伝統を守り伝統をアレンジする　金沢から美味しいお土産4選

加賀百万石の城下町、石川県金沢市から今回もすてきなお土産をご紹介します。

こんにちは、おみやげーと編集部です。

兼六園にひがし茶屋街、長町武家屋敷跡…、風情ある街並みとともに伝統芸能や伝統工芸が今なお息づいている伝統の街。今回はそんな金沢のお土産、第二弾です。

ご利益がいっぱい詰まった縁起物　加賀八幡起上もなか

八幡さん（祭神応神天皇）の御幼体を赤い綿布でくるんだ姿から作られた金沢の伝統工芸品「加賀八幡起上り」。それをかたどった最中です。




ハチマンさんの愛称をもつ起上もなかは、厄除けや社業繁栄、商売繁盛、愛児の健康祈願など多くのご利益があるとか。

手に取ったらずっしりと重みを感じる加賀八幡起上もなか。その中には粒あんが、たーっぷり詰まっています。「ちょっと量が多いかな？」と思いましたが、食べてみると全くそんなことはありません。やさしい味わいの粒あんは甘すぎることもなく、あっという間に完食してしまいました。

縁起物なので、ご出産祝いなどのお祝いごとやお見舞いにも良さそうですね。箱に入った姿は、何ともかわいらしいです。

半透明で涼しげな金沢の銘菓　かいちん

かいちんとは、金沢の言葉で「おはじき」のことです。



寒天と砂糖だけで作られた干菓子は、色とりどりでとてもきれい。

かいちんは金沢でとても有名な和菓子ですが、地元でもかいちんの意味までは知らない方もいるようです。 色とりどりできれいな見た目は、まさにおはじき。

外はやさしい甘さのお砂糖でカリッと、中は寒天のとろりとした柔らかさ。見た目の良さだけでなく、食感の楽しさとやさしい甘さも魅力です。

伝統を今風にアレンジ　ふやき・おーれ

金沢伝統の「ふ焼」に、全く新しいフレーバーを組み合わせて完成した心の和む金沢スイーツ。
左から苺あずき、黒糖生姜、ミルクココアの3つの味が楽しめるふやき・おーれ



苺あずきに温めた牛乳をいれていただきます

この「ふやき・おーれ」はかわいらしいマフィンのような見た目をした全く新しいスイーツ。石川県の伝統的な和菓子素材「ふ焼」のイメージを今風にアレンジした一品です。

温めた牛乳を注ぐと周りのふ焼きがとろっとろに溶けて、なんと中からコーンフレークが出てきます。ふ焼きのとろ×ふわな食感と甘い味わい…ほんのりあったかい「ふやき・おーれ」に心までふやかされそうですね。

見た目はゆるくても本格的　ちょこっとなんば

え、これ石川県のお土産なの？って思うほど、ゆるいキャラが魅力のお菓子が登場しました。

食べるとなんばくんからメッセージをもらえます^^

ちょこっとなんばに使われている唐辛子「剣崎なんば」は、幻の唐辛子とも呼ばれている石川県白山市剣崎町の伝統野菜。その味は激辛だけど後味がほのかに甘く残り、コクがあるとか…。

そんな唐辛子が入っているとはいえ、所詮はただのチョコレート菓子。香りも普通のミルクチョコレートの香り。辛くなかったらどうしようと不安になりながらも食べてみたら、結構辛かったです。最初はただのチョコレートですが、徐々に唐辛子が本領を発揮して、口の中にぶわーっと辛さが広がります。辛いけど、おいしい。チョコレートの甘さと唐辛子の辛さが、ちょこっとクセになりそうです。


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提供：おみやげーと