奈良時代と平安時代のあいだ、わずか10年間だけ存在した都があったことをご存知でしょうか?京都府長岡京市にある「長岡京市立中山修一記念館」では、幻の都とされていた長岡京を歴史の1ページに加えるに至った中山修一氏のあゆみについて知ることができます。
京都府長岡京市にある「長岡京市立中山修一記念館」は、長岡京の歴史解明に一生涯を捧げ多くの功績を残した、中山修一氏の足跡と研究の成果を目にすることのできる施設として平成14年に開館しました。
中山修一氏の生家の一部を整備し開館した「長岡京市立中山修一記念館」。氏の生い立ちから長岡京解明に至る数々の業績が年表により示されています。また中山氏が愛用していたカメラや巻き尺、拡大鏡なども展示されており、そうした品々からも解明にかける思いを感じ取ることができます。記念館にはガイドもいて氏の人となりや発掘のいきさつについてわかりやすく説明してくれます。
中山修一氏の数千冊の蔵書も閲覧できる「長岡京市立中山修一記念館」。ぜひ一度足を運んでみてください。
長岡京市立中山修一記念館とは?
長岡京市立中山修一記念館の魅力
「幻の都」とされていましたが、中山修一氏とその仲間の発掘調査によってその実在性が証明されたのが長岡京です。いわば日本の歴史を塗り替えたその研究の成果を目にすることができる施設として大変貴重な存在と言えます。見どころ・お勧めポイント
幻の都「長岡京」
以前は文献上だけの存在とされていた長岡京ですが、中山修一氏を中心とする発掘や研究の成果によりその存在が立証されました。場所は平城京から北へ40キロメートル進んだところで、東西4.3キロメートル・南北5.3キロメートルに広がる広大な都であったことがわかっています。今から1200年前、たった10年の間だけ存在し、その後平安京への遷都に伴い歴史の舞台から姿を消しました。長岡京解明に生涯を捧げた情熱の記録
歴史散策コースのひとつとして
記念館近くには史跡公園の恵解山(いげのやま)古墳をはじめ、勝龍寺城、勝龍寺、神足神社、西国街道など数多くの史跡が存在しているため、JR長岡京駅を起点とする歴史散策コースのひとつとして記念館に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?1200年前に栄えていた都の存在を歴史によみがえらせた、ロマンあふれる中山修一氏の歩みにぜひ触れてみてください。●口コミ情報●
中山修一記念館 オアシス的な感じもあるなあ pic.twitter.com/Ksa1n0YMjq
— おっはー(小原明大) (@ohara1095) 2014, 8月 6
■ 基本情報
- ・名称: 長岡京市立中山修一記念館
- ・住所: 京都府長岡京市久貝3丁目3番3号
- ・アクセス: 阪急西山天王山駅下車徒歩12分
- ・営業時間: 午前10時から午後4時まで
- ・定休日: 火曜日、年末年始
- ・電話番号: 075-957-7176
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000001312.html
- (長岡京市サイト内)
中山修一氏の数千冊の蔵書も閲覧できる「長岡京市立中山修一記念館」。ぜひ一度足を運んでみてください。