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礫川公園とは?
かつて軍用地だった場所を戦後分割した土地の中の1つで、1964年に東京都により造成され、その後区へと移管されたという経緯があります。 高低差を活かした3段構造になっていて、途中の階段には公園のシンボルにもなっている長さ10mにもなるカスケードがあります。
礫川公園の魅力
3段に分かれたそれぞれの段は、広場、池と花壇の憩いの場所、ブランコなどの遊具がある遊び場、となっていて、それぞれの楽しみ方が出来ます。イタリア・ルネサンス様式を参考に造られたこの公園のシンボルでもあるカスケード、桜やハゼの木などの花木、宮沢賢治ゆかりの花壇などもあります。
また、カスケードの奥には東京都戦没者霊苑があり、かつて軍用地だったこの場所の歴史を物語っています。
見どころ・お勧めポイント
カスケード
カスケードとは階段状に続く滝の事で、イタリア・ルネサンス様式を参考に造られました。壁面には口から水を吐き出す3頭のライオンがトライアングル状に並んでいて、その両脇にはブロンズの羊が飾られています。
独特の雰囲気のある水場です。
童謡「ちいさい秋みつけた」のモデルになったハゼの木
ハゼの木はウルシ科の落葉広葉樹で、その実からは和ろうそくやポマードなどに利用される蝋が採れます。
秋には見事な紅葉を見せてくれます。
ハンカチの木
区内の作家である青木玉さんから譲られた木です。白い苞がハンカチのように見える事からこの名が付きました。
元々の原産地である中国では鳩の姿に似ているとして鳩子樹と呼ばれているようです。
宮沢賢治ゆかりの花壇
3つある花壇の内、北東側の都営住宅に面した花壇は、文京区にゆかりのある宮沢賢治の残したデザインを元にして造られたものです。賢治は故郷に帰って教職の傍ら花壇の設計をしていました。
賢治が文京区に住んでから90年の節目を記念してその設計を元に造られたのがこの花壇です。
春日局の銅像
春日通出口に立っているのが春日局の銅像です。春日局が将軍家光から拝領した土地であるがゆえに文京区は昔、春日殿町と呼ばれていました。
その繋がりが今も春日通などの地名に残されています。
「礫川公園」についての詳細
■ 基本情報
- ・名称:礫川公園
- ・住所: 東京都文京区春日1丁目15
- ・アクセス: 地下鉄丸ノ内線の後楽園駅から徒歩1分/都営地下鉄の春日駅から徒歩3分/JR水道橋駅から徒歩15分
- ・営業時間: 終日
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 03-5803-1252(みどり公園課)
- ・料金: 無料
- ・オススメの時期:通年
- ・公式サイトURL: http://www.city.bunkyo.lg.jp/bosai/midori/kuritukouen/kouen/rekisen.html