AmandaBowman
小さい頃に読んだ童話やおとぎ話。フィクションばかりと思われる方も多いかもしれませんが、実は舞台となった場所が残っているお話も結構多いんです。ドラマや映画のロケ地を巡る旅をされる方はよくいますが、物語の中の場所をたどってみる旅もまた面白いですよ♪
1.【ルーマニア】ブラン城 モデル:ドラキュラ
http://www.lostinmylittleworld.com/2013/10/coolest-locations-for-halloween.html
ブラン城は、ブラム・ストーカー著、『ドラキュラ』という小説に出てくるドラキュラ伯爵のお城のモデルとなった場所と言われています。しかし、実際に居城していたのはドラキュラ伯爵のモデルとなったワラキア公ヴラド3世の祖父だったそうです。かつての貴族らしい趣のある建物です。中はアンティーク調でとってもおしゃれです!
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bran_Castle_(Dracula’s_Castle)_1.jp
普段の生活ではお目にかかる事ができないインテリアに沢山出会えます!
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bran_castle_E5.jpg
ルーマニアの近くに行かれた際は訪れてくださいね!
基本情報
- ・名称:ブラン城(Bran Castle)
- ・住所:Str. General Traian Mosoiu, nr. 24, Bran, Romania
- ・アクセス:ルシュノブ市街地からE574を通って道なりに進むと左手にあります(約35分)
- ・営業時間:4月~9月末
- 月曜日、12:00~18:00
- 火~日曜日、9:00~18:00(最終入場18:00)
- 10月~3月末
- 月曜日、12:00~16:00
- 火~日曜日、9:00~16:00(最終入場16:00)
- 冬季休暇中(12月24日~1月4日)
- 12月24~28日、9:00~16:00
- 12月29日、12:00~16:00
- 12月30日、9:00~16:00
- 12月31日、9:00~16:00
- 1月1日、11:00~17:00
- 1月2~4日、9:00~16:00
- ※2014~15年の予定です。以降はHPを要確認。
- ・定休日:なし
- ・電話番号:+40 268 237 700
- ・入場料金:大人6€、65歳以上3.5€、学生2.4€、子ども1.2€
- ・写真撮影:一般無料、プロ4.8€
- ・公式サイトURL:http://www.bran-castle.com/
2.【スペイン】アルカサル・デ・セゴビア モデル:白雪姫
http://www.flickr.com/photos/53695725@N05/7440061924/
アルカサル・デ・セゴビアは、中世から多くのスペイン王が愛した宮殿であり、スペインの最重要軍事拠点でもあった場所です。ファンタジー溢れるおしゃれなデザインの建物は、外観だけ見ても素晴らしいですよね♪近くで見るとこんな感じです!迫力満点です!
http://www.flickr.com/photos/38035878@N07/8668017052/
王の間だそうです。かつての軍事的な場所から一転、今では資料館のような感じになっているようです。
基本情報
- ・名称:アルカサル・デ・セゴビア(Alcazar de Segovia)
- ・住所:Plaza de la Reina Victoria, s/n 40003 Segovia
- ・アクセス:セゴビア駅からファン・カルロス通り→パードレ・クラレー通り→サント・ドミ
- ンゴ・デ・グスマン通り→ドクトール・ベルスコ通り→ポソ・デ・ラ・ニエベ通
- り→そのまま直進すると正面にあります
- ・営業時間:夏時間 10:00~19:00(4~9月)
- 冬時間 10:00~18:00(10~3月)
- ※ただし10月の金曜日・土曜日は夏時間での営業、日~木は冬時間での営業
- ・電話番号:921-460-759
- ・料金:大人 5€、65歳以上・団体・学生 3€、塔の頂上への入場券 2€、
- 城と塔の入場券のセット 7€
- ・公式サイトURL:http://www.alcazardesegovia.com/
3.【スペイン】ラ・マンチャ地方(カンポ・デ・クリプターナ) モデル:ドン・キホーテ
ヨーロッパで風車というとオランダが有名かもしれませんが、こちらのラ・マンチャ地方の風車はドン・キホーテのモデルになった場所として有名です。近くの建物にはおしゃれな装飾が施されているので、そちらも見ものかもしれません♪
ドン・キホーテが物語の中で、風車を巨大な敵だと勘違いして立ち向かっていくことで知っている方も多いのではないでしょうか?みなさんもドン・キホーテのように、こちらの巨大な風車にぶつかってみては?
基本情報
- ・名称:ラ・マンチャ地方(カンポ・デ・クリプターナ)(Campo de Criptana)
- ・住所:Alcázar de San Juan, Ciudad Real周辺
- ・アクセス:アルカサル・デ・サン・ファンの駅、もしくはカンポ・デ・クリプターナの駅か
- らN420へ向かうと道沿いにあります(両駅の中間地点くらいにあります)
4.【デンマーク】アマリエンボー宮殿 モデル:おやゆび姫
http://www.steenelm.com/royal/article/amalienborg-slot
デンマークの首都コペンハーゲンにあるアマリエンボー宮殿は、クリスチャンボー城がかつて大火で消失したため、王族が移り住んだ場所で、現在でも王家のみなさんが住んでいらっしゃいます。チューリップから生まれた少女が、花の国の王子様と結ばれるストーリーを描いた、アンデルセン著『おやゆび姫』のモデルとなった場所と言われています。
ロココ様式のクラシカルな外観が特徴的なアマリエンボー宮殿に対して、すぐ近くにあるフレデリクス教会はバロック様式の建築となっていますので、様々な建築物を楽しむことができます♪
http://www.flickr.com/photos/11037560@N04/13894262074/
毎日正午には衛兵の交代式があります!こちらもアマリエンボー宮殿を観光する上での見所となっています。首都コペンハーゲンにありますので、アクセスも良好です♪
http://www.panoramio.com/photo/74248756
基本情報
- ・名称:アマリエンボー宮殿(Amalienborg Slot)
- ・住所:Amalienborg Slotsplads, KØbenhavn
- ・アクセス:Kongens Nytorv stからBredgade(O2)を通って、フレデリクス教会が左手に
- 見える交差点を右折→そのまま直進すると左手に見えます
- ・公式サイトURL:http://www.slke.dk/eng/copenhagen/amalienborg-palace/
5.【デンマーク】人魚姫の像 モデル:人魚姫
やはりデンマークは童話作家として世界的に有名なアンデルセンが生まれた地ですから、モデルになった場所が多く存在します!こちらは彫刻家エドワードエッセンによって作られた彫刻で、悲しく佇む様子が、求愛していた人間の男性と結ばれなかった彼女の人生の悲しみを彷彿させます。かつて港の警備のために作られたカステレット要塞のすぐ近くにあります。ぜひ一緒に観光して見てください。
https://sites.google.com/site/ryoubaoshijoukakurisuto/denmark/Kastellet-Copenhag…
私たちが想像する人魚姫というのは腰から下が魚というイメージですが、実際の銅像は足首あたりからヒレになっています。人魚姫のモデルは、王立劇場のプリマドンナでとっても足が細かったということが由来だそうです。
http://leaps.jp/?p=5138
基本情報
- ・名称:人魚姫の像(The Little Mermaid)
- ・住所:2100 København Ø Langelinie
- ・アクセス:Østerportの駅からLangeliniebroとLangelinieを経由して海沿いに行くとありま
- す
- ・公式サイトURL:http://www.mermaidsculpture.dk/
6.【ドイツ】ザバブルク城 モデル:眠り姫(いばら姫)
http://www.flickr.com/photos/22084572@N07/15599115705/
グリム童話の『いばら姫』、そしてディズニーの『眠れる森の美女』などのモデルとなったのが、こちらのザバブルク城です。糸紡ぎ車に刺された女性が100年の眠りに落ちてしまい、それを王子様がこのお城の中で見つけるというストーリーでしたよね!中から見るとこんな感じの雰囲気♪壁面に石が施されていて、単調なベタ塗りの壁ではありません!
http://www.ruengener.eu/anschauen/sababurg/sababurg_schloss2_gr.html
お庭から眺めるとこちらのような感じです!咲き誇る季節ごとの花々も見どころかも!?現在では、わずか17室ではありますが、古城のホテルとなっています!一度は宿泊してみたいですよね♪
http://s673.photobucket.com/user/1vrtnica/media/P1480105_zps6894f6f4.jpg.html
基本情報
- ・名称:ザバブルク城(Schloss Sababurg)
- ・住所:Reinhardswald D-34369 Hofgeismar (Sababurg)
- ・アクセス:ホーフガイスマー駅からタクシーを利用すると25分程度で到着します(約20€)
- ・電話番号:+49 5671 8080
- ・公式サイトURL:http://www.sababurg.de/
7.【ドイツ】シュヴァルムシュタット モデル:赤ずきん
http://blog.livedoor.jp/j_fujishima/archives/51774000.html
こちらも有名なグリム童話の『赤ずきん』で知られる主人公の赤ずきんちゃんの出身地だとされている場所です。石畳にレンガ造りの家が立ち並び、昔ながらのヨーロッパの雰囲気が漂います。赤ずきんちゃんはおばあちゃんの家に行く途中に森を通って行ったような記憶(絵本での)があるのですが、実際のグリム童話の中ではどうなのでしょうか。
http://blog.livedoor.jp/j_fujishima/archives/51774000.html
この街の伝統衣装は未婚女性は赤い帽子をかぶることになっています。ザラートキルメス(Salatkirmes)という伝統的な衣装を付けてパレードするお祭りでは小さい「赤ずきんちゃん」たちをたくさん見かけることができます。
http://blog.livedoor.jp/noshiros/archives/51706946.html
■ 基本情報
- ・名称: シュヴァルムシュタット(Schwalmstadt)
- ・住所: Schwalmstadt-Ziegenhain
- ・アクセス: フランクフルトより電車(IC)に乗り、トライザ駅(Treise)へ行く。
- (約1時間20分)その後駅前よりバスに乗る。(約10分)
- ・公式サイトURL: http://www.schwalm-touristik.de/
8.【ドイツ】ブレーメン モデル:ブレーメンの音楽隊
http://musiklieb.com/wordpress/?p=328
ブレーメンという地名は、『ブレーメンの音楽隊』という物語で知ったという方も多いのではないでしょうか。ハンザ同盟の有力都市として発展したこの街では物語に出てくるロバ、イヌ、ネコ、ニワトリの銅像がマルクト広場内にあるブレーメン市庁の横に置かれています。「ブレーメンの音楽隊の像」の隣にあるブレーメン市庁舎はユネスコ世界遺産に登録されていますので、一緒に見学をしてみましょう。
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/myargo/blog/129812.html
中世の雰囲気を残したシュノア地区の方にもブレーメンの音楽隊の像があります。こちらの方がポップなアニメ調の像です。
http://mikispage.blogspot.jp/2013/08/blog-post_951.html
街の至る所にブレーメンの音楽隊をモチーフにした像や絵がありますので、市街地を散策しながら探してみるのも楽しそうです!
しかし「ブレーメンの音楽隊」があふれるブレーメン市ですが、実は音楽隊はブレーメン市にはたどり着いていないのです。ご存じでしたか?
基本情報
- ・名称:ブレーメン(Bremen)
- ・住所:28195 Bremen Am Markt周辺
- ・アクセス:ハンブルク、ハノーヴァーから特急列車(IC)で約1時間。
- ケルンから特急列車(IC)で約3時間。
- ブレーメン駅からマルクト広場までは徒歩で約10分。
9.【イギリス】オックスフォード モデル:不思議の国のアリス
http://blogs.yahoo.co.jp/ghmmm372/folder/1158615.html?m=lc&p=10
オックスフォードは学研都市というようなイメージもありますが、多くの物語が生まれた街でもあります。不思議の国のアリスもまさにここで生まれました。オックスフォードの大学の庭園は素晴らしい草木が生い茂り、アリスの世界観が伝わってきます。ガーデンもとっても綺麗に花が咲き誇っています!
http://hirokowright.blogspot.jp/2014/08/blog-post_25.html
不思議の国のアリスのグッズを販売しているアリスショップという場所もオックスフォードにあるそうです。合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
http://www2.fukujo.ac.jp/university/faculty/kokusai_c/2014/001991.html
基本情報
- ・名称:オックスフォード(Oxford)
- ・住所:イギリス オックスフォード周辺
- ・アクセス:オックスフォード駅からキャッスルミルストリートを越えて東へ進むとキャンパス群があります
10.【イギリス】ケンジントン公園 モデル:ピーターパン
http://www.timothybyford.com/photos_London—Kensington-Gardens—Peter-Pan_1770
『ピーターパン』はこちらのケンジントン公園で、乳母車から落ちて迷子になった子どもをベビーシッターが見つけられなくなったことから、始まる物語です。アニメの影響でネバーランドなどの印象が強くなっていますが、こちらのケンジントン公園がピーターパンの住む場所だそうです。ケンジントン公園は花も咲き誇り、とっても綺麗な場所も沢山あるので、散策にも持ってこいです!
http://www.parkgrandlondon.com/blog/2013/08/things-to-do-in-kensington-london/
秋のシーズンは少し紅葉も印象的になります。ピーターパンはおそらく出てこないと思いますが、ちょっと散策しながらファンタジーの世界に浸るのもいいかもしれません!
http://www.basicjoy.com/wordpress/reiki-in-london/bandstand-kensington-gardens/
基本情報
- ・名称:ケンジントン公園(Kensington Gardens)
- ・住所:W2 2UH Greater London, London
- ・アクセス:ランカスターゲート駅、もしくはクイーンズウェイ駅下車すぐ
- ※ピーターパン像に近いのはランカスターゲート駅です。
- ・営業時間:6:00~20:00
- ・電話番号:+44 300 061 2000
- ・公式サイトURL:https://www.royalparks.org.uk/parks/kensington-gardens
世界中の様々な場所に童話の舞台となった場所があります。日本に伝わる迷信や歴史、物語の中心舞台になった場所を巡ったりするのが好きな方にはおすすめの海外旅行かもしれません。
私事ですが、私は良く小説の舞台になった場所に小説を読み終わった後に行くのが好きです。小さい頃に慣れ親しんだ童話やおとぎ話の世界の一端を垣間見る、その舞台に行ってみるのは絶対に楽しい旅行になること間違いなしですよね!
ぜひ、みなさんの想像していた世界と、実際のモデルを見比べて楽しんでみてください☆