NatalieMaynor
イタリア料理のお店に行くなら欠かすことのできないピザ!窯で焼くからこそ、外はパリッパリ中はふわふわモチモチで美味しいですよね♪でも…いまいちピザの違いがわからないという方も実は多いのでは?そこで今回は、デートの時に知っておきたい5つのピザの名前と特徴をまとめました。
こういう知識があれば、注文がスマートで好感度も上がっちゃうかも!?
1.マルゲリータ / Margherita
http://blog.goo.ne.jp/macacacornet/e/500dc155cd3d37c47ae7f9c088ae7cde
イタリアのピザといえばマルゲリータ (Margherita) 。バジルの緑・モッツァレラの白・トマトの赤をイタリア国旗のように見立てたピザで、ウンベルト1世の妻であったイタリアの王妃の名前「マルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァ」から付けられたもの。ピザ職人のラファエレ・エスポジトが最初にマルゲリータをつくり、それを気に入ったイタリア王妃のマルゲリータが自分の名前をつけたという説が有力。ナポリの文化に根付いたピザです。
また、ナポリピッツァの特徴としてはピザの縁が厚く、風船のように膨らんでパリパリとした食感を楽しむことができます。そんな生地を楽しみながら、イタリア代表のマルゲリータを味わいましょう。バジル、チーズ、トマトとシンプルだけど、そのシンプルさがおいしさの秘訣ですよね。ちなみにイタリアの国旗の配列はご存知ですか。左から緑、白、赤です。そんな豆知識を披露すると、物知りな方だなと尊敬のまなざしを向けてもらえるかもしれないですよ。
2.ジェノベーゼ / Genovese
http://blog.goo.ne.jp/restaurant-staff/e/8e02ac25d635604881289fdec1ce7cdc
バジルたっぷりのジェノベーゼ。しかしピザだけでなく、パスタのジェノベーゼも人気ですよね。そんなジェノベーゼ(genovése)は、イタリア・リグリア州のジェノバ(Genova)で誕生したソース。バジルのペースト・松の実・チーズ・オリーブオイルなどを加えたものを指すんです。つまり、 ジェノベーゼのピザは”バジルペーストのソースを使ったピザ”ということ。そのため、ピザ・パスタだけでなく他の料理に使われることも多いんですよ。
バジルは日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、シソ科のハーブです。シソといえば、梅干しによく一緒に入っているアレです。香り豊かで食欲をそそります。バジルはβカロチンが豊富!免疫力を高め、抗酸化作用があるので、アンチエイジングにも効果があると言われています。ビタミンEやミネラルなども豊富です。美しさは食事から。たっぷりと美容にいいものを口にして、美しさを保ちましょう。女性には「より一層美しく」というような表現をしてくださいね。
3.ビスマルク / Bismarck
http://www.kamikita-times.info/桜上水〜八幡山で唯一のピザ屋!ピッツァ-サルヴ/
トロッとした半熟卵がのったビスマルク(Bismarck)。”ビスマルク”というのは、ドイツ帝国首相をつとめたオットー・フォン・ビスマルクが目玉焼きを乗せたステーキが大好物だった、ということから目玉焼きの乗ったピザがビスマルクとなったんだそう。鉄血宰相と呼ばれたビスマルクでしたが、とても有名な美食家でもありました。バームクーヘンもビスマルクが好きだったからドイツのお菓子として定着した、と言われているんですよ!
ドイツ帝国首相のビスマルクは19世紀に活躍し、ドイツ統一の中心人物でした。そんな畏れ多い人の好物が卵ってかわいらしいですね。そして、目玉焼きが載ったピザの名前になるなんて。店によっては卵が1個だけでなく、何個も乗っているピザを提供するところもあるみたいです。日本ではピザはみんなで分けて食べる習慣がありますが、本場イタリアは一人で1枚丸ごと食べます。日本人がラーメンを分け合わないような感覚でしょうか。
4.カプリチョーザ / Capricciosa
http://www.doylesenterprise.com/waves/section/take-away/
「カプリチョーザ」と言われて思い浮かぶピザはどんなピザですか?きっと、みなさんそれぞれ違うはず。それは、カプリチョーザ(Capricciosa)がイタリア語で”気まぐれ”という意味だから。つまり、カプリチョーザピザはシェフのおまかせで作られた料理なんです。注文する日によって違うピザが食べたい方は、カプリチョーザを注文するのがおすすめ!
「カプリチョーザ」という名前のレストランがありますよね。「きまぐれ」という意味合いでつけたんでしょうね。絶対にこうでなければならないというような杓子定規ではなく、その時々に任せる明るい気質のイタリアって感じがしませんか。日本でいうなれば、「日替わり定食」といった感じかな。旬のものや、多く仕入れたものなどを使ったピザや新しいメニューとして考案しているピザなどが「カプリチョーザ」として登場するかもしれませんね。
5.マリナーラ / Marinara
http://www.silviocicchi.com/pizzachef/la-pizza-marinara-ricetta-e-preparazione/?…
トマト・オリーブオイル・オレガノ・にんにく・塩のみで味付けされたマリナーラ(Marinara)は、マルゲリータと並んでナポリを代表するピザ。イタリア語で”船乗りの”という意味を表し、18世紀半ばに漁師さんたちの希望によって生まれたものなんだそう。とてもシンプルなピザなので、さらっと食べたい時におすすめ。ナポリに行ったならマルゲリータとマリナーラは外せません!
こちらもシンプルですね。マルゲリータはバジルですが、こちらはオレガノ。オレガノもシソ科の一種ですが、乾燥させたものがよく料理に使用されます。昔は頭痛薬や消化促進を目的して薬のように利用されていたようです。今は薬としては用いられていません。このピザは「船乗りの」という意味があるのに、魚介類が一切使用されていないんですよね。イカやツナが載っているものだとばかり思っていました。漁師さんは食べ飽きているからこそ、シンプルなものを欲したのかもしれないですね。
いかがでしたか?基本のピザを押さえておけばもう安心!このピザ知識を生かして、さらっと注文しちゃいましょう♪