三原市で人気の観光スポット5選。楽しみたいならここへ行こう

三原市は瀬戸内海に面した尾道市の西に位置します。広島県唯一の空港である広島空港を有し、三原駅は新幹線が止まります。広島旅行の出発地点となることの多い三原市の観光スポットを紹介します。

1.　筆影山・竜王山

車で移動できるなら瀬戸内海の眺望が素晴らしい『筆影山』と『竜王山』のはしごはいかがですか？標高311mの筆影山は瀬戸内海国立公園に指定されてます。海から近く頂上の展望台からは麓の町、瀬戸内海に浮かぶ多島美、その奥にしまなみ海道が見えます。春には2000本のソメイヨシノが咲き誇ります。

荒神社には樹齢数百年のエドヒガンという桜があります。筆影山の南西に位置する竜王山からの眺めも素晴らしく標高445mのさ山頂からは四国山地まで見えるそうです。こちらも桜の名所です。また晩秋から冬の風のないよく晴れた朝の日の出前に海から沼田川にかけて立ち上る霧が幻想的な景色が浮かび上がります。

2.　佛通寺（ぶっつうじ）

臨済宗佛通寺派の大本山、日本屈指の禅道場『佛通寺』室町時代の武将小早川春平が臨済宗の僧愚中周及を迎え創建しました。室町時代に建てられた佛通寺含暉院地蔵堂（がんきいんじぞうどう）は国指定重要文化財、昭和初期に建立された多宝塔は登録有形文化財、数多くの木造坐像や文書が広島県の重要文化財に指定されています。かつて雪舟や山頭火が滞在したとも伝えられています。

自然に恵まれた境内には天然記念物のイヌマキの巨木やイチョウ、モミジやカエデが生い茂り、紅葉が美しく、シーズンになるとライトアップされ多くの参拝者があります。また禅寺として毎月第一土日に一泊座禅会が行われ坐禅や写経に親しむことができます。日帰りも可能なので旅の途中、坐禅をして心を清めてみてはいかがでしょうか。

3.　中央森林公園

広島空港に隣接する『中央森林公園』270haにわたって運動公園、多目的広場、バーベキュー、サイクリングコースが整備されています。展望広場からは広島空港が一望でき飛行機の発着も見ることができます。サイクリングコースはロードレースが開催可能な広島空港を取り囲むコースや、ゆっくりサイクリングを楽しめるコースもあります。

第6駐車場から遊歩道を通って15分の『女王滝』に行ってみるのもいいでしょう。落差25m、3段に分かれた大岩盤を流れる美しい滝です。また園内には築山池泉回遊式庭園の『三景園』があります。山・里・海をイメージした庭園は四季を通して様々な花が咲き季節ごとの風景を楽しめます。

4.　三原城跡

1567年（永禄10年）小早川隆景が築いた『三原城』現在は天守台とそれを囲む堀、中門跡、石垣跡、刎跡、船入櫓跡などが残っていて、国の史跡に指定されています。本丸、二之丸、三之丸があり、櫓が32と城門が14もあるとても大きな城で、天守台は広島城が6つも入る広さです。石垣は『あぶり積み』という真似るべきではないと言われる特殊工法で400年耐え抜いてきました。

山陽新幹線の開業にともない新幹線と三原駅が本丸と天守台跡を貫いて城地が分断され天守台の端に三原駅の一部が乗っかっているとう妙な形になっています。2004年に周囲の景観保存が始まりました。分断された城地の跡は天守台と三原駅を挟んだ反対側に史跡として多く残っているので探して当時の城の大きさを感じてみてはいかがでしょうか。

5.　三原だるま工房

三原町のシンボルであり江戸時代から作られている三原だるまをPRする拠点として開かれた『三原だるま工房』だるま作りの伝統は後継者不足により戦後に技術が途絶えましたが平成元年に復活を果たしました。三原駅新幹線口でもだるまさんが迎えてくれます。縦に細長くひょうたん型、柔和な顔に豆絞の鉢巻が特徴、願いが成るようにと鈴や小石が入っています。

春のお祭り・三原明神市では日本一のだるまが置かれ、多くのだるまが並びます。かつては家族の人数分のだるまを買い背に各々の名前を書いて願いを込めたという言い伝えもあります。『三原だるま工房』ではだるま製作体験、面相書きができるので、自分だけのだるまさんを作って旅の成功を願うのもいいですね。

三原市の観光スポットはいかがでしたか？小早川隆景公の城下町にはまだまだ見所いっぱい、瀬戸内の多島美を一望できる場所もたくさんあります。三原市のお気に入りを見つけてみてください。自然もいっぱいで春の桜や紅葉の時期にも訪れたいですね。