浅草寺の中で最も古い建物！東京の浅草にある「伝法院」とは

伝法院とは非公開の庭園が有名な浅草寺の本坊の事です。
この伝法院庭園から浅草寺五重塔とスカイツリー、新旧のランドマークタワーを一緒に見る事ができます。

伝法院とは?

伝法院とは浅草寺の本坊で安永６年（１７７７）建築の客殿・玄関や明治４年（１８７１）築の大書院、浅草寺貫首、大僧正の居間などがあり、これらの総称です。
もとは観音院、智楽院などと称しましたが、元禄（１６８８～１７０４）以後この名が付けられました。

伝法院でできること

客殿に阿弥陀三尊をまつり、その左右に徳川歴代将軍のうち歴代１１名の位牌及び浅草寺各世代住職の位牌を安置してあります。
回向道場として追善法要や、伝教大師忌の「山家会」・ 天台大師忌の「天台会」などの論義法要が行われ、修行道場でもあります。
年に数回の特別公開の時だけ庭園が一般公開されます。

伝法院庭園

小堀遠州が造ったとされる回遊式庭園で毎年３月から５月の一定期間だけ公開されます。
池の対岸に本坊と五重塔、東京スカイツリー、そして桜の季節には美しい桜を全て一度に眺める事が出来、
春の伝法院庭園のハイライトです。
名古屋の茶人である牧野作兵衛が、名古屋の茶人である牧野作兵衛が、京都表千家の「不審庵」を模して作った天祐庵や古墳時代のもので、明治２年（１８６９）、本堂後方の熊谷稲荷にあった塚より出土した石棺も庭園内にあります。

雷門

---

雷門と書かれた赤い大提灯が浅草の顔として全国的に有名。
風水害や火災からの除難を目的として左右に風神、雷神が安置されている。
現在の門は、慶応元年（１８６５）大火で炎上した門に替わり、昭和３５年１９６０）復興再建され、
浅草寺の総門として威容を誇っている。

宝蔵門（仁王門）

雷門から仲見世をぬけるとこの門が有ります。
左右にある大わらじは高さ ４.５m・幅 １.５m、重さ ５００kg、もあり仁王様の力を表し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくと言われています。

浅草寺

本尊は多くの仏さまの中でも最も慈悲深い仏さまであり、人々の苦しみを見てはその苦しみを除き、願いを聞いては楽しみを与えてくれると言われている観世音菩薩です。
特に浅草寺ご本尊の観音さまのご利益・ご霊験は古今無双と言われています。
ライトアップされた本堂と五重塔

五重塔

仲見世
仲見世は日本で最も古い商店街の一つです。
現在、東側に54店、西側に35店、合計89店の店舗があり、長さは約250メートルあります。
雷門をくぐった海外からの観光客は、みごとな日本的情緒に思わず 「ワンダフル」

参加者の声

GWに久しぶりに浅草を訪れた。
テレビのニュースで、浅草寺の横にある伝法院がGW中に特別観覧ができるとのこと。
浅草に行けば門前商店街を抜けて浅草寺にお参りし、伝法院通りをブラブラするのがお決まりのコースなのだが、伝法院の中には入ったことがなく、浅草寺とは別の寺院なのだろうと思っていた。
伝法院とは、浅草寺の本坊で安永６年（１７７７年）建築の客殿・玄関や明治４年（1871年）築の大書院があり、大僧正の居間などもあるとか。
敷地内には、寛永年間（1624～1644年）にかの有名な小堀遠州により作庭されたと伝えられる
約3、,700坪の「回遊式庭園」があり、普段は非公開となっている。 この庭園から望む浅草寺の五重塔やスカイツリーが素晴らしく、是非見たいと訪れたのである。
池には優雅に泳ぐ錦鯉や亀（すっぽんもいるらしい）が顔をだし、ゆったりとした時間を醸し出している。 建物内の展示場には、過去に浅草寺に寄贈されたあまたの額や彫刻が並べられていた。
幕末の三舟と称えられた「勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟」の額や谷文晁の絵など、その格式の高さが偲ばれた。 たまの休みに江戸文化を堪能するには浅草は最高の場所である。 2014年5月14日 09:00
http://www.areamark.jp/blog/matsumoto/2014/05/post-65.html

地図はこちら