spt_xv7(写真提供)
日本の春って目にあざやかです。梅に始まり、桜、菜の花、チューリップ。そんな桜×菜の花×チューリップに、アルプスの残雪もまとめて見られる場所があるんですって?山の景色と花々が織りなす夢の景色。これは絶対に、自分の目でみたい!春の詰め合わせ!「舟川べり」が虹のような絶景!
こちらは富山県の朝日町です。舟川の岸に約250本のソメイヨシノが約800メートルにわたって咲き、同じ時期にチューリップ、菜の花も咲き乱れます。バックには雪の残る朝日・白馬連峰と青い空。何とも美しい光景です。
桜×菜の花×チューリップ×アルプスを一望!
桜並木が遠くに見え、手前のチューリップがあざやかですね。この桜は、地元の舟川新桜並木保存会が1950年代に植えたものが、見事に成長した姿です。富山県内でも有名な桜の名所となりました。満開時期はライトアップもあり、うっとりするほどきれいです。
手前に菜の花。黄色い菜の花とあわいピンクのソメイヨシノが、見事なコントラストです。こちらの菜の花は、地元農家の方が栽培しています。
ソメイヨシノのトンネルが圧巻
まるで川面に流れ落ちるような桜並木です。桜の下をゆっくりと歩きながら、チューリップと菜の花を楽しみ、合わせてアルプスの豪快な景色も眺める。 ソメイヨシノの美しさが引き立つロケーションなので、ベストショットを狙って日本中からカメラマンがやってきます。
チューリップの花摘み体験も♪
このチューリップのお花畑、とくに観光用というわけではありません。特産のチューリップ球根を栽培するための畑を一か所に集めるために行っています。東京ドーム約1.5個分もの広さに約100種類、200万本以上のチューリップが咲き乱れますが、お花は機械で摘み取ってしまいます。
機械ではとりきれなかった花は、人力で摘み取るそうです。人手がいるので、2016年も4月12日に「チューリップ花摘み隊」を大募集。お花が咲き切ってしまうと球根の栄養がとられて大きく育たないため、一気にやるしかありません。地元の方の地道な作業で来年もチューリップが咲き誇ります。
あわせて寄りたい観光スポット
舟見城址館
http://silverman1022.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-456e.html
舟見前山の頂上に建てられた小さな展示館です。3階の展望閣からは農村の風景と富山湾までみえ、写真にはベストポイント。周囲では本丸、二の丸、三の丸の跡らしいものや空堀も見つかっています。なお2015年4月からは、道路拡張工事のため車でいけません。舟見遊歩道で歩いていきましょう。じょうべのま遺跡
http://www.jpcoast.com/tag/2071_1.html
こちらは国指定の史跡です。平安時代前期の、荘園の建物があった場所と言われています。土器や木簡、木製品が出土しています。すべてを復元できないので、柱を立てて建物のサイズ感を分かってもらうべく工夫されています。とても広い史跡公園なので、親子連れにもおすすめです。春の奇跡をこの目で見てみたい!
http://blogs.yahoo.co.jp/aoitori5/28767669.html
日本の春をたのしむには、ぴったりのスポットですね。カメラを片手に写真を撮るもよし、のんびり歩いてのどかな空気を楽しむのもすてき。春の一日を桜と花々にかこまれて過ごしましょう。四重奏が見たい人は開花情報をよーくチェックしてくださいね。タイミングが大事です。■ 基本情報
- ・名称: 舟川べり桜並木
- ・住所: 富山県下新川郡朝日町舟川新
- ・アクセス:あいの風とやま鉄道 泊駅から車で約10分
- ・電話番号: 0765-83-1100(朝日町役場商工観光課)
- ・オススメの時期: 桜の開花は例年4月中旬頃
- ・参考サイトURL: http://www.info-toyama.com/spot/51036/
桜の名所、チューリップの名所は各地にありますが、これだけ春要素がてんこ盛りに詰め込まれたスポットも珍しいですね。地元あげて応援している「にゅうぜんフラワーロード2016」イベントは、2016年は4月30日まで開催しています。この時期ならではの景色をぜひ見てみましょう。