ふたご座流星群は、毎年観測することができる流星群です。今年は12月13日、14日に極大期を迎え、たくさんの流星が見られるそうです。そこでどの方角を見たら良いのか、ふたご座流星群を観察するのにおすすめの場所をご紹介します。冬の空のロマンチックな流星、ぜひお見逃しなく!
ふたご座流星群って?
ふたご座流星群は、毎年12月中旬に観察できます。1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ、3大流星群のうちの一つです。たくさんの流星が観察できるので、流星群のなかでも初心者でも容易に観察することができるのが特徴!
また、ふたご座流星群は20時ごろから一晩中流星が現れますので、小さな子供と一緒でも楽しめます♪条件が良い時は、熟練者にかかれば1時間に100個観測するのもよくあることだとか……。
今年はどのくらい見れそう?
http://www.norikura.co.jp/yukemuri/archives/1460
今年のふたご座流星群は、とても良い条件で観察ができるそう♪ここ10年の間で最も見やすいと言われています。極大を迎えるのは、12月15日午前3時ごろで、最も多くの流星を見ることができます。また今年は月の条件も良い!12月11日が新月のため、月明かりがないので好条件で観察でき、その分たくさんの流星を見れますよ。14日には細い月が出ていますが、夕方に西の低い空に見えているので、流星群が見える時間には沈んでしまいます。
どの方角を見れば良いの?
https://www.pakutaso.com/20130838217post-3128.html
ふたご座は東の空に現れますが、流星群はふたご座付近にだけ現れるわけではありません。ふたご座流星群の放射点は、ふたご座の2つ並んだ明るい星のうちの一つ(カストル)にあります。しかし流星はその放射点を基準にしてあちこちに現れるので、あまり方向にこだわらず、夜空が広く見える場所がおすすめです。放射点に近い場所では軌道の短い流星が多くなりますが、放射点から遠い場所では軌道の長い流星が多くなります。できるだけ明りの少ない、大きな都市から離れた場所が観察に適していますよ。
持ち物は必要?
冬の屋外ですので、防寒対策は必須です。マフラー、帽子、手袋やカイロ、毛布などもあった方が良いでしょう。立ったまま観察するよりは、レジャーシートなどに寝転がって観察する方が楽なのでおすすめです。そして、双眼鏡や望遠鏡などは必要ありません。肉眼で観察した方がより広範囲の流星を見れますよ!キレイに見られる場所はココ!日本三選星名所★
①沖縄県石垣島
石垣島はとっても星がきれいに見える場所。遮るものも少なく、広く星空が見渡せる絶好のロケーションは圧巻です。好条件の今年なら、きっとたくさんの星のシャワーが見えることでしょう。すぐ近くに星が降ってくるような、そんな感覚さえ覚えそうです。島の色々なところから星空は見ることができますが、やっぱりビーチがおすすめです。ツアーも企画されているので、そちらも良いですね。
お申し込み先…http://hoshisora.jp/tourmenu/?p=448(星空ツーリズム)
②岡山県井原市美星町
http://cloudyheart.net/blog-entry-305.html
美星天文台がある岡山県井原市美星町。中国山地の麓であるこの町は、天文台の付近はなだらかな山並みで360度見渡せる好立地!天文台では12月14日に予約不要の「ふたご座流星群を見る会」が行われますよ♪参加料は300円です。③長野県南牧村
http://arinophoto.ti-da.net/d2011-07.html
八が岳、野辺山高原のある南牧村は、長野県の東端にあります。標高が高く、周りが山に囲まれていて空気もきれいなので、星空もきれいに見えるのです。そして、余計な街の明かりがないのが星空を見るのに適しています。東京などからも比較的近いので、撮影スポットとしても人気があります。近くにはペンションやホテルもあるので、泊りがけで行くのも良いですね。
まとめ
今年は絶対に見逃せない、ふたご座流星群。これを見逃したら、今年と同じ条件で見れるのは10年後になるそう。天気が良くなることを祈るばかりです。流星群を見る時は夜ですので、近隣の迷惑にならないように、静かに観察することを心がけましょう。素材提供:トリップアドバイザー