八幡はどんなところ？福岡観光で知っておきたい八幡の基礎知識まとめ

北九州市周辺の観光スポットの中でも人気の高い観光スポットが集まる地域である北九州市八幡。福岡に観光で訪れたら是非お勧めしたいスポットが満載の地域です。
そんな北九州市八幡とは、どのような地域なのでしょうか？詳しくご紹介していきます。

八幡とは?

北九州市八幡は北九州市西部の中心市街地を有する街で、以前は八幡市（やはたし）という名称でした。
明治・大正時代より鉄鋼業を軸に栄えた重工業の中心地であり、新日鐵八幡製鐵所があるのも八幡です。
1963年に、当時の小倉市・門司市・戸畑市・若松市と合併して北九州市となり、その後八幡は八幡東区と八幡西区へ分割され、現在に至っています。北九州市で最大の人口を誇る八幡は、様々な面で活気に満ちている街です。

八幡の魅力

八幡は、重工業で栄えた街です。ですから、今でも北九州工業地帯の中心地として多数の企業が八幡の地に本社や九州支社を置いている…いわゆる北九州経済の中心を担う街でもあります。
また、アカデミックな面も大変充実しており、九州国際大学をはじめとした大学が数校ある他、北九州市立いのちのたび博物館や北九州市立響ホールなどの文化施設も多数あります。
そして、全国的にも有名な観光スポットである「スペースワールド」があるのも、この八幡です。
観光や経済・教育など多角的に見ても街が充実している…それが八幡最大の魅力と言えるでしょう。

八幡のお勧め観光スポット

スペースワールド 八幡東区にある「宇宙」をテーマとしたテーマパークであり、多種多様な絶叫コースターや「宇宙博物館」「月の石展示場」などの施設が人気です。
オリジナルキャラクターによる歌やダンスのショーなど、エンターテイメントにも力を入れており、2010年には開園20周年を迎えた地域内外でも大変人気のスポットです。

北九州市立いのちのたび博物館

新日鐵八幡製鐵所の工場跡地の一角に建設された北九州市の公立博物館である「北九州市立いのちのたび博物館」。「いのち」「自然」を大きなテーマとして掲げ、常設展として恐竜をはじめとする様々な生物を展示し、恐竜の等身大前身骨格の展示も行われている人気の博物館です。
工場跡地であるという事を最大限に活用した展示空間が魅力の博物館で、老若男女を問わず多くの人々が訪れています。

皿倉山

北九州国定公園の一部であり、帆柱山や花尾山などと合わせて「帆柱連山」と呼ばれる皿倉山は、山頂までケーブルカーやスロープカーなどを利用して上る事も出来る北九州市民の象徴的な山です。
その昔、九州に訪れたとされる神功皇后の伝説が多く残る山としても知られており、山の名前も神功皇后の言葉に由来するとされています。登山ルートもきちんと整備されているので、ちょっとしたハイキングを楽しむ事も出来ます。山頂の展望台からは北九州市の夜景が一望できる事から、カップルのデートスポットしても人気の高い場所です。

八幡でお勧めの名産グルメ

八幡のちゃんぽん

某テレビ番組でも紹介された、八幡の名物B級グルメが「八幡のちゃんぽん」。ちゃんぽんの上にチキンカツが乗っているとってもボリューミーなちゃんぽんです。
JR八幡駅から程近くにある黄色い看板が目印のお店です。

東筑軒のかしわめし

八幡西区にあるJR折尾駅の名物駅弁「かしわめし」。全国の駅弁フェアなどでも根強い人気を誇る駅弁です。東筑軒の本社は折尾駅に程近い八幡西区にあり、今も折尾駅のホームではかしわめしなどの駅弁の立ち売りが行われているそうです。是非食べてみたいものですね。

八幡で注目のイベント

前田祇園山笠

前田祇園山笠は、毎年7月第3月曜日を最終日とする3日間に八幡東区祇園の仲宿八幡宮に奉納される祇園祭です。博多祇園山笠よりも古い約800年の歴史があるとされる祭で、北九州市の無形民俗文化財に指定されています。博多祇園山笠と違い、山によっては女人禁制ではないものもありますので、女性が舁く山笠を見る事ができます。

起業祭

元々は、官営八幡製鐵所の創業記念祭であり、明治時代から始まり今も行われているお祭です。
現在は市民の祭りとなっており、八幡の秋の風物詩として人々に親しまれています。ステージショーや露店が賑わう中、ミス起業祭を選んだりするイベントが開催されたり、祭りの起源となる八幡製鐵所の一部の施設が一般公開されるなど、街の人々が中心となって開催するお祭りなのです。

八幡へのアクセス

博多から八幡まではJR鹿児島本線在来線を利用するのが大変便利です。快速列車で約50分程で八幡駅や折尾駅まで来る事が出来ます。