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元々は個人の所蔵品ながらとても保存状態の良い貴重な浮世絵や屏風、古道具などが揃っている貴重な資料館でもあります。芸術を志す方や研究者、なにより美術品や古い文化を愛する人にとって、とても素晴らしい体験が出来る場所です。1.洛東遺芳館とは?
所蔵している品々はどれもまるで新品のように美しく鮮やかであると言われていて、この館自体の立派さと相まって、その見事さに感動する事が出来ます。
2.洛東遺芳館の魅力
京都の豪商であった柏原家のこの邸宅は長年火事に遭う事もなく、江戸時代からの全ての品々を大切に保管し続けて来ています。芸術品の数々は元より、現在では求めようと思っても求められない、豪華な道具類、人々の営みの中で使われた品々、手織りとは思えない婚礼衣装など、更に失われやすい古文書、書簡なども完全な形で残されていて、大変貴重なコレクションとなっています。3.見どころ・お勧めポイント
柏原家のコレクション
柏原家のコレクションは、単なる美術品だけでない事がとても大きな意味を持っています。婚礼衣装や調度、茶道具や従業員の衣裳、古書古文書、これら生活の中で当たり前に消費されて来た物が完全な形で残されているのです。
歴史に興味が無い人にとっても興味深い品々と言えるでしょう。
甘春堂本店
その長年の経験を活かして作られる京和菓子の数々はなかなか他では見る事の出来ない物と言えるでしょう。夏に竹入りの水ようかん、節句用の縁起物の和菓子、和三盆を使った上品で美しい造形の砂糖菓子、これら全ての中に伝統が生かされています。
半兵衛麩
半兵衛麩は元禄二年より京で300年以上麩を作り続けて来た老舗です。主な商品は麩とゆばで、生麸や焼き麸、更に生ゆばや干しゆばなど、形と種類が様々で販売されています。普段私達は麸やゆばの奥深さには気付きませんが、低カロリーで口触り、舌触りが良く、様々な料理に使う事が出来る麸やゆばは、近年見直されています。
4.口コミ
苔の庭 花は無けれど 春模様 写真じゃわかりにくいですが、敷地の外から舞い込んできた桜の花びらがたくさん落ちてて綺麗でした(*´ω`*) 洛東遺芳館にて。ミニチュアの展示がありえないくらい素敵です☆ 春季展は5/5まで。 #京都 pic.twitter.com/tIMJXGArVH
— こごめなでしこ❀シナリオライター (@kogomenadeshiko) 2015, 4月 4
雰囲気の素晴らしい場所ですね。5.「洛東遺芳館」についての詳細 ・基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 洛東遺芳館
- ・住所: 〒605-0907 京都市東山区問屋町通五条下ル3丁目西橘町472
- ・アクセス: 京阪電車 清水五条駅から徒歩3分
- ・営業時間: 10時から16時(入館迄)
- ・定休日: 月曜日(祝日は開館)
- ・電話番号: 075-561-1045
- ・料金: 一般300円、大高生200円、中小・きもの100円
- ・オススメの時期: 各節句時期
- ・公式サイトURL: http://www.kuroeya.com/05rakutou/
すっかり今風の建物に囲まれた中に、いくつかポツポツと並ぶ変わらぬ建物、その1つにこの洛東遺芳館はあります。京都の今昔を静かに見守っているかのような佇まいに、ゆっくりと心が癒やされていく心地を味わう事が出来るのです。