Kentaro Ohno
露天神社(つゆのてんじんしゃ)は大阪のパワースポットで、ビルや商店街が数多く集まる都会の中心にひっそりと佇んでいます。この場所は、縁結びのご利益があると言われていて、一年を通してたくさんの人々が恋愛成就を祈願するために訪れます。近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃「曽根崎心中」は、この地での実話を元にしています。そのヒロインの名前から「お初天神」と呼ばれ、広く親しまれています。ぜひ参考にして、足を運んでみてください。
1.露天神社(お初天神)とは?
露天神社とは、大阪梅田の曽根崎お初天神商店街にある神社。1300年の歴史があり、菅原道真公にゆかりがあると言い伝えられています。
江戸時代・元禄16年に遊女のお初と醤油屋の徳兵衛が神社の「天神の森」で心中を遂げたことから、近松門左衛門の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台になったことでも有名。 JR大阪駅から徒歩10分以内、梅田地域を守護する神社として、多くの人がお参りに訪れます。
「曽根崎心中」が上演されたのは、江戸時代で当時は悲恋に多くの人が涙し広く民衆に愛されました。当時は浄瑠璃は、市民の娯楽でもありこのようなドラマチックな話は好まれたようです。身分の違う恋人の末路は何時の時代も悲しいものですが、当時の事を考えれば非常に身近なことであったのも民衆が自分の事のように考えていたとも言えます。
当時は今のように、弁護士や司法書士もいませんから、お金のトラブルは身をもって解決するしかないと言うのも、分かってはいても辛いものだったのす。
2.露天神社(お初天神)の魅力
露天神社の魅力は、何といっても縁結び。お初と徳兵衛が永遠の愛を誓った場所は今や「恋人の聖地」とされ、女性たちが恋愛成就の祈願に訪れます。