サイパンで一番高い山！「タポチョ山」について

1.タポチョ山とは？

タポチョ山(Mt.Tapochau)は、サイパン島の中心にそびえる標高473mの山です。山頂には展望台があり、サイパン島の全景を一望することができます。

現在はサイパンの観光名所の一つになっていますが、太平洋戦争中に日本の基地が置かれたサイパンでは、山中にも戦争の痕跡が今もなお数多く残っています。

タポチョ山には無数の洞窟がありますが、戦時中は野戦病院や防空壕、司令部が置かれ、ここで多くの日本人が命を落としました。

2.タポチョ山の魅力

タポチョ山の頂上からは、360度のパノラマビューを楽しむことができます。見る方角によって様々な表情を見せてくれるサイパン島。それぞれの景色を一箇所で一度に眺められるところが最大の魅力でしょう。

(1)島北部方向

山頂から北部方面を眺めると、このエリアには手付かずの自然がまだまだ残っていることが分かります。

(2)島東部方向

東部方向に目線を移すと、弓なり状に広がるラウラウ湾・ラウラウビーチが見えます。

(3) 島西部方向

こちらはサイパン島西部の眺望です。右側に見える小さな島は、様々なマリンアクティビティが楽しめるマニャガハ島。手前にはサイパン島の中心エリア、ガラパンの町並みが見えます。

(4) 島南部方向

こちらはサイパン島の南端部分の景色。遠くにサイパン国際空港が見えます。更に遠くの方に薄っすら見えるのはテニアン島です。

写真は南西方向の景色。サイパン唯一の淡水湖、サスプ湖や、テニアン島の一部分も見えますね。

3.その他の見どころ 

タポチョ山頂から眺める夕景

頂上から眺める夕暮れ時の景色。幻想的でとても美しいですね。

時間の経過と共に少しずつ変化していく景色。時を忘れてずっと眺めていたくなりますね。

コンクリート・ジーザス

タポチョ山の頂上には、両手を広げたキリスト像が立っています。現地では”コンクリート・ジーザス”と呼ばれ、サイパンのシンボル的存在になっています。この像は、太平洋戦争で亡くなられた方々への慰霊の思いを込めて造られた物だと言われています。

こうして写真を見てみると、サイパンの町やそこに住む人々を優しく見守っているようにも見えますね。

4.こんな人にオススメ！

マリンスポーツが苦手な方。日中の空き時間を有効に使いたい方。旅の記念にサイパンらしい景色を写真に収めたい方。自然の雄大な景色を眺めるのが好きな方。そんな方におススメの観光スポットです。

5.訪問者の声

— こゆき (@koyuk1) 2012, 12月 8

— 皆川治彦＠サイパン (@bjsaipan) 2014, 2月 12

pic.twitter.com/HrPhZdRmYJ

— 森崎まみ (@kuishinnbo_mami) 2014, 4月 19

6.基本情報

タポチョ山の登山道は未舗装の部分が多く悪路なので、徒歩や自転車、普通の乗用車では行かない方が良さそうです。一般的には、旅行会社に申し込み、ツアーで向かわれる方が圧倒的に多いようです。ただ、市街地と山の単純往復は少なく、現地ツアーの一部に登山が組み込まれているパターンが大部分のようです。