前)」下車 徒歩2分
- ・営業時間:店舗により異なる(平均 午前10時~午後5時)
- ・定休日:店舗により異なる
- ・電話番号:075-211-3882 (京都錦市場商店街振興組合)
- ・料金:店舗により異なる
- ・所要時間:1時間
- ・オススメの時期:年末
- ・公式サイトURL:http://www.kyoto-nishiki.or.jp/index.html
3.宝蔵寺(京都市中京区)
http://www.houzou-ji.jp/p013.html
繁華街・四条河原町にほど近い裏寺にある誓願寺を総本山とする、浄土宗西山深草派の寺院。
伊藤家の菩提寺であり、伊藤若冲親族のお墓があります。(若冲本人のお墓はありませんが…) その縁で若冲の作品を所蔵しており、「髑髏図」「竹に雄鶏図」を所蔵しています。
【御朱印】(若冲の文字が!)
http://scarlet-seals.clover-and-rainbow.com/wp-content/uploads/2016/02/HouzouSca…
有名な「髑髏図」をあしらった”伊藤若冲生誕300年記念朱印”です。時期により限定色があるなど、御朱印好きにはたまらない工夫がされています。(志納料/300円)
■ 基本情報
- ・名称:無量山 如輪院 宝蔵寺
- ・住所:京都府京都市中京区裏寺町通蛸薬師上ル裏寺町587番地
- ・アクセス:阪急電車 河原町駅下車 徒歩5分
- ・電話番号:075-221-2076
- *現在本堂の拝観はされておりませんが、伊藤若冲親族のお墓は自由にお参りできます。
- 髑髏の記念スタンプ(紙朱印のみ)は、毎日9時〜16時の間授与されています。
- ・所要時間:20分
- ・公式サイトURL:http://www.houzou-ji.jp
4.石峰寺(京都市伏見区)
http://www.sekihoji.com/images/main.jpg
黄檗山万福寺を本山とする黄檗寺院であり宝永年間(1704〜11)黄檗宗第六世賜紫千呆に建立された禅道場です。本尊は昭和54年の放火で焼けるまでは薬師如来でしたが昭和60年11月本堂再建時に釈迦如来になりました。本堂南には若冲の墓と書家貫名海屋の撰文の筆塚が立っています。【五百羅漢】(本堂裏山)
http://rirari.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_ac1d.html
若冲が和尚の協賛を得て作成した「五百羅漢」!着手したのは若冲61歳の時です。若冲が描いた下絵をもとに石工に彫らせたもので、五百羅漢は釈迦入滅後に集まった弟子500人を指します。ここでは動物なども交えて説法場や涅槃(ねはん)場など8場面を構成しています。
■ 基本情報
- ・名称:石峰寺
- ・住所:京都市伏見区深草石峰寺山町26
- ・アクセス:京阪 深草駅下車 東へ350m、JR 稲荷駅下車 東南へ400m
- ・営業時間:(3月〜9月)9時〜17時、(10月〜2月)9時〜16時
- ・電話番号:075-641-0792
- ・料金:大人300円、小人200円
- ・所要時間:40分
- ・オススメの時期:秋
- ・公式サイトURL:http://www.sekihoji.com
5.海宝寺(京都市伏見区)
http://blog.goo.ne.jp/korede193/e/0e42f65246eaea5140b54f8de4d469c6
黄檗宗のお寺で、享保年間(1716-36)万福寺の杲堂元昶が開創。寺地は伊達家の居館跡といわれ(安土桃山時代に伊達政宗の下屋敷があったとか…現住所が正宗になっています!)、方丈前に豊臣秀吉遺愛の手水鉢があります。普茶料理(中国式の精進料理)が食べられる寺として知られており、予約すれば誰でも利用できます。山門には「普茶大本山開祖道場」の札が掛かっています。
【群鶏図】(若冲最後の作品)
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_4/f2_4_koremade/kinse_20150210.html
若冲の晩年に制作したおよそ10メートルにも及ぶ障壁画で、水墨画で描かれています。海宝寺の方丈に描かれたもので、この作品を最後に若冲が筆を取らなくなったことからその部屋は「若中筆投げの間」とも呼ばれています。この作品、現在は京都国立博物館で保管されています。■ 基本情報
- ・名称:海宝寺
- ・住所:京都市伏見区桃山町正宗20
- ・アクセス:京阪 墨染駅下車 徒歩10分、JR 藤森駅下車 徒歩10分
- ・営業時間:原則非公開(食事時間 11:00~15:00)
- ・定休日:木曜日
- ・電話番号:075-611-1672
- ・料金:普茶料理コース 5,000円~6,000円(4~5日前迄に要予約)
”若冲ゆかりの地めぐり”若冲の作品を美術館で見るだけでは、味わえない感動が得られるでしょう。
若冲生誕300年記念イヤーに若冲の人生をたどってみてはいかがですか?