Lawrence Murray
カンボジアの新しい観光地として人気急上昇中のベンメリア遺跡。崩れた遺跡でありながら、かもしだす独特の雰囲気はこの場所だけでしか味わえません。今回は、そんなベンメリアについて魅力をまとめてご紹介します。 1.ベンメリアとは?
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Beng_Mealea_3.jpg
ベンメリアはカンボジアにある世界遺産アンコール・ワット遺跡群の一つで、森の中にある寺院です。他の遺跡とは違い、現在でも修復が進んでいない遺跡で、深い緑が生い茂るなかに遺跡があります。 http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Beng_Mealea_%E1%9E%94%E1%9F%92%E1%9E%9A%E…
規模はアンコール・ワットよりやや小さいですが、装飾などアンコール・ワットと似ている点が多く、「東のアンコール・ワット」と呼ばれています。 ヒンドゥー教寺院として建設されましたが、仏教をモチーフにした彫刻も彫られています。 2.ベンメリアの魅力
http://alisonincambodia.wordpress.com/2008/10/07/beng-mealea/
ベンメリアの魅力は、他のアンコール・ワット遺跡群と違い、建物が修復されておらずありのままの姿で放置されていることです。 遺跡が時の流れと共に植物によって浸食され、徐々に崩れていく様子は、寂しさを感じさせながらも荘厳な雰囲気をかもし出しています。 ポルポト時代が終わり、地雷の撤去などの安全確保を経て観光客にも一般公開されるようになったのはつい最近のこと。
http://machidayukitsun.blogspot.jp/2013/08/blog-post_9049.html
海外からの観光客が訪れるようになってから、映画「天空の城・ラピュタ」のモデルになっているのでは?と噂されるようになりました。いつ・どのような目的で建てられたのかという文献が残っておらず、謎は現在も解明されないままになっているのも、時代のロマンを感じる魅力の一つです。 3.ベンメリアの見どころ・おすすめポイント
1.保存状態が素晴らしいナーガの欄干
http://nonachempaka.blog69.fc2.com/blog-entry-433.html
インド神話を起源とする水の神「ナーガ」。ベンメリアにあるナーガは保存状態が良いことで有名で、細部の装飾まで確認することができるのが魅力です。 一つ一つの細かな造りをぜひ!近くで見てみて下さいね。 2.まるで探検家!?遺跡を探索する楽しさを味わってみる
http://www.yihsinlin.com/2011/06/beng-mealea-my-favorite-siem-reap-temple/
ベンメリアの遺跡を巡るなら、ぜひ外から眺めるだけじゃなく遺跡の中へ足を踏み入れてみましょう。 一歩足を踏み入れると、まるでアドベンチャーゲームの世界に入り込んだような感覚に!気分はまさに探検家。手入れされていない分、足元が確保されていないので十分気を付けて歩いて下さいね。 3.ラピュタのモデル?!映画の世界との共通点を探してみる!
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6c/Beng_Mealea_blind_door.jpg
ラピュタのモデルではないか?と噂されるベンメリアの風景は、まさに天空の城に迷い込んだと思ってしまうほど世界観が似ています。 http://sekatabi.at.webry.info/200904/article_14.html
天空の城のシーンを思い出しながら探検してみて下さいね。 http://asutabi.wordpress.com/2013/09/03/%E3%80%90%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%…
柱に彫られた像がロボットのモデルなんだろうか…と考えるとよりロマンを感じます。 4.訪問者の声
アンコール遺跡と言えばベンメリア。天空の城ラピュタのモデルにもなったと言われている遺跡の廃墟感がたまらない。 #NHK #アンコールワット pic.twitter.com/AecgPHINOy
— アヤパン94 (@ayapan94) 2015, 10月 17
ベンメリア ラピュタの世界そのまま。 pic.twitter.com/hfcrFuoFJ9
— しいちゃん (@shiichan_san) 2015, 10月 12
これがベンメリア。めっちゃかっこよかった。苔感がたまらない。 中国人と韓国人がいっぱいいるからあんま人気のないところに行くと閑散とした中に廃墟の遺跡がマッチしてすごくクール pic.twitter.com/fI584DZfcf
— saytooth@Vietnam (@saytooth) 2015, 10月 10
5.基本情報
http://www.commentvoyager.com/201008-temple-beng-mealea-cambodge.html
地図はコチラ
基本情報
- ・名称: ベンメリア/Beng Mealea
- ・住所: Angkor Archaeological Park, Cambodia
- ・アクセス: アンコールワットから車で約60分
- ・営業時間: 6:00~17:00
- ・入場料:$20(2015年10月現在)
- ・参考サイト:http://sekaishinbun.net/2014/09/19/beng-mealea/
一番近いレストラン「Sey Ha Beong Mealea Restaurant」
ベンメリアから一番近いレストランで、ベンメリアのすぐ真横にあります。店内の雰囲気は明るく活気があります。料理は鶏肉や魚介等の食材を使ったものが多く、値段は日本円にして約640円~約750円が相場です。ベンメリアから一番近いレストランなので、遠くまで移動するのは面倒だと思われる方はこちらのレストランがおすすめです。現地の食材が味わえるので観光で訪れても十分楽しめるでしょう。
Chrey Temple(遺跡・史跡)
ベンメリアと同じように巨大な木や植物に侵食されているスポットです。建物そのものに巨大な木が絡みついているので、その荘厳な雰囲気に圧倒されます。また、遺跡内部への入り口の石碑には、特徴的な文字が彫られていて、ミステリアスな歴史の流れも感じられます。規模は小さいですがベンメリアと似た雰囲気のある場所ですので、そういった建物が好きな方は是非足を運んでみてください。
Kong Phlouk Temple(遺跡・史跡)
http://allpointseast.com/blog/tour-info/cambodia/not-discovering-prasart-kong-ph…
ベンメリアのすぐ右隣にある遺跡で、こちらも植物等に侵食されている廃墟のような史跡です。所々崩れかかっていますが、どこか神秘的な雰囲気が漂っています。また、遺跡内には独特な形をした銅像もあり、他のスポットで見られるものとの共通点も見受けられます。そう遠くない位置にある遺跡なので、ベンメリアを観光した後はこの遺跡にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
広大な自然公園「Phnom Koulen National Park」
ベンメリアから北に行ったところにある巨大な自然公園で、地元民からの人気も高いスポットです。水底に神々の彫刻があったり、2段の巨大な滝があったりするため、壮大な歴史や文化を感じることができます。なお、入場時間は正午までなので、行くときは時間に注意しましょう。入場料は約2130円と高めですが、寺院や数多くの銅像などもあるので、ベンメリア観光後には雰囲気もぴったりです。
Pram Temple(遺跡・史跡)
http://www.adventuresofaregularguy.com/battambang-my-favorite-city-in-cambodia/
ベンメリアから北東にある遺跡で、小さな建物が3つ並んでいるのが特徴です。石碑に文字が彫られていたり、3つの建物とも赤い材質のブロックで作られていたりと、独特の雰囲気があります。植物がかなり生い茂っている場所のため遺跡だけでなく、自然を楽しむこともできます。遺跡だけでなく、その自然との調和にも目を向けてみるといいかもしれません。
Prasat Chey Preth Pagoda(遺跡・史跡)
http://www.panoramio.com/photo/111499500
カンボジアのプレアヴィヒアの中にある遺跡で、植物が生い茂っており所々崩れかかっています。現状まだ研究が進んでおらず、遺跡がどのくらい大きかったのかという規模も分かっていません。訪れた際にはご自身で探求してみるのも面白いかもしれません。入り口がとても壮大で、門の横に象の銅像があったり、数々の旗が立っていたりと、その雰囲気には圧倒されます。
現地の雰囲気が魅力の飲食店「Krong Preah Vihear KTV」
現地の雰囲気が楽しめる独特な飲食店で、周辺にはほかに飲食店がないのでここで食事をとっておくほうが良いでしょう。ガイドさんに連れられてこのお店に訪れることも多く、現地独特の調理方法や味付けも体験できます。価格は少し高めですが、お腹いっぱい食べられて、水もしっかり補給できるので水分補給だけは忘れずにしておきましょう。何度か訪れていれば気軽に注文もできるようになるでしょう。
一時宿泊先に最適な「Sokha Home Guest House」
日本円にして大体料金は1泊2000円から3000円程度で、ベンメリアから東に向かう航路ではちょうど良い宿泊スポットです。そこまで贅沢な作りではないですが、程々のゲストハウスということもあって、観光客の利用も多いです。サービス面は当てにできませんが、こうした現地の文化に触れながら宿泊ができるのは一つの楽しみでしょう。言語が通じれば様々なコミュニケーションも取れるのでガイドさんも頼って会話にもチャレンジしてみてください。。
地味だけど個性的なポイント「Visnu Circle」
http://tyy.co.jp/yum-mag/cambodia/?tag=%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%AE%E3%83%A4%E3%8…
このスポットは観光に適していないかもしれませんが、象徴的な像が建てられている円形の道路です。日本ではあまり見かけることのないタイプで、ヨーロッパからの文化が流入したかのような場所として印象的です。決して目立った場所でないですが、ガイドさんと一緒に訪れて立ち寄る機会があれば是非記念写真などを撮影してみてください。比較的周囲も開けた場所で開放感もあります。こうした現地の文化に触れられるスポットもぜひチェックしてみてください。
現地の動物園「Boeng Peae Wildlife Sanctuary」
http://www.cambodiawildlifesanctuary.org/
サファリ形式の動物園といったスポットで、ベンメリアからはかなり離れますが、ツアーで同時に訪れることになる場合もあります。園内にいる野生に近い動物たちは是非写真撮影などをしながら観察してみてください。動物によってはサファリカーに興味をもって寄ってくるものもいますが、ガイドさんの指示通りにしていれば安全です。服装などには気を付けてのんびりと大自然の中の散策を堪能してください。
カンボジアのアンコールワット遺跡やベンメリアやタプロームに再び行ってくるわけですけども。行けばきっと「伝説のポケモン」がゲット出来るに違いあんめえって思いましたが、伝説級には違いないけど間違いなくそれポケモンじゃない。シヴァ神とか。 pic.twitter.com/2KTmZa0WNw
— しめ鯖@三日目り・40b (@zz_saba) 2016年7月24日
ベンメリアはいいぞ。 pic.twitter.com/RbAzYpBEEi
— どらくろ (@dorakuro_tora) 2016年7月20日
『カンボジア』ベンメリア この遺跡は修繕が全くされてなくて、本来の雰囲気が楽しめる良い所よ。 晴れの日でも木の葉が影になって涼しいし、その景色がまた幻想的なのよ。 ラピュタのモデルの地でもあるわ。 pic.twitter.com/gUaVfJlKGa
— 旅行好き蓮子bot (@Trip_usami) 2016年7月20日
いかがでしたか?ベン・メリア遺跡はまさしく人工物と大自然が調和したような遺跡で、見どころも満載です。周辺の遺跡群との関連も見受けられるので今後も観光先として目が離せませんね。