旅先では気を引き締めて！ニュージーランドの治安とトラブル例をまとめました！

ニュージーランドは比較的治安の良い国と言われています。とはいえ、治安の悪化によるトラブルや事件も起こっています。旅先では常に気をゆるめず節度ある行動が求められます。ニュージーランドの治安に関する旅のTIPSをまとめました。

1. ニュージーランドの治安は？

旅行者が巻き込まれるトラブルとしてはスリ引ったくりが一番多くなっています。オークランドなどの大都市では、日本人の被害も報告されています。財布やパスポートなどは身につけ、荷物から目を離さないよう注意しましょう。

現地のマナーを知る

自然が豊かなニュージーランドは野生動物の保護や環境保護に大変熱心です。例えば釣りなどでもリリースする魚の大きさに細かく規定があるなど自然のルールやマナーが重視される傾向があります。ハイキングをする場合はむやみに野生動物に餌をあげたり自然の植物を持ち帰ったりするのはやめましょう。

2. トラブル・犯罪例　－実際に日本人が被害にあった事例

ケース1 – バーで貴重品の入ったカバンを席に残したまま注文を取りに行き、戻ってきたらカバンがなくなっていた。
バーやクラブ、イベント会場、レストラン（特にオープンテラスなど開放的な場所）など、不特定多数の人たちが集まる場所は特に荷物に注意してください。日本人はついついカバンを置いて席を離れてしまうといったケースがあるようです。貴重品は必ず身につけること。

ケース2 – 映画館で映画を見ていたら足元に置いた貴重品を入れたカバンが盗まれていた。
貴重品はどんな場所でも肌身離さないようにすること。また、ズボンのポケットに財布や現金を入れて持ち歩くのは危険です。多額の現金を持ち歩かないことも大事ですね。
ケース3 – オークランド市内の路上パーキングに駐車し、買い物に出かけたところ、窓ガラスが割られて車内にあった貴重品が入ったカバンを盗まれた。
たとえ短時間でも車を駐車して出かけるときは車内に貴重品等を残さないこと。窓の外から見て物が残されている車は車上あらしに狙われる傾向があります。特にカバンは貴重品が入っていると思われることが多いので貴重品が入っていなくてもカバンは車内の見えるところに残さないのが基本です。

ケース4 -観光地で駐車していたら車の扉とトランクをこじ開けられ貴重品を盗まれた。
こちらも貴重品を車内に残したケースです。扉をこじ開けるためには道具がなければ無理ですので、その犯罪行為は目立ちます。人目に付きやすい場所に駐車するというのも車上あらしを防ぐ有効な手段です。また、警報ベルなどの装置を使用するのも良いかもしれません。

ケース5 -ホテルの部屋で夜間就寝中、何者かに侵入され 貴重品を盗まれた。
宿泊施設はセキュリティがしっかりとしたきちんとしたホテルを選びましょう。就寝するときはドアや窓の施錠を忘れずに。また、貴重品はセーフティボックスなどを使用するなど室内に放置しないようにしましょう。また旅先で親しくなった人などに安易に合鍵を渡さないようにしましょう。

ケース6 -車を運転中、停車したところ運転席側から話しかけられ、その隙に施錠していない助手席側のドアを開けられ貴重品が入ったカバンを盗まれた。
車を運転する際は車のドアを全てロックする習慣をつけましょう。万一話しかけられても安易に話に応じないことも大切です。ヒッチハイクの人はフレンドリーに話しかけてきますが車に乗せないほうが無難です。ヒッチハイクを装った犯罪団体もいるためです。また女性は性犯罪も増えていますので気をつけてください。

3. 犯罪にあうのを防ぐために気をつけること

性犯罪や暴行などの犯罪防止のために

夜間女性の一人歩きは避けましょう。また英会話指導や観光案内と行った話を持ちかけられても知らない人の話には乗らないことも大切です。バーで初対面の人に勧められる飲み物などを飲んではいけません。

すりやひったくり防止のために

空港、レストラン、ホテルのロビーなど公共の場では常に貴重品を肌身離さず持ち歩くこと。ズボンのポケットに現金や財布を入れないこと。歩道を歩くときに車道とは逆側にバッグを持つように心がけること。荷物を置いてレストランやバーで席を離れないこと。旅行中は気をつけていても「うっかり」があります。

窃盗の被害にあった場合は犯人の特長、逃走方向、車両ナンバーなどを警察に通報してください。

詐欺の被害を防ぐために

ATM使用時に暗証番号を見られないようにすること。銀行や店舗内のATMの方が安全です。旅先で親しくなった人に金銭を貸したり合鍵を渡したりしないこと。クレジットカードを使うときに店員に不審な行動がないか気をつけること。

車上あらしを防ぐために

観光バスを含め、車内にカバン等を放置して車から離れないこと。駐車時はもちろん、走行時も車内の全てのドアを施錠すること。警報ベルなどの防犯グッズをつけること。人目に付きやすい場所に駐車すること。

その他の犯罪を防ぐために

繁華街などで薬物を勧められてもそれが合法であっても絶対に手を出さないこと。セキュリティーの整ったホテルを選び、施錠すること。不用意にドアを開けたり貴重品を放置して外出しないこと。ヒッチハイクの人を安易に車に乗せたり、ホテルの部屋に泊めないこと。

4. 万が一被害にあってしまったら

ニュージーランド国内にある日本大使館に連絡

緊急時は迷わず警察や救急に連絡。番号は111

ニュージーランドは警察も消防も同じ番号です。番号は111番。「Police、Ambulance、Fire」（警察か救急か火事か？）と聞かれますので、いずれかを選び状況を説明しましょう。自分の氏名や連絡先も忘れずに。

旅行者には絶対役立つページ

http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html　外務省海外安全ホームページ