『笠島集落』は香川県丸亀市の塩飽諸島のひとつ、瀬戸大橋のすぐ西側に浮かぶ本島(ほんじま)の北東部に位置する城下町、港町として繁盛した地域です。かつての暮らしを象徴する美しい旧家が今も残り、時代劇にタイムスリップしたような時間を体感できる『笠島集落』へお出かけしてみませんか?
道で会った老女は、保存地区の家で人が住んでいるのは、私の家を含めて5軒だけです、と教えてくれた。なぜあなたは残っているのかと尋ねると、私は「島が好きだから岡山から移ってきたんですよ」とのこと。 離島の人に尋ねると、多くの人が「ここが好きだから」と答えてくれる。まさか、嫌でしょうがないけれど、・・・とは言えないだろう。だから、こういう答えは社交辞令なのだろうが、この人は移住してもう45年になるというから、本当にここが好きなのかもしれない。 立ち話ではそれ以上詳しくは聞けなかった。 本島での移動手段は自転車が便利。港のフェリー切符売り場兼待合所でレンタサイクルを借りることが出来ます。(最初に1000円支払い、返却すると500円が戻ってきます。) 瀬戸内の海運・島々のルーツを知るとても貴重な時間。自分の足で見て回るのも面白いのですが島の見過ごしそうな風景・その場所に眠っているストーリーを語ってくださる三宅さんをはじめとする島のボランティアガイドさんにお願いするのがおすすめです。ガイド1名 ¥2,000-/3時間(1〜20人まで何名でも一律)事前予約(前日まで可、ただしなるべく早めがありがたいそうです。)お問い合わせ先 塩飽本島観光案内所 0877-27-3877
・フェリー(本島汽船)⇒http://www.fune.co.jp/J-index/Z-teiki/JZ-N/JZ-N-020.html
・フェリー時刻・料金表⇒https://www.city.marugame.lg.jp/useful/timetable/ship/index.html
いかがでしたか?『笠島集落』は小さな瀬戸内海の島ながら多くの歴史と文化の香りが漂うエリア。「本島」には古民家を利用したレストランや民宿もあり、ゆっくり滞在できるのも魅力です!瀬戸内海で水揚げされる地元の新鮮な魚も外せません。離島ながらバッチリ楽しめる『笠島集落』へ一度足を運んでみませんか? ここまでお読みいただきありがとうございました。
1.笠島集落(かさしましゅうらく)とは?
http://blog.livedoor.jp/kagawa05/archives/50210671.html
本島(ほんじま)にある『笠島集落』は、塩飽水軍,廻船の根拠地として繁栄しました。城下町らしく網の目を張り巡らせた狭い街並みの道路、しっくい塗りの白壁、千本格子の出窓など 技術力の高いと評判の船大工の”塩飽大工”が建てた江戸末期から明治時代の住居が現在も大切に保存され見学することができます。http://www.archipelago.or.jp/staffblog/page/10/
江戸時代中期以降、大勢の船大工たちはその確かな腕を活かして家を作る大工の”塩飽大工”となり、各地で活躍したそうです。『本島』の隣の島の『牛島』の「池神社」も”塩飽大工”が島に渡って建てたといわれています。その塩飽大工たちが、年に数回笠島に戻る度に家屋を手入れしたこともあり、現在の笠島地区は江戸時代の町並みがほぼ完全な形で保たれているんだそうです。http://www45.tok2.com/home/todo94/trip/trip2010-2/driving2010kagawa.htm
『笠島集落』と切っては切れないのが、塩飽勤番所です。ここは歴史小説にたびたび登場する塩飽水軍の根拠地。「本島」を含む塩飽諸島は豊臣秀吉・徳川家に唯一、島民による自治が認められた地域の中心島でした。ここで島民の長4名(年寄)を中心に、塩飽諸島の政を行い、実際に裁判も行われたとか。現在は塩飽水軍に関する資料館となっています。1798年の江戸時代に作られた築約210年の歴史ある建物も要チェックです!(※昭和52年に復元工事あり)2.笠島集落の見どころ
江戸時代後期から大正期がほとんどの建物がなんと100棟ほど残っている『笠島集落』。内部まで見学できるのは、町並保存センターの「真木邸」、ふれあい館の「小栗邸」、文書館の「藤井邸」です。町並保存センター「真木邸」
http://blowinthewind.net/minka/kasashima/kasashima.htm
なまこ壁が美しい!”マッチョ通り”と”東小路”が交差する町並み保存センターが『真木邸』です。しっくいの白壁から続くなまこ壁の土蔵は思わず目を奪われます。また切り石の基礎に建築しているのが大きな特徴なのでチェックしてみて!この真木邸は笠島集落地区の代表的建造物として今日も佇んでいます。『真木邸』の屋敷内は見学可。http://honjima.blogspot.jp/2011/02/blog-post_15.html
昔ながらの井戸が!古い井戸は塞がれたり、形を留めない井戸跡が多いなかでここまで残されているのは貴重ではないでしょうか?井戸を知らない世代の方々にも是非見てほしいです!文書館「藤井邸」
http://53922401.at.webry.info/201101/article_20.html
『藤井邸』は江戸時代後期に建てられたもので、笠島では珍しい妻入りの建物です。http://honjima.blogspot.jp/2011/02/blog-post_15.html
その後修復された現在は「文書館」として塩飽関係の文書や絵図、教科書などを一般展示しています。貴重な文献を求め、全国から多くの歴史ファンが訪れています。ふれあいの館「小栗邸」
http://53922401.at.webry.info/201101/article_20.html
大きめの外観。現在では貴重な土間のある住まいをうかがうことができます。この家はかつて廻船問屋だったそうです。そのため、居住より収納に重きを置いた造りとなっているところも興味深いですね!http://blowinthewind.net/minka/kasashima/kasashima.htm
入り組んだ城下町にはあちこちに道しるべがあります。その石に刻まれた言葉もまた風情を掻き立てますね!ちなみに「マッチョ通り」という江戸・明治にはあり得ない名称ですが、なんと「町通り」が変化して呼ばれるようになったそうです。東小路(とうしょうじ)通り
http://blowinthewind.net/minka/kasashima/kasashima.htm
よく手入れされた街並みは『笠島集落』の地域の方々や自治体やNPO等の心意気が伝わってきます。この街並みを散歩するとタイムスリップした気分になります。狭い街並み、軒を連ねた町屋作りの家がこの時代までこれほどきれいに保存されていることに感動すら覚えます!http://www45.tok2.com/home/todo94/trip/trip2010-2/driving2010kagawa.htm
ノスタルジックな『笠島集落』。町並保存センターでは、国の伝統的建造物群保存地区に指定された集落の町並みの保存を進めています。格子窓が美しいですね。http://blowinthewind.net/minka/kasashima/kasashima.htm
東小路から西に入った田中小路。曲がりくねった道に建つ建物もまた印象に残ります。http://honjima.blogspot.jp/2011/02/blog-post_15.html
上から見た『笠松集落』の屋根。いかに多くの軒を連ねた街並みかが分かります。瓦の色も形もほぼ揃え、町全体の一体感がより美しさを引き立てます。http://www.archipelago.or.jp/staffblog/page/10/
いつまでも見ていたい…日本家屋の古き良き姿がそっくりそのまま残った貴重な『笠島集落』です!3.笠島集落を訪れた人の声
旅先の記録:香川県丸亀市塩飽本島笠島集落にあるマッチョ通り。 pic.twitter.com/tWy9Fe44bC
— (んや) (@shidaeu) 2015, 2月 21
一向に進まないまま笠島集落なう。見所多くて時間がない。 http://t.co/8G9YDpNNlq
— 桜町りんね (@rinne_rinrin) 2013, 4月 29
塩飽本島の笠島集落 pic.twitter.com/Nmuu7ReI5N
— やまひろ (@ymhiroki) 2014, 5月 2
http://cruising-diary.at.webry.info/201111/article_13.html
http://blog.livedoor.jp/kagawa05/archives/50210671.html
http://www.archipelago.or.jp/staffblog/page/10/
4.『笠島集落』の場所・アクセス
http://www45.tok2.com/home/todo94/trip/trip2010-2/driving2010kagawa.htm
本島(ほんじま)笠島集落行きフェリー
・フェリー(本島汽船)⇒http://www.fune.co.jp/J-index/Z-teiki/JZ-N/JZ-N-020.html
・フェリー時刻・料金表⇒https://www.city.marugame.lg.jp/useful/timetable/ship/index.html
基本情報
- ・名称:笠島集落
- ・住所:丸亀市本島町笠島
- ・アクセス:フェリー 丸亀←→牛島(里浦)←→本島 (10㎞/35分)
- ・営業時間:保存センター・文書館 9:00~16:00
- ・定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)12月31日~2月末日
- ・電話番号:0877-27-3828(笠島まちなみ保存センター)
・料金:大人200円(団体(30人以上)160円) 小人100円(団体80円) - ・駐車場:無し
- ・公式サイトURL:http://www.city.marugame.kagawa.jp/sightseeing/spot/09/01.html
いかがでしたか?『笠島集落』は小さな瀬戸内海の島ながら多くの歴史と文化の香りが漂うエリア。「本島」には古民家を利用したレストランや民宿もあり、ゆっくり滞在できるのも魅力です!瀬戸内海で水揚げされる地元の新鮮な魚も外せません。離島ながらバッチリ楽しめる『笠島集落』へ一度足を運んでみませんか? ここまでお読みいただきありがとうございました。