天候は関係ない！山形で雨の日でも行けるおすすめ観光スポット５選

1.鶴岡市立加茂水族館（クラゲドリーム館）

 山形県内で唯一の水族館であるこちらは、クラゲの展示種類数でギネスの認定を受けている、クラゲいっぱいの水族館です。水槽の中を半透明のクラゲたちがゆらゆらと泳ぐさまは幻想的で、子どもはもちろん、大人でもいつまでも眺めていられるくらいの美しさです。

世界最大級（５ｍ）の大きさを誇る水槽の中に約２０００匹ものクラゲが浮遊する様は圧巻です。成長段階のクラゲを観察したり、クラゲのクイズに応えたりと、クラゲのあれこれを知ることができる展示も楽しいです。

ここに来たら、ぜひショップやレストランものぞいてみて下さい。クラゲのアイスクリームやクラゲラーメン、お土産にクラゲまんじゅうなど、他にはない、クラゲを使った食も楽しめちゃいます。

2.山寺芭蕉記念館・山寺後藤美術館

「山寺芭蕉記念館」は、松尾芭蕉やその弟子たちに関する資料を、奥の細道関係を中心に収集・展示している記念館です。映像コーナーでは松尾芭蕉の映画が見られます。

芭蕉だけでなく、江戸絵画、近代俳句、現代美術などなど、幅広い作品を収蔵しており、過去の企画展では、怪獣に関する資料を展示するなど、ユニークなものも扱っています。

すぐ近くにある「山寺後藤美術館」では、山形県河北町出身の実業家・後藤季次郎氏が収集したヨーロッパ絵画のコレクションを中心に、彫刻、陶板画、ガラス工芸品などを展示しています。彫刻にはロダン作、ガラス工芸品にはガレ作など、貴重な作品が多数あります。

一通り回って休憩したくなったら、両館から近い「山寺風雅の国」で一息つくのもお勧めです。和風レストラン「馳走舎」、和風喫茶「甘香舎」や「菓子工房」、土産処「紅花屋」、古民家ギャラリー、ゲストハウス「月日庵」などなど、山形の食とお土産がそろっており、趣のある建物の中でゆったりくつろげます。

3.広重美術館

「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・歌川広重の作品を集める美術館です。初代広重から４代目までの肉筆画や錦絵が展示されています。

初代広重は、江戸詰の天童藩士や藩医の田野文仲と交流があり、当時、財政が苦しかった天童織田藩が、献金のお礼や借金の返済の代わりに、広重に肉筆画を描いてもらっていたのだそうです。この一連の作品を「天童広重」と呼び、現在では一部しか残っていない、貴重な作品群となっています。

広重美術館では、この「天童広重」などの貴重な作品を鑑賞できます。ロビーでは映像で浮世絵ができるまでの過程を知ることができます。また、刀剣の展示コーナー、美術本を中心とした図書資料コーナーもあり、日本の美術に関心のある人にはたっぷり楽しめます。

4.ステンドグラス製作体験

ランプシェードや万華鏡など、美しいステンドグラスの作品を作れる体験です。ハンダゴテを使って作るもので、小学生から体験できるので、大人も子どもも楽しめます。

予約は前日までできるので、明日は雨が降りそう、という時などには問い合わせてみると素敵な作品を作れるかもしれません。料金は大きさによって変わります。

向かいが鶴岡カトリック教会になっているので、こちらを見学してから来るのもお勧めです。ステンドグラスとはまた違う独自の技法でつくられた「窓絵」や、世界的にも珍しい「黒い聖母マリア像」は、日本国内で見られるのはこの教会だけです。

5.高畠ワイナリー工場見学

高畠の風土を生かしたワイン造りにこだわる、建物の外観も美しいワイナリーです。ここで作られたワインは、各種コンクールで数々の賞を受賞しており、品質の良いワイン生み出されています。人気の「まほろばの貴婦人」は、上品な飲み口とまったりとした甘味、優雅な香りが喜ばれています。

「観光も楽しめるワイナリー」を目指して設立されており、時期によってさまざまなイベントが企画されています。「プレミアムワインサロン」など、各種ワインのテイスティングを楽しめる企画もあるので、ワイン好きの方は雨天でなくても情報をチェックしておくと思わぬ体験ができるかも知れません。