御在所ロープウェイは、三重県にある湯の山温泉から山頂までの区間を結んでいます。約12分間の空中散歩中や標高1000メートルを越える山の頂上の展望台では、市街地や伊勢湾など、平地からは見えなかった素晴らしい景色を堪能できます。また、春にはツツジ、秋には美しい紅葉など、その周辺は四季折々で違った表情を見せてくれることから、リピーターも多いようです。
今回は、御在所ロープウェイで山頂まで登ったらぜひ見て欲しいおススメのスポットなどをまとめてみました。花崗岩でできたこの山には展望の素晴らしさの他に、花崗岩の侵食によってできた奇石も沢山あって見飽きません。勿論、冬にウィンタースポーツを楽しむために行くのもお勧めですよ。
1.御在所ロープウェイとは?
http://kitaise.com/area/town-komono/110/
御在所ロープウェイは、湯の山温泉から御在所岳山頂を結ぶロープウェイです。 鈴鹿山脈の主峰である御在所岳山頂は標高1212mで、ロープウェイの長さは約2.1kmあります。
さらに、御在所岳には三重県唯一のスキー場もあるため観光として人気の夏~秋だけでなく一年を通して多くの人で賑わっています。
http://storia.co.jp/ch_suzuka/staff/2522.html
約12分間のロープウェイを楽しんでいると、頂上付近に見えてくるのは標高1004mに立つ支柱です。 高さ61メートルで日本一の高さを誇る鉄塔で、その姿は近鉄四日市駅からでも見ることができます。約12分間の空中散歩の途中には温泉街や市街地、伊勢平野、伊勢湾などを望むことができます。眼下に見えるのは沢山の木々だけじゃありません。時折ニホンカモシカを見つけることもできるそうですよ。季節によって移り変わる素晴らしい景色を眺めてみてください。
2.御在所山頂の見どころ
御在所岳の見どころは絶景だけではありません!ロープウェイに乗っている間も素晴らしい景色を眺めることができます。さらに四季折々、季節に応じた見どころ満載☆ロープウェイの仕組みを知ることができる博物館や歴史あるものなどさまざまです。1.朝陽台広場
http://blogs.yahoo.co.jp/handasangaku/61618399.html
山上公園駅からおりると一番近くにある展望台です。 駅からも近く足場もいいので、小さな子供さんやお年寄りの方と訪れるのにおすすめの場所ですよ。
12月中旬頃にはナイター営業も行っているロープウェイ。朝陽台広場からは素晴らしい夜景を眺めることもできます。人口のイルミネーションを設置したライトアップもされてますよ♪普段は見ることのない山上からの夜景。この時期だけなのでおすすめです☆
http://www.360navi.com/photo/24mie/03gozai/06asahi/10index.htm
2.ロープウェイ博物館
http://www.gozaisho.co.jp/ropewaymuseum/index.htm
山上公園駅の3階にあるロープウェイ博物館は、ロープウェイの歴史や仕組みなどを子供から大人まで分かりやすく知ることができる施設です。ビデオを見たり、実物大のゴンドラやロープに触ったりと貴重な体験をすることができるのが魅力です。
日本初のロープウェイ誕生や御在所ロープウェイが開業に至るまでを詳しく知ることができる博物館!この博物館で色々学んでからロープウェイに乗るとまた違った気持ちになりますよ。10名以上で見学すると普段は入ることのできないバックヤード見学やロープウェイの仕組みがわかるテキストなどの特典があります。
3.御在所岳頂上
http://steepdeepextreme.blogspot.jp/2010/10/blog-post.html
標高1212メートルの頂上である場所には、頂上であることをあらわす標があります。御在所岳に登った記念写真を撮るスポットでもありますので、ぜひ記念に1枚撮影してみてくださいね!
頂上にある「一等三角点」。これは御在所岳でもっとも高い場所!これは1885年に設置された歴史あるものになっています。頂上までは観光リフトもありますよ。一人乗り専用でちょっとしたスリルも味わえるのでおすすめです☆
4.望湖台
http://tomopon.com/?p=1792
天候に恵まれると滋賀県の琵琶湖が望めるという望湖台。岩の先は崖になっているのでスリルある場所なのも人気の秘密…高いところがOKな方は、岩場に立って目の前に広がるパノラマを堪能してみてはいかがでしょうか。
頂上に行くと絶景が拝める望湖台!花崗岩の巨石が積み重なった望湖台までは大きな岩をよじ登っていかなければなりません。ちょっとしたロッククライミング気分が味わえますよ♪ここから広がる絶景と共に写真を撮るのもいいですね☆
5.御嶽大権現
http://www.hige.in/?p=4955
御嶽山蔵王大権現・大日大聖不動明王を祀っている御嶽神社(御嶽大権現)は、明治17年に木曽の御嶽神社より祭神の分霊が移されたことで出来た神社です。毎年5月と10月には大祭が盛大に行われることでも知られていますよ。
ここは御嶽教を普及していた行者覚順が「鈴鹿山系の主峰御所在岳が神霊安置の地に最適」として移したものだそうです。現在ある社殿は昭和39年に建立されたものです。御嶽神社は冬になると樹氷が見られます。この時期には鳥居にも氷が付着し、まるで樹氷のようになって幻想的な雰囲気になっています。
3.御在所岳の四季に触れよう!
御在所岳では四季折々さまざまな楽しみ方があります。春の新緑、夏の涼、秋には紅葉、冬になれば見渡すかぎりの銀世界!一つの季節だけでなく、色々な季節に訪れてその時にしか見ることのできない素晴らしい表情を拝んでみてください♪春
http://bankun.jp/recent_gozaisyo/page/9/
花崗岩で出来ている御在所岳には、ツツジ科の植物をはじめ多くの花を見ることができる場所です。御在所山上公園花マップも作成されていますよ。
春に訪れた御在所ロープウェイでは乗っているときも要チェック☆景色を眺めていればあちらこちらにピンクの花を見つけることができますよ♪鮮やかに咲きほこるツツジは新緑の緑とのコラボレーションが素晴らしい!天気が良ければポカポカ陽気で時折吹く風がとっても心地良いんです。
http://www.gozaisho.co.jp/spring/index.htm
夏
http://goodnews-japan.net/news/blog/2008/10/12/4493
夏真っ盛りの季節でも、平地と比べて約10度気温の低い御在所岳。 御在所岳の夏の見どころは、そんな涼しい山頂に涼を求めてやってくる赤とんぼたち。
秋の虫の代表ともいえる赤とんぼも、御在所岳では夏の風物詩なんですよ。
暑い夏だからこそ御在所ロープウェイに出かけてみるのもいいですよ☆赤とんぼ同様に涼を求めて訪れる人もたくさんいます♪気温が30度を超える日でも頂上付近は肌寒いぐらいに感じられます。天然クーラーとも取れる御在所ロープウェイに行って節電対策!
秋
http://www.kankomie.or.jp/event/detail_33306.html
秋の見どころは、山一面が燃えるように赤に染まる紅葉です。 ロープウェイから見る一面の紅い絨毯も、山頂から眺めるコントラストも壮大な自然を感じる事ができる景色です。
冬
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冬の御在所岳は、一面の雪景色を堪能できます。山頂付近にある木々の樹氷は、なんともいえない美しさがあります。
場所
基本情報
- ・名称:御在所ロープウェイ
- ・住所:三重県三重郡菰野町菰野8625
- ・アクセス:四日市市ICより車で約30分
- ・営業時間:9:00~16:00
- ・電話番号:059-392-2261
- ・料金:ロープウェイ 往復 大人2160円、小人1080円 駐車場1000円
- ・公式サイトURL:http://www.gozaisho.co.jp/index.htm
地図はこちら
御在所岳の頂上付近には何があるの?
1. 観光リフト
ロープウェイを下りた場所から山頂までを結んでいるのがこの観光リフトです。勿論30分ほど歩いて山頂に行くこともできますが、急いでいたり体力に自信がないなら8分で山頂に到着できるこのリフトがおすすめです。リフトに座っているだけで、春は咲き誇る花、夏は涼しい空気とまぶしい緑、秋は美しい紅葉、冬は樹氷など四季折々の御在所岳に美しさを堪能できるのが良いですよね。
ロープウェイ駅から山頂駅までの往復切符を買えば、「カモシカ駅」で途中下車することもできます。途中下車してカモシカ駅付近の自然を楽しむのも良いですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 御在所岳観光リフト
- ・区間:ロープウェイ駅ーカモシカ駅ー頂上駅
- ・料金:片道300円 往復600円 ロープレイ駅ーカモシカ駅 カモシカ駅ー頂上駅間も片道300円
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/etc/lift.htm
2. 芭蕉池(ミズバショウ園)
光リフトのロープウェイ駅からカモシカ駅に向かうと、カモシカ駅の手前にあるのがこの「芭蕉池(ミズバショウ園)」です。ここにはミズバショウが群生していて、ミズバショウが咲く4月中旬から5月上旬に訪れるとそれは綺麗な光景を見ることが出来ます。このミズバショウは昭和43年10月6日に区愚見の蛭ヶ野高原から、友情の花として移植されたものです。最盛期には20cm以上にもなるというミズバショウの花々を是非お楽しみ下さい。
■ 基本情報
- ・名称: 芭蕉池(ミズバショウ園)
- ・場所:観光リフト カモシカ駅近く
- ・オススメの時期:4月中旬~5月上旬
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/spring/fl_mizubasho.htm
3. 長者池(八大龍王・長者池)
望湖台から御嶽大権現方面にいった方向にあるのがこの「長者池」です。明治時代陸軍測量班の使用人として働いていた矢田甚太郎氏が、この池の主に彼の手に触れた者の病は皆完治するという霊気を授かりました。その評判によって財を成したことが池の名前の由来です。「八大龍王善如王」が御祭神として祭られ、手に触れること思いが叶うという「奇端石」が併祭されているのだそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 長者池(八大龍王・長者池)
- ・場所: 御在所岳山頂付近・御嶽大権現近く
- ・関連サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/summit/index.htm
4. 見晴台
こちらは観光リフトとは反対側、ロープウェイ駅から雨量レーダーのある方向にある展望台です。朝陽台広場から東へ1分ほど歩いていった所にあり、正面に御在所岳の南隣の山である「鎌ヶ岳(標高1161m)」を見ることができます。真下にロープウェイが見える所謂絶景スポットですから、高いところが苦手な方にはおすすめできないかもしれません。平気な方は是非この絶壁をご覧下さい。
■ 基本情報
- ・名称: 見晴台
- ・場所: 山頂付近・朝陽台広場よりあるいて約1分
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/summit/index.htm
5. 富士見岩展望台
天気が良い日には富士山が見えることがその名前の由来の「富士見岩展望台」。見晴台から東に歩いて3分位行った所にあります。運がよければ富士山が見られるかもしれませんね。この富士見岩展望台は、御在所岳の登山コースの一つ中登山道の入り口になっています。中登山道にある奇岩群なども見ることができますよ。カメラのズームか双眼鏡でなら比較的はっきり見えるかもしれませんね。石の上の展望台なので足元にはくれぐれも気をつけてください。
■ 基本情報
- ・名称: 富士見岩展望台
- ・場所:山頂付近・中登山道入り口
御在所岳冬の楽しみ方
御在所岳の山頂付近には、三重県唯一のスキー場である「御在所スキー場」があります。アクセスはロープウェイのみですが、機会があれば冬の御在所ロープーウェイからの景色と山頂の様子を楽しむのも良いと重います。なお、ここではスノーボードは全面禁止になっています。「スキーゲレンデ」「ちびっこソリゲレンデ」「ちびっこひろば」「スノーシューコース」があり、年齢、レベル、楽しみ方によって選べるのが良いですよね。ゲレンデの降雪情報はホームペイジなどで確認できます。スキースクールなども開催されているので利用するのもいいですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 御在所スキー場
- ・住所: 御在所岳山頂付近
- ・アクセス: 御在所ロープウェイでオープウェイ駅下車
- ・期間:1月初旬~3月下旬頃
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/gelende/index.htm
「スノーシューコース」を楽しみませんか
スノーシューを履いて、冬の御在所山頂公園を散策してみませんか。スノーシューとストックは、御在所自然学校(平日はレストランアゼリア内にある貸スキーハウス)でレンタルできます。1メートル以上積もった雪の中でもスノーシューがあれば大丈夫!最長距離でも3000mで所要時間は約1時間のコースです。夏に歩いて散策した場所を、冬はスノーシューを履いて散策するのも、季節の移り変わりを肌で感じられて良いと思います。
■ 基本情報
- ・名称: 御在所スキー場・スノーシューコース
- ・場所: 御在所山上公園内
- ・アクセス: 御在所ロープウェイでオープウェイ駅下車
- ・レンタル料:1,000円(スノーシュー+ストック)
- ・所要時間: 約60分
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/gelende/index.htm
御在所岳の巨石・奇石をみる
御在所岳は花崗岩質が多く、大昔に蓄積された花崗岩が侵食によって現れた巨岩や奇石も多い山として知られています。これらは御在所岳の登山コース山中にありますが、中にはズームなどをつかって展望台などからも見ることができる岩もあります。1. 大黒岩
御在所ロープウェイの山上公園駅の南側にある、高さ10mにも及ぶそびえ立った岩が「大黒岩」です。いったい誰が置いたのだろうと思わず思ってしまう形ですね。この岩は上級者以上の方がトライする「本谷コース」を登り詰めた際、傍らに見える岩です。この「大黒岩」は実は山頂付近の「見晴台」に行くと見下ろす形で見ることが出来るのです。双眼鏡などズームできるものを持っていれば、岩の舞台に突き出たように立つ「大黒岩」を見ることが出来るはずです。
■ 基本情報
- ・名称: 大黒岩
- ・場所:御在所ロープウェイ山上公園駅の南側
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/rocks/daikoku.htm
2. ゆるぎ岩・石門
御在所岳登山道の「国見岳コース」で見られる奇石です国見岳コースは、ロープウェイで山頂まで登りそこから国見峠を通って国見岳(標高1160m)へ行くコースで片道900m程です。ただ一般的な登山道なので、それなりの装備は必要不可欠。アップダウンは余りないコースです。国見岳の手前「国見尾根」を右に30分位下ったところにこの「ゆるぎ岩」があります。下手に触ったら崩壊しそうな面白い形をしています。この「国見岳コース」には他にも「石門」と呼ばれる石を積み上げて作ったような奇石を見ることができます。
■ 基本情報
- ・名称: ゆるぎ岩
- ・場所・登山コース:国見岳コース
- ・健脚度: ★★★
- ・所要時間:約40-60分(片道)
- ・距離:約900m(片道)
- ・公式サイトURL:(ゆるぎ岩) http://www.gozaisho.co.jp/rocks/yurugi.htm (石門)http://www.gozaisho.co.jp/rocks/ishimon.htm
3. おばれ岩・地蔵岩・立岩・キレット
こちらの岩は、御在所岳一の人気登山コース「中登山道」の途中で見ることができる岩です。御在所岳を登って行くと最初に見えるのが「おばれ岩」(4合目付近)、5合目付近に「地蔵岩」があります。どちらもとてもユニークな形をしています。「地蔵岩」から少し登った登山道から少し外れた場所に「立岩」があります。これもとても変わった形をしています。そして6合目(標高900m付近)からキレットが始まります。このキレットはロープウェイからも見えますので、ぜひご覧下さいね。
■ 基本情報
- ・名称: おばれ岩・地蔵岩・立岩・キレット
- ・場所:中登山道4合目・5合目・6合目付近
- ・公式サイトURL: http://www.gozaisho.co.jp/tozan/tozan_course6.htm
御在所ロープウェイのご紹介でした。いかがでしたか?遠くからでも目立つその巨大な鉄塔を間近で見ると、「よくこんな山の中にこれだけ立派なものを作ったなあ」と、人間の偉大さを感じさせられます。もちろんこの地の自然のスケールの大きさと比べると、ヒトの業績なんて足元にも及ばないのですが…。ナントカと煙は高いところが好き、なんて言いますが、標高1000メートルを越える展望台からの景色は誰にとっても魅力的なので、ご安心ください!
御在所ロープウェイは自然を楽しむ・四季折々に移りかわる姿を楽しむ他に、奇石群もあって楽しみ方も沢山あります。他にもこの山はロッククライミングの人気スポットを沢山持っているという顔も持っているのです。機会がありましたら是非お出かけ下さい。