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明治35年建造の中国風の山門をくぐり本堂に向かう参道には、観音像や六地蔵が並び、水子やあかちゃんのための納骨堂があります。街並みのなかに違和感なく溶け込んだお寺。この地に流れる石神井川が氾濫したことなど思いもよらない風景ですが、当時の情景を思い浮かべつつ歩いてみたいですね。1.「正受院」とは?
2. どんな魅力が?
正受院は一般に「あかちゃん寺」として有名です。水子やあかちゃんの為の納骨堂があり、お参りの線香が絶えたことはありません。理由はともかく、この世に生を受けつつ、天に召された命を供養できる場所があるのは素晴らしいことです。また、択捉島開発に尽力した人物の像があるというのも興味深いですね。3.見どころ・お勧めポイント
赤ちゃん寺
水子や赤ちゃんを供養するお寺は全国にたくさんあります。ここがなぜ有名なのか良く判りません。ただ、赤ちゃんの為の納骨堂(慈眼堂)があるからではないでしょうか。この世に生を受けつつも、天に召された水子や赤ちゃんは、この世に強い思いが残っているとされます。しかし、人にはどうすることもできません。全てを委ねて今ここにあなた自身が生かされていることに感謝しましょう。
不動の滝跡
石神井川の増水時に川から不動の霊像をすくい上げ滝の傍に安置したと伝えられています。近代河川改修が進み昔の面影は少なくなって来ていますが、当時の様子をしのびつつ訪れるのもいいですね。
近藤守重坐像(探検家)
境内には甲冑に身を固めた「近藤守重」の石像が安置されています。近藤守重は江戸時代に蝦夷地を調査した探検家です。もともとは石神井川の洞窟の中にあったものを明治の初めに移されたものです。彼は特に択捉島の開発に尽力し「大日本恵土呂府」という標柱を立てた人です。この坐像の製作には江戸派の絵師「谷文晁」に下絵を依頼して作られたと伝えられています。
4.口コミ
正受院(東京・北) 浄土宗 Seijyuin Temple 聖観音菩薩、地蔵菩薩、水子供養、赤ちゃん寺、阿弥陀如来、不動明王、王子 https://t.co/7rgmiEu0k9
— 小堺雅人 (@masatokosakai) 2015, 8月 14
新しいクエストが増えました => 純中国風鐘楼門: 正受院には中国風の鐘楼門があり、昭和16年まで明け六つと… #machiquest #寺院 #鐘楼門 #東京都 #北区 http://t.co/7EtY1oL74j
— まちクエスト (@machiquest) 2015, 7月 12
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 思惟山正受院浄業三昧寺
- ・住所: 東京都北区滝野川2-49-5
- ・アクセス: 都電荒川線「飛鳥山駅」から徒歩約5分
- ・拝観時間:9:00~17:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 03-3910-1778
- ・参考サイトURL: http://www.kanko.city.kita.tokyo.jp/data/b/2.html
あかちゃんの供養で有名な「あかちゃん寺」ですが、同時に蝦夷地開拓に貢献した探検家の石像があったりと、その繋がりは理解できませんが、かつて裏を流れる石神井川が氾濫したことすら理解できませんね。