山口県岩国市の人気なお土産５選。おすすめだけを厳選し紹介

岩国市は、名勝・錦帯橋や国の天然記念物・白蛇（岩国のシロヘビ)、岩国城、米軍岩国基地など、数々の見どころあふれる市です。そんな岩国市のお土産をご紹介します。
 

岩国寿司

 岩国寿司とは、押し寿司の一種で、岩国城内で食べられていたこともあって、「殿様寿司」とも呼ばれています。地元では四角い形から「角ずし」と呼ばれることも。今から約380年前、岩国藩で収穫された米と蓮根、野菜や近海の魚を入れ、合戦に備えるための寿司にし、保存食としたのが始まりと言われています。

岩国寿司は、 一度に3升から1斗入る大きな木枠の中に、具材を何層にも重ね、サンドイッチ状にし、重石でしばらく押し固め、木枠を抜いて、一人前サイズに切り分けます。出来上がったお寿司はちらし風ですが、華やかで鮮やかな見た目になっています。

錦帯せんべい

錦帯橋とは、日本三名橋や日本三大奇橋に数えられている、山口県岩国市の錦川に架けられている５連の木造のアーチ橋です。その姿を模して作られた錦帯せんべいは、そのアーチ橋と同じように、弧を描いたような形をしています。

表面には錦帯橋の絵が描かれていて、瓦のような形になっています。カリカリサクサクとした、素朴で甘く、懐かしくも感じるその味は、飽きることなく何枚でも食べられそうです。その形の面白さから、お土産にすれば喜ばれそうですね。

岩国レンコン

岩国は、レンコンの日本五大産地の一つです。岩国レンコンは、普通のレンコンより穴が一つ多いことから、岩国藩主の吉川侯が「吉川家」の家紋の九曜紋と同じだったので、たいそう喜んだという逸話もあります。大型で厚く、シャキシャキとした歯切れの良さと、折ると長く糸を引くのが特徴な岩国レンコンは、味が淡白でクセがないので、様々な料理に利用されます。

岩国レンコンは、「岩国寿司」にはなくてはならない食材であり、地元に愛着のある食材ですが、現在はハンバーグやコロッケ、チップスやクッキーなど様々な料理やお菓子にも使われています。伝統的な料理方法の他に、新しいレシピにも挑戦してみたいですね。

岩国海軍飛行艇カレー

 岩国海軍飛行艇カレーとは、海上自衛隊岩国航空基地で発案された、岩国の特産品である「岩国れんこんを始め、地元の食材をふんだんに使い、牛肉と豚肉の合挽き肉を使ってキーマカレーに仕上げられたご当地カレーです。ホクホクとした大きなレンコンが、ごろっと入っているのが特徴です。

味は3通りほどあって、パッケージが８種類あります。この海上自衛隊岩国航空基地には日本で唯一水陸両用の飛行艇を有してるそうで、その飛行艇もパッケージデザインになっています。好みの味はともかく、パッケージデザインに悩んでしまいそうですね。

 

獺祭

今や手に入りづらく、大人気の獺祭ですが、実は岩国市にある酒造会社のお酒なのです。これまでのような『酔うため、売るための酒』ではなく、『味わう酒』が今、求められてるのはないかと、酒の質を追い掛け、社長と社員による杜氏に頼らない酒造りを始め、６年間、試行錯誤や失敗を繰り返し、ようやく出来上がった大吟醸酒なのです。

フルーティーな香りと上品な飲み口の獺祭は、限定酒も入れると種類も豊富で、それぞれに特徴が違って、好みが分かれるところです。でも大人気の獺祭は、自分へのお土産はもちろん、送って喜ばれる一品になりそうですね。