歴史ある温泉地！体も心も暖まる伊香保温泉

伊香保温泉（いかほおんせん）は、群馬県渋川市伊香保町にある温泉です。
草津温泉と並んで県を代表する名湯で、上毛かるたでは「伊香保温泉日本の名湯」と歌われています。

1.伊香保温泉とは？

榛名山の中腹、標高約700m付近に位置する、非常に古くからある温泉です。2種類の湯の色を持ち、それぞれに効能がみられますが、もともとは褐色の「黄金の湯」と呼ばれるものだけが知られていました。後に湧き出る無色透明の湧出が確認され、その湯中に含まれる成分の変化から「黄金の湯」となることが分かり、「白銀の湯」「黄金の湯」の2泉が楽しまれるようになりました。

2.伊香保温泉の歴史

伊香保の温泉の起源には二説あり、垂仁天皇の時代に開かれたという説と、天平時代の僧、行基によって発見されたという説が伝えられています。伊香保温泉の中心ともいえる石段は、両サイドに旅館や土産屋が並び、始まりは天正4年からとも言われているほど古くから歴史が刻まれてきました。また、万葉集にも伊香 保に関する歌が詠まれています。

3.伊香保温泉の効能

伊香保温泉には「黄金の湯」と「白銀の湯」があり、それぞれ湯の色が黄金色のものと無色透明のものとに分かれていて、白銀の湯が温泉の成分である鉄分によって酸化し、独特の黄金色になったものが黄金の湯になります。低刺激で肌に優しい泉質で、療養や静養の湯として多くの方に利用されてきました。じんわりと体を温めてくれることから「子宝の湯」としても広く知られています。

黄金の湯

泉質： カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉（中性低張性温泉）
効能： 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき
　　　　 慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・きりきず・やけど
　　　　 動脈硬化症・慢性皮膚病・虚弱児童・高血圧

白銀の湯

泉質： メタけい酸含有量が温泉法の限界値以上のため温泉法第2条にいう「温泉」に該当（中性低張性冷鉱泉）
効能： 病後回復期、疲労回復、健康増進

4.温泉の楽しみ方

正しく入浴しましょう

まずはやはり、体を綺麗に洗ってから入浴しましょう。そして、入浴前と入浴後に水を飲むようにすると、新陳代謝が活発になり湯上りの水分も補給できるのでおすすめです。いくつも温泉を楽しみたい場合は、肩までつからず半身浴でぽかぽかと温まるようにするとのぼせずに沢山の温泉を楽しむことが出来ます。

浴衣を着て歩く

温泉であたたまったら浴衣を着て、伊香保温泉のシンボルである石段を歩いてみましょう。お土産物屋や饅頭屋、射的などの遊戯場が立ち並ぶ風情ある街並みを歩いてみるのも温泉街に来た楽しみというものではないでしょうか。

5.伊香保温泉の口コミ！

6.場所