http://www.scubadiving.com/photos/25-best-freshwater-dive-sites?image=10
アイスランド南西部にある、ユネスコ世界遺産「シンクヴェトリル国立公園」付近は、東のユーラシアプレートと西の北米プレートが引っ張り合っている”地球の裂け目”と呼ばれる場所。ここには「シルフラ」という、とんでもなく透明度の高いダイビングスポットがあるのです。地球の裂け目「シルフラ」とは?
Diego_Delso
そこに、岩石によって自然ろ過され非常に澄んだ氷河の雪解け水が流れ込んでいます。年間水温2〜4℃の中では水生生物が活発に活動できないため、その水は、晴れた日には150m先まで見通せるほどの驚きの透明度!2つのプレートの境目に澄んだ美しい水が加わった、ダイバー憧れのダイビングスポットなんです。
感動体験!シルフラで地球を感じるダイビング
https://guidetoiceland.is/ja/connect-with-locals/isabella-price-1/silfra-snorkel…
http://www.scubadiving.com/photos/25-best-freshwater-dive-sites?image=10
ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸が引き合ってできた大きな割れ目「ビッグクラック(Big Crack )」です。シルフラの中でも一番狭い場所。ちょっと恐怖感に襲われるかもしれません。でも、気を取り直して二つの大陸の間をバックに写真をとって、先に進みましょう。 http://www.compactsailor.com/tag/silfra/
本当に透明度がすごいです。極寒ですが、この美しさを目にしたら寒さも忘れてしまいそうです。 http://icelandictimes.com/zh-hans/chun-jing-shui-di-shi-jie-de-zhen-shi-zai-xian…
しばらく行くと、割れ目が大きくなった「シルフラホール(Silfra Hall)」です。透明な水、荒くれた岩々…、そして生き物の姿も見えないシーンとした無音の世界。荘厳な光景ですね。 https://www.dive.is/diving-snorkeling-tours/diving-day-tours/silfra-diving-day-t…
そして、次に訪れるのが「シルフラの大聖堂(Silfra Cathedral)」。一番深いところが水深20m、奥域100mのまさに神秘的な場所です。透明度の高い水中では、その細部まで鑑賞できますよ。 https://www.dive.is/dive-sites/silfra/
最後に訪れるのが「シルフラ・ラグーン(Silfra Lagoon)」。シルフラの中でも最も透明度の高い場所で、差し込む太陽の光が明るく輝いています。 ぜひ動画で体感して!
Silfra Crack Iceland from Wethorse on Vimeo.
以上、シルフラでのダイビングの見どころスポットの紹介でした。ベストシーズンは5〜9月。太陽光の届く浅瀬から、少し潜った魅惑的な透き通ったブルーの世界そして更に深みの暗くなった世界まで、初心者からベテランまで楽しめる場所です。荘厳とも言える美しい無音の世界を堪能して下さいね。
シルフラへのアクセス
Francisco Antunes
日本から、まず経由地のコペンハーゲン(デンマーク)まで約11時間のフライトです。そこから更に4時間のフライトで、アイスランドのレイキャビックに到着。レイキャビックを拠点として「シルフラ」を楽しむことになります。 レイキャビックからシルフラのあるシンクヴェトリル国立公園には、レンタカーあるいは各種の日帰りツアーを利用して下さい。夏場であれば、路線バスを利用するのも良いですね。
合わせて訪れたい「ゴールデンサークル」
ゴールデン・サークルとは、シンクヴァトラヴァトン湖とその東の一帯を指し示す呼称。大陸プレート間のの割れ目と間欠泉をはじめに雄大な自然の観光スポットが集中する、観光客にも人気のエリアです。「シルフラ」以外の主要な観光スポットを紹介しますね。ツアーなどを利用して、どうぞ。ゲイシール間欠泉
http://blog.livedoor.jp/hisako_iino/archives/51643231.html
もともとの「ゲイシール間欠泉」は、残念ながら現在活動停止中…。その代わり、次で紹介する「ストロックル間欠泉」をどうぞ。5〜10分おきに吹き出す間欠泉を「今か今か…」と待つのも楽しいものですね。 ストロックル間欠泉
http://urara-y.at.webry.info/201212/article_7.html
「ゲイシール間欠泉」の南側にあるのが「ストロックル間欠泉(Strokkur)」。5〜10分間隔で噴出する間欠泉は15〜20m、時には40mの高さまで到達するほどの勇壮な光景…。ドキドキしながら、噴出するのを待ちましょう。期待を裏切らないはずですよ。 グトルフォスの滝
http://blog.livedoor.jp/wakana_lifestyle/archives/cat_32768.html
アイスランド語で「黄金の滝」という名を持つ「グトルフォスの滝」。最大幅約70m、最大落差は一段目約15m、二段目約30mというアイスランド最大の滝です。豊富な水量が豪音を立てて流れ落ちる勇壮な光景をどうぞ。アイスランドの代表的な観光スポットの一つです。 ケリズ火口湖
http://blog.livedoor.jp/hisako_iino/archives/2013-09-27.html
約3000年前に形成されたカルデラ湖「ケリズ火口湖」。長さ270m、幅170m、水深は7〜14mほどの湖のそばまで容易に降りていけます。土壌から溶け出たミネラルなどが創りだした鮮やかなアクアマリン色の湖を中心とした雄大な大自然姿をどうぞ。 ■ 基本情報
- ・名称:シンクヴェリトル国立公園
- ・位置:Thingvellir, Iceland
- ・アクセス:レイキャビック中心部からÞingvallavegur 経由、車で39分
- ・電話番号:3544822660
- ・公式サイトURL:http://www.thingvellir.is
以上、アイスランド「シンクヴェリトル国立公園【シルフラ】」とその周辺の紹介でした。一度は、足を運んで、二つの大陸プレートが引っ張り合うことでできた、自然の景観を眺めたいもの…。できれば、ダイビングも体験したいものですね。