ミズーリの観光スポット5選。パールハーバーで戦争の歴史を学ぶ。

ミズーリは、ハワイの観光スポットの中でも特に人気が高いエリアの１つです。その名を聞いておそらく多くの方が真っ先に連想するのは戦艦でしょうか？現在は、オアフ島にある入り江の一つ、パールハーバー（真珠湾）にて保管されています。また、その周辺は戦争の歴史などを学べる場所として、現地の人々や日本人をはじめ多くの人が訪れています。そこで今回は、ここでしか出来ない経験をさせてくれる施設の数々を、まとめてご紹介します。

1. パール・ハーバー・ビジター・センター

湾内は、アメリカ軍事の所有施設です。
主に施設やハウジングとして使われているので、軍関係者以外は立ち入り禁止の場所も数多くあります。 ここでは、アリゾナメモリアルと戦艦ミズーリ記念館、潜水艦ボーフィン号博物館、 パシフィック・アビエーション博物館（航空博物館）などを見学できます。また博物館やブックストアがあります。 カメラとサイフ以外は持ち込み禁止です。

ワイキキビーチからは車で約30分程の場所にありますね。太平洋戦争の歴史をこの日本の外にある、アメリカの地で、国内からは見えない違った目線で、戦争の歴史を学ぶことが出来ます。ここには、1941年12月8日の真珠湾攻撃で沈んだ戦艦が今でもそのまま海の底にあります。ビジター・センターは、海上にある慰霊塔のアリゾナ記念館（アリゾナメモリアル）に行くまえには必ず訪れなくはいけない場所なんです。そんな歴史が動いた重要スポットへの入り口なんです。

ビジターセンターの博物館

実際に使われた武器や道具、船や記念碑の模型などが展示されています。
他にも当時の証言やビデオなどが流れています。

パールハーバーのある「戦艦ミズーリ記念館」や「太平洋航空博物館」、「ボウフィン潜水艦博物館公園」等の施設は、それぞれ別の施設になっていますが、すべてのチケットは、いったんアリゾナ・ビジターセンターで購入する必要があります。真珠湾攻撃のドキュメンタリー映画の上映や、戦艦アリゾナの模型やショップなどがありRoad to War（戦争への道）と Attack（アタック）のに分かれた博物館では実際に使われた武器なども展示しています。外にはたくさんの戦没者の名前が刻まれた石碑があります。

2.アリゾナ記念館（アリゾナメモリアル）

今でも海に沈む戦艦アリゾナの上を浮かぶように建つ記念館です。
ビジターセンターで真珠湾攻撃の資料展示やドキュメンタリー映画（上映時間は約20分）を観た後に、専用ボートで記念館へ渡ります。当時沈んだ戦艦アリゾナが真下に見え、今も船体から流れ続けているという重油が無言のメッセージを送り続けています。

この「アリゾナ記念館」は実際に真珠湾攻撃で沈んだ戦艦アリゾナの横向きにまたがるように真上に造られている、まさに慰霊塔なんです。ボートに乗ってその場所まで移動した後は、白いメモリアルとなっている建物へ入ります。錆びたアリゾナの一部は海上からも見えますね。その見えるものは戦艦の主砲台を言われ、いまでも油が流れ出ているのが見て取れます。ここへ訪れたときは誰もが悲しい思いしかしなかった出来事を後世へ伝えるべくしっかり見てくることをお勧めします。

3.戦艦ミズーリ記念館

第二次世界大戦にも湾岸戦争にも出動した、アメリカ最後の戦艦ミズーリ号の記念館です。
当時の貴重な資料や第一次湾岸戦争で使われたミサイルなども展示されています。
今も「マイティーモー」の愛称で親しまれており、船は修理と改修を経て一般公開されています。

この戦艦は太平洋戦争で実際に戦い抜いた戦艦です！みなさん歴史の教科書などでも見たことがあるかと思いますが、この戦艦では、第2次世界大戦の降伏条約文書の調印がされた船でもあるんですよ。驚くことにあの日本の戦闘機の『零戦』が特攻し激突した跡がに凝っていて見ることが出来ます。ここでは日本語のツアーガイドさんが案内してくれていて、とっても詳しくお話が聞くことができます。特攻隊員の書き残した遺書や写真など日本人として胸打つ展示もあります。

4.潜水艦ボーフィン号博物館

第二次世界大戦の米軍潜水艦として活躍した潜水艦です。
他にも潜水艦の歴史、当時の船の装備品、兵器システム、数々の写真などが展示されています。
潜水艦周辺では、魚雷や機関砲などが展示され、 野外にはアメリカ潜水艦が使用した本物のミサイルが展示されています。

本物の潜水艦の内部を見ることができます。 

皆さん、潜水艦の中って見たことがありますか？ここで見れる潜水艦は長さがなんと95メートもあるんです。ここを見る際に購入するチケットは、セットにするとちょっとお得になっています。ミズーリ号記念館とセットで購入したり、太平洋航空記念館も観れる3か所のチケットセットなら大体42ドル程ですね。実際にこの潜水艦に入ると、ここでの生活がどれほど過酷かわかります。魚雷の上にベットとかちょっと驚きますよ。

5.パシフィック・アビエーション博物館（太平洋航空記念館）

旧格納庫を改装して作られた博物館です。
館内ではジオラマによる展示され、プロペラ機に使われたエンジンや魚雷、 太平洋戦争の時に活躍した零戦やノースアメリカンＢ-25などの航空機、 戦闘シミュレーターなど数多くの展示物があります。 アメリカ海軍の雰囲気を出した、カフェやショップなどもあります。

第2次世界大戦で活躍した復元戦闘機は、アメリカ軍のだけではなく、日本の戦闘機も見られます。戦闘機の歴史など見られ、飛行機好きにはおすすめです。また、オアフ島上空で対空砲火を浴びて不時着した本物のゼロ戦の残骸も展示されています。こういうものをもとに、日本の戦闘技術などを調べたんでしょうね。なのでここで展示されている残骸には、重要な部分はに残っていないそうなんです。ここで展示されている飛行機の中には今でも飛行可能な機体があるそうなんです。

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ミズーリの観光スポット、いかがでしたか？われわれ日本人にとって、かつてこの地で起こった出来事は、思い出したくない苦い経験かもしれません。もちろん現地の方々にとってはそれ以上に辛い記憶でしょう。ですが、同じ過ちを繰り返さないためにも、しっかり直視しなければなりません。ハワイを旅行する際にはぜひこちらを訪れて、悲惨な歴史を風化させまいと努力する方々に敬意を払いつつ、これからの世界の平和を祈りましょう。