香川県高松市のランドマークとして知られる屋島。屋島全域が国の史跡に指定され、源平合戦の古戦場や鑑真が創建したといわれる屋島寺など史跡も多く点在しています。古代からの日本の歴史に思いを馳せながら屋島の頂上から見える瀬戸内海を一望できるパノラマは絶景です。
「屋島」という名前は、島全体が家の屋根のような形をしていることに由来しています。頂上が平坦な地形は「メサ」(スペイン語で「テーブル」を意味する言葉が語源)と呼ばれ、屋島は日本の代表的なメサ(卓状台地)のひとつとされています。
高松市東部の溜池・久米池。水面に屋島と空が映り美しい光景です。屋島はハワイ・ホノルルにあるダイヤモンドヘッドにも形が似ているとも言われていて、高松のランドマークとして親しまれています。
また、古来より海外交流や交易海路のランドマークであり、海路を使った交通や通商での大切な地点となっていました。その昔、屋島は文字通り島でした。しかし江戸時代の塩田開発と後の埋め立てによって陸続きになったのです。
駅ができた当初は屋島ケーブルとの乗換駅でもありましたが、このケーブルは平成14年(2004年)に運休、平成17年(2005年)に廃止となっています。周辺には屋島神社や江戸時代から明治時代の民家を中心とした古建築をテーマにした博物館である四国村などもありますよ。
屋島ドライブウェイの東斜面には二ヶ所の展望台があり、そこからの眺めも素晴らしいですよ。中腹には不思議な上り坂があります。このドライブウェイは「日本風景街道」の「源平ロマン街道」にも指定されています。
屋島の山上「談古嶺」は源平合戦の舞台を一望できる展望台です。 屋島の東側に位置し、屋島の山上三大展望台のひとつです。古戦場「檀ノ浦」や小豆島、五剣山などを眺めることができます。また夜景スポットとしても人気です。ただし街灯がなく夜は真っ暗なので懐中電灯をお忘れなく!
源平合戦の舞台を眼下に一望できる談古嶺は初日の出を拝めるスポットでもあるんですよ!12月31日から1月1日はドライブウェイの夜間通行ができるようになっています。昼と夜、違った顔を見せてくれる源平合戦の舞台、ぜひ見に行ってみてください☆
「新屋島水族館」は高松市の屋島山上にあり、1969(昭和44)年に開館し、開館から45年と歴史のある水族館です。視界をさえぎる柱のないアクリルパネル製の水槽を世界で初めて導入し、アシカやイルカと触れ合える水族館として人気です。建物の老朽化が進み耐震性などの安全面を考慮し、残念ながら2015年中の閉館が決定。今のうちに足を運んでおきたい施設です。
標高300メートルの屋島山上にある、日本でも珍しい水族館。3016年の3月末に閉館予定だった「新屋島水族館」ですが、各方面から存続の要望が高まっていることに閉館ではなく、施設リニューアルを再検討しているそうですよ!しかし建て替えの規制などもあり運営単独では難しいようです。それでも期限とされていた2016年3月末以降も営業はしているそうですよ。詳しくは公式サイトをチェック☆
また屋島を訪れた際、霧が深く道に迷った空海を屋島の太三郎狸が蓑笠姿の老人に変身し、道案内をしたという伝説があります。この太三郎狸はスタジオジブリ制作の「平成ぽんぽこ狸」のモデルにもなりました。
創建者である鑑真がこの地を訪れ開創した頃、古代山城の屋島城は閉鎖されたそうです。その跡地に創った寺院が屋島寺なんですよ。ここから1キロほど北の北嶺惨状には屋島寺の前身とされる千間堂の遺跡があります。
屋島ドライブウェイを上っていくと展望ポイントとなる各所に展望案内板が設置されています。源平屋島古戦場をのぞむことができるポイントでは、壇ノ浦・那須与一の扇の的・船隠しなどの名所が詳しく紹介されています。
屋島ドライブウェイには片道料金は存在せず、すべて往復料金となっています。これは車で屋島山上に行く際には他に道路がなく、ここを登れば必ずこの道路を利用しなければ降りることができないからなんですよ!
獅子の霊巌展望台は屋島に複数ある展望台の中でも最も夜景が美しいとされています。これは屋島だけにとどまらず、香川県内で一番美しいと言っても過言ではありません☆夜景好きの方もそうでない方も一度は見ておくべき夜景ですよ!
この瑠璃宝の池には竜神が宝珠を奪いに来るという言い伝えもあるんですよ。池の中央部分にある小島に経文と宝珠が収められているとか!そのため「瑠璃宝の池」と呼ばれていたものが寿永4年(1185年)の壇ノ浦合戦のあとに「血の池」という通り名がついたのです。
美しい光景を眺めながら歴史ロマンを感じることのできる屋島の旅。有名なビューポイントにはそれぞれ歴史や由来・伝説が残っているので、旅をしているだけで日本史の勉強にもなりますよ!
素材提供:トリップアドバイザー
独特の形状が象徴的な「屋島」とは。
「屋島」という名前は、島全体が家の屋根のような形をしていることに由来しています。頂上が平坦な地形は「メサ」(スペイン語で「テーブル」を意味する言葉が語源)と呼ばれ、屋島は日本の代表的なメサ(卓状台地)のひとつとされています。
高松市東部の溜池・久米池。水面に屋島と空が映り美しい光景です。屋島はハワイ・ホノルルにあるダイヤモンドヘッドにも形が似ているとも言われていて、高松のランドマークとして親しまれています。
また、古来より海外交流や交易海路のランドマークであり、海路を使った交通や通商での大切な地点となっていました。その昔、屋島は文字通り島でした。しかし江戸時代の塩田開発と後の埋め立てによって陸続きになったのです。
「屋島」をめぐる旅のスタートはここから!
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琴電屋島駅は白・ピンクを基調にした洋風駅舎。1929年(昭和4年)に建てられ、駅舎内部にも洋風の装飾やベンチがあり、メルヘンチックでレトロな空間になっています。現在は無人駅。JR屋島駅発着の屋島山上までの路線バスの停留所もあり、屋島観光の入り口にもなっています。駅ができた当初は屋島ケーブルとの乗換駅でもありましたが、このケーブルは平成14年(2004年)に運休、平成17年(2005年)に廃止となっています。周辺には屋島神社や江戸時代から明治時代の民家を中心とした古建築をテーマにした博物館である四国村などもありますよ。
自然と歴史ロマンあふれる「屋島」の魅力
屋島には弥生時代後期の土器や集落痕跡などいにしえの歴史をうかがい知ることができるものから、山や海などの豊かな自然を満喫することができます。源平合戦の舞台や讃岐屋島の戦いの古戦場など歴史に深く係る場所もあるので歴史好きな方にはおすすめできますね!雄大な自然を肌で感じよう
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/saka18.html
屋島ドライブウェイの途中から見える屋島。平らな山頂部の形状を間近にみることができます。柔らかい地層の上に、硬い水平な地層が広がっていると、下部にある柔らかい地層が浸食されてこのような地形が出来上がるのだとか。大いなる自然の力を実感できます。屋島ドライブウェイの東斜面には二ヶ所の展望台があり、そこからの眺めも素晴らしいですよ。中腹には不思議な上り坂があります。このドライブウェイは「日本風景街道」の「源平ロマン街道」にも指定されています。
談古嶺から平家物語の世界へ
http://www.yashima-navi.jp/data/photo-detail.php?id=55
平家物語で、源氏の武士・那須与一が平家が立てた扇の的を射たとされる名場面や、周囲を平家に囲まれ弓を海に落としてしまった義経が危険を冒して弓を拾う弓流しも屋島が舞台となっていて、歴史に思いを馳せながら景色を楽しむことができます。源平合戦の舞台を眼下に一望できる談古嶺は初日の出を拝めるスポットでもあるんですよ!12月31日から1月1日はドライブウェイの夜間通行ができるようになっています。昼と夜、違った顔を見せてくれる源平合戦の舞台、ぜひ見に行ってみてください☆
■ 基本情報
- ・名称: 屋島山上 談古嶺
- ・住所: 高松市屋島東町
- ・営業時間: 屋島ドライブウェイ開通時間 6:30-22:00
- ・電話番号: 屋島山上観光協会 087-841-9443
- ・公式サイトURL: http://www.yashima-navi.jp/
新屋島水族館で動物たちと触れ合おう!
「新屋島水族館」は高松市の屋島山上にあり、1969(昭和44)年に開館し、開館から45年と歴史のある水族館です。視界をさえぎる柱のないアクリルパネル製の水槽を世界で初めて導入し、アシカやイルカと触れ合える水族館として人気です。建物の老朽化が進み耐震性などの安全面を考慮し、残念ながら2015年中の閉館が決定。今のうちに足を運んでおきたい施設です。
標高300メートルの屋島山上にある、日本でも珍しい水族館。3016年の3月末に閉館予定だった「新屋島水族館」ですが、各方面から存続の要望が高まっていることに閉館ではなく、施設リニューアルを再検討しているそうですよ!しかし建て替えの規制などもあり運営単独では難しいようです。それでも期限とされていた2016年3月末以降も営業はしているそうですよ。詳しくは公式サイトをチェック☆
■ 基本情報
- ・名称: 新屋島水族館
- ・住所: 〒761-0111 香川県高松市屋島東町1785−1
- ・営業時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 087-841-2678
- ・料金: 大人1,200円
- 中学生・高校生・高齢者・介護者 700円
- 小人 300円 (3歳未満は無料)
- ・公式サイトURL: http://www.new-yashima-aq.com/newYAQ/home/home.html
厳かな屋島寺で歴史に思いを馳せよう!
四国八十八箇所霊場の第八十四番札所「屋島寺」。天平勝宝6年(754年)に鑑真和上がこの地に創建したと言われています。鑑真和上によって建立された屋島寺はもともと屋島の北嶺にありましたが、815年に弘法大師空海によって現在お寺がある南嶺に造営されました。本堂・本尊十一面千手観世音菩薩は国の重要文化財に指定され、また庭園「雪の庭」や宝物館など見どころがたくさんあります。また屋島を訪れた際、霧が深く道に迷った空海を屋島の太三郎狸が蓑笠姿の老人に変身し、道案内をしたという伝説があります。この太三郎狸はスタジオジブリ制作の「平成ぽんぽこ狸」のモデルにもなりました。
創建者である鑑真がこの地を訪れ開創した頃、古代山城の屋島城は閉鎖されたそうです。その跡地に創った寺院が屋島寺なんですよ。ここから1キロほど北の北嶺惨状には屋島寺の前身とされる千間堂の遺跡があります。
■ 基本情報
- ・名称: 南面山 千光院 屋島寺
- ・住所: 〒761-0111 香川県高松市屋島東町1808
- ・営業時間: 宝物館9:00~17:00 記帳の受付時間7:00~17:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 087-841-9418
- ・料金: 宝物館入館500円
- ・公式サイトURL: http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/84yashimaji/
屋島ドライブウェイで景色を楽しもう!
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/saka18.html
屋島山上へと向かう屋島ドライブウェイは、瀬戸内海の眺望を楽しむことができる全長は3.7キロの有料道路です。目の錯覚で実際は上り坂なのに下り坂に見えるという「ミステリーゾーン」があることでも知られています。屋島ドライブウェイを上っていくと展望ポイントとなる各所に展望案内板が設置されています。源平屋島古戦場をのぞむことができるポイントでは、壇ノ浦・那須与一の扇の的・船隠しなどの名所が詳しく紹介されています。
屋島ドライブウェイには片道料金は存在せず、すべて往復料金となっています。これは車で屋島山上に行く際には他に道路がなく、ここを登れば必ずこの道路を利用しなければ降りることができないからなんですよ!
■ 基本情報
- ・名称: 屋島ドライブウェイ
- ・住所: 屋島ドライブウェイ株式会社
- 〒761-0112 香川県高松市屋島中町98番地の1
- ・営業時間: 6:30-22:00
- ・電話番号: 087-841-1483
- ・料金: 乗用車・貨物車(軽、小型、普通共)630円 二輪自動車 440円
- ・所要時間: 屋島山頂まで約10分
- ・公式サイトURL: http://www.kotoden.co.jp/publichtm/driveway/
獅子の霊巌で瀬戸内海の島々を見渡そう!
http://joshi-spa.jp/136646/19-9
瀬戸内海の素晴らしい眺望が広がる展望スポットとして有名なのは「獅子の霊巌」。展望台のすぐ下に獅子に似たかたちの岩があり、空海がそこで修業していたという伝えから名づけられました。穏やかな瀬戸内海に数多くの島が浮かんでいる雄大な景色が広がります。小さなお皿のような形をした土器を投げて厄除けをする「かわらけ投げ」も出来ます!獅子の霊巌展望台は屋島に複数ある展望台の中でも最も夜景が美しいとされています。これは屋島だけにとどまらず、香川県内で一番美しいと言っても過言ではありません☆夜景好きの方もそうでない方も一度は見ておくべき夜景ですよ!
■ 基本情報
- ・名称: 獅子の霊巌
- ・住所: 〒760-0001 香川県高松市屋島山上
- ・公式サイトURL: http://www.yashima-navi.jp/
瑠璃宝の池(血の池)の景観を写真におさめよう!
空海が屋島寺伽藍を南嶺に造営する際、「遍照金剛、三密行所、当都率天、内院管門」と書いたお経と宝珠を納めてつくったとされています。また壇ノ浦の戦いの後、源氏の武士たちが血刀を洗ったことから、池が赤く染まったことから「血の池」と呼ばれるようにもなりました。この瑠璃宝の池には竜神が宝珠を奪いに来るという言い伝えもあるんですよ。池の中央部分にある小島に経文と宝珠が収められているとか!そのため「瑠璃宝の池」と呼ばれていたものが寿永4年(1185年)の壇ノ浦合戦のあとに「血の池」という通り名がついたのです。
■ 基本情報
- ・名称: 瑠璃宝の池(血の池)
- ・住所: 〒760-0001 香川県高松市屋島山上
- ・公式サイトURL: http://www.yashima-navi.jp/
屋島の旅人たちの感想
高松の夜景もなかなかの美しさです。屋島展望台(J) #香川 #四国 pic.twitter.com/XzWfjYImU0
— 朝日新聞徳島総局 (@asahi_awa) 2015, 1月 24
突然!高松の思い出のコーナー笑 屋島寺!去年の6月に行きました!屋島からの景色がめっちゃ綺麗!お気に入り過ぎてヘッダーにも使ってます笑 かわら投げしたけど輪っかに入らなかった(๑´• ₃ •̀๑)けど引いたおみくじは大吉だったり♪ pic.twitter.com/JgQuBlU3fD
— はるま@DG高松 (@dg_tkm_haruma) 2015, 1月 22
うどん!セルフに初挑戦\(◎o◎)/美味しかったー(*´ω`*)卵の天ぷら絶品でした!屋島頂上の景色は写真じゃ伝えきれないほどに素晴らしかった! pic.twitter.com/bqMCtSfLh9
— いるか (@naginoki87) 2015, 1月 12
「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出てた日本三大狸が一匹、屋島の太三郎狸様だよー pic.twitter.com/UzaIh724ul
— 丑 (@uccow) 2015, 1月 6
屋島ドライブウェイ~ 紅葉と海のコントラスト! pic.twitter.com/8iHrKBgpi7
— かぁじ (@e_m_ooo) 2014, 11月 28
美しい光景を眺めながら歴史ロマンを感じることのできる屋島の旅。有名なビューポイントにはそれぞれ歴史や由来・伝説が残っているので、旅をしているだけで日本史の勉強にもなりますよ!
素材提供:トリップアドバイザー