福井・若狭の歴史ある街並みを散策♪若狭鯖街道 熊川宿のみどころ教えちゃいます！！

古くから交通の要所であった若狭鯖街道 熊川宿は、京都とも深く係る歴史ある宿場町です。若狭湾の恵みを京都にもたらしていたと言われる街道や、その繁栄を伺わせる宿場の建物群は、様々な情景を記憶している事でしょう。
ここに訪れて歴史ある建物の中で静かに眠るその記憶と向き合う旅を経験したくはないですか？

１．若狭鯖街道 熊川宿とは？

「京は遠ても十八里」と古くから言われてきた若狭鯖街道は若狭湾の恵みである鯖を大量に京都にもたらし続けた道であったと考えられています。また、東西に走る幹線道路を持つ交通の要所であったこの宿場町は、近江の国境に接する宿場町として栄えていました。
そして現在熊川宿は重要伝統的建造物群保存地区に指定され、歴史を物語る場所となっています。

２．若狭鯖街道 熊川宿の魅力は？

若狭鯖街道 熊川宿には異なる様式の建物が混在し、長い間、様々な文化が交流していた事を物語っています。同じ町家でも年代毎に違う様式が用いられていて、それらを眺めているだけで建築の歴史をたどっているかのような楽しさがあります。
また、街を流れる水路である前川は平成の名水に選ばれる程の上質な水を飲水や生活用水、そして農業用水として使ってきたという深い歴史を秘めています。

３．若狭鯖街道 熊川宿のみどころは？

焼きさば寿司

こんがり焼いた鯖と酢飯の間には生姜が挟んであります。美味しいと評判の熊川宿の名物です。
1本を切って出してくれるのでその場で食べられる分を食べて残りは包んで持って帰るか、家族や友人と一緒に食べましょう。
また、熊川は葛も名産で、一緒に販売しています。美味しい葛もちや葛切り、葛まんじゅうをデザートに食べるのが熊川宿での楽しみという人も多いのです。

宿場館

昭和15年に建てられた熊川村役場の建物が、今は熊川宿の資料館となっています。鯖街道と熊川宿の歴史を分かりやすく展示してあります。
この建物は熊川の逸見家出身の伊藤忠の二代目社長伊藤竹之助翁が建てた物なのです。
この建物もまた独特の味わいがあります。

かわと

各家から用水路である前川に降りる事が出来るようになっているのがかわとです。家々によって趣があり、生活用水として使っていた名残があります。今もまだ使っている家もあるのかもしれません。
この前川には芋車という小さな水車のような物があちこちに見受けられますが、これは中に里芋を入れておくのだそうです。綺麗に皮が剥けるという事です。

４．若狭鯖街道 熊川宿を訪問した人の声

若狭鯖街道の自然豊かな熊川宿に来ている。古代から、若狭から都の京都に豊かな海産、山産を運んだ食文化の源の古道だ。ここで食した鯖寿司はこれぞ本物の味だ。保存された伝統的な建物群と水の里を残す歴史街道で一時を過ごす。 pic.twitter.com/gIHQbUAx5G

— 門田康洋 (@kadoyas95) 2015, 4月 14

歴史の深さを感じます。

５．若狭鯖街道 熊川宿の詳細 ・基本情報

若狭鯖街道 熊川宿は遠い昔に思いを馳せながら歩く事の出来る貴重な町並みが残る宿場町です。遠い昔から時間が止まってしまっているような独特の空気と、どこか懐かしい風景を楽しむ事が出来ます。
ここでしか食べられない名物に舌鼓を打つのも楽しいです。