離島という言葉には、なんとなくロマンチックなイメージがあります。大自然に囲まれた島のなかで迫力ある景色を眺める、島の周囲の海を楽しむ。マリンアクティビティを楽しむことだってできます。そこにしかない景色が広がる、おすすめの離島をピックアップしたので、次の旅先にどうですか?
1.奥尻島(おくしりとう)/北海道
奥尻島の魅力は、大自然がそのまま残っている景色です。とくに島の西側にある奥尻島西海岸は、小島や巨岩が点在する絶好のドライブコース。途中、きれいな砂浜がたくさんありますので、止まって遊ぶのもいいですね。海水浴やキャンプができるビーチもあります。
見ておきたい観光スポットは鍋釣岩。海から飛び出している、中が空洞になった高さ18mの大岩です。夜はライトアップされて一段と迫力があります。
■ 基本情報
- ・名称: 奥尻島
- ・住所: 北海道奥尻郡奥尻町
- ・アクセス: 函館から奥尻島へは北海道エアシステム(HAC)で約30分
- ・公式サイトURL: http://www.town.okushiri.lg.jp/
2.南島(みなみじま)/東京都
南島は父島南西沖に浮かぶサンゴ礁の島です。景観が素晴らしいのでメディアなどでも紹介されており、なかでも扇池の美しさは格別です。小笠原に入ったらぜひとも南島に行きたい人も多いでしょうが、いくつかルールがあるので事前調査をしっかりしましょう。
まず島に入れる期間が決まっていて、上陸人数は1日100人まで。さらに東京都認定ガイド(1人のガイドが案内できるのは15人まで)の同行が必須です。無事に到着しても、桟橋がないので船から岩に降り、3mほどの高さの崖をよじ登らなくては上陸できません。なかなかハードルの高い離島です。
■ 基本情報
- ・名称: 南島
- ・住所: 東京都小笠原村南島
- ・アクセス:父島の二見港よりボートで約20分
- ・入島禁止期間:毎年11月上旬から2月上旬(年末年始をのぞく)。
- ・公式サイトURL: http://www.visitogasawara.com/minamijima/
3.神津島/東京都
離島には行きたいが、できれば東京から1泊2日のプランで行けないかなと思うなら、神津島がおすすめです。伊豆七島のほぼ中央にある島で、竹芝桟橋からは超高速船に乗って約4時間(最短)で到着します。
白砂のビーチがある透明度抜群の海水浴場やキャンプ・バーベキューができるエリア、スキューバダイビング・サーフィン・フィッシング(磯釣り)などマリンアクティビティが目白押し。海にせり出ている岩場に数百メートルの木製歩道が続く赤崎遊歩道も行っておきたい観光スポットです。
■ 基本情報
- ・名称: 神津島
- ・住所: 東京都神津島村
- ・アクセス: 竹芝桟橋より超高速船で最短3時間45分、大型夜行客船で約13時間
- ・公式サイトURL: http://vill.kouzushima.tokyo.jp/
4.小値賀島(おぢかじま)/長崎県
長崎県 五島列島の北端に浮かぶ小さな島ですが、雄大な景観から島全体が西海国立公園に指定されている名勝地です。
リゾートホテルもコンビニもありませんが、なつかしい風景が残り、「日本で最も美しい村」に選ばれたこともあります。
■ 基本情報
- ・名称: 小値賀島
- ・住所: 長崎県北松浦郡小値賀町
- ・アクセス:佐世保からフェリーでおよそ3時間、高速船で1.5時間
- ・公式サイトURL: http://ojikajima.jp/
5.徳之島(とくのしま)/鹿児島県
奄美群島の中心にあり、昔から琉球と薩摩の影響を色濃く受けた島です。農業が盛んで島中に広がるサトウキビ畑が、独特の景観を生みだしています。島のシンボルは井之川岳(約645m)。アマミノクロウサギなど、貴重な動植物が生息しています。
ビーチなら畦プリンスビーチがおすすめ。サンゴ礁に囲まれた白い砂浜が1.5㎞にわたって続いています。キャンプエリアもあるビーチです。
■ 基本情報
- ・名称: 徳之島
- ・住所: 鹿児島県大島郡徳之島町
- ・アクセス:鹿児島空港から飛行機で約1時間
- ・公式サイトURL: https://www.tokunoshima-town.org/
6.阿嘉島(あかじま)/沖縄県
座間味島の南西にある島です。島のほとんどが森林原野におおわれていて、自然がたっぷり残っています。透明度の高いニシハマ(北浜)ビーチがあり、ダイビング目的でやってきて惚れ込み、リピーターになる人が多いんです。
ビーチと海中の美しさは、かつて「CNNが選ぶ世界ベスト100ビーチ」にランクインしたと言えばお分かりでしょう。ダイバーにとっては夢のようなところです。
■ 基本情報
- ・名称: 阿嘉島
- ・住所: 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉
- ・アクセス: 座間味港から船で約15分
- ・公式サイトURL: http://www.vill.zamami.okinawa.jp/
離島を並べてみると、なるほど日本は島国だなあと思いますね。北から南まで、一度は行ってみたい島々がたくさんあります。アクセスが悪ければ悪いほど行きたくなる。便利の悪さも離島の魅力ですね。