大宮の見どころ教えちゃいます！21選

古くは氷川神社の門前町として、江戸時代以降は江戸の宿場町として、そして現在は埼玉県の主要ハブターミナルとして重要な役割を担う大宮。2001年に平成の大合併でさいたま市大宮区となってからも、様々な文化交流、または鉄道交通の要であり続ける大宮の魅力をご紹介します。

県庁所在地さいたま市、大宮区は魅力いっぱいだよ。

江戸時代には中山道の宿場町として栄えた大宮。明治になって大宮の駅ができると鉄道の街として発展しました。現在もたくさんの路線が乗り入れ、埼玉の鉄道交通の要となっています。大宮の地名の由来は氷川神社の門前町だったため「一宮」と呼ばれたことに始まったとか。

大正時代に関東大震災で被災した東京の盆栽業者が、こぞって宿場町であった大宮に移住し、商売を移したため、現在でも盆栽業者が数多く点在し、盆栽の町としても有名になりました。

大宮駅は様々な路線が発着。都心へのアクセスもOK!

大宮駅は乗り入れ路線数が埼玉県内でもダントツで多く、都心からのアクセスととってもいいのです。さすが鉄道の街ですね！現在大宮駅に乗り入れているのは、埼玉新都市交通伊奈線、東武野田線、ＪＲ京浜東北線、ＪＲ湘南新宿ライン、上越新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、東北新幹線、北陸新幹線、ＪＲ高崎線、
ＪＲ東北本線、ＪＲ川越線、ＪＲ埼京線の計13路線。他にも大宮区には「さいたま新都心駅」「大宮公園駅」「鉄道博物館駅」「北大宮駅」があり、全部で5つの駅を抱える鉄道交通の要なのです。

大宮駅構内、西口方面はショッピングビルも充実

写真提供：株式会社JR東日本ステーションリテイリング

大宮駅西口には2つの大きなショッピングモールがあります。ひとつはDila大宮。コンビニやコーヒーショップ、気軽に買えるお惣菜やさんなど。特にギフトガーデンは、銘菓ひよこや東京バナナなど販売しているからお土産にも何かと便利。さすが新幹線の乗り入れ駅ですよね。

さらにもう一つのエキュート大宮は、スイーツ、ファッション、雑貨、グルメなどバラエティー豊かな78店舗が入ったショッピングモール。エキナカだから電車の待ち時間やお土産の買い忘れなどに便利に使えそうです。

埼玉県の文化発信スポットも大宮に集結

大宮は埼玉県でも一、二を争う文化的な街。学習意欲を刺激するたくさんの施設があります。昔から宿場町として栄え、交通の要所となった大宮は、自然と各地から人々が流入し東京のベットタウンとして年々人口も膨れ上がりました。

そんな背景の中、人々の文化的な交流が盛んになり、情報が各所から集まるようになって現在のような情報発信の街へと変貌を遂げていきました。

さいたま市宇宙劇場

大宮駅西口にあるJACK大宮の３階にあるプラネタリウムです。23mの大きなドームで壮大な宇宙の一端を垣間見ることができます。投影機器はコニカミノルタ社製の最新鋭。肉眼では見えない7.4等星の星や天の川を含めた約30000個もの星を映し出すことができます。

プラネタリウムは季節ごとの星空解説と、星がテーマになった番組の二本立て上映。星空解説の解説員は日替わりで変わるのでお気に入りの解説員を探してみるのもいいかも。大きなスクリーンを利用して超大型映画も上映されています。

大宮ソニックシティ

大宮ソニックシティは大宮駅西口にあるコンベンション施設です。大ホールやパレスホテルなどがあり、31階建ての大型ビルには会社やコーヒーショップやコンビニなどが入っています。

大ホールは座席数2,505席、小ホールは496席。国内屈指の規模を誇り、音響設備は最新鋭とあって世界各国から様々なジャンルのアーティストのコンサートが行われています。ゆったりくつろげるシートと最高の音響効果を計算した構造で、クラッシックのコンサートにも最適な会場です。

大宮アルシェ（NACK5　スタジオアルシェ）

大宮駅西口にある大型複合施設「大宮アルシェ」。ファッションや雑貨飲食店などたくさんのショップが入っており、大宮の若者のファッション拠点となる施設。

特に5階には「FM　NACK5」のサテライトスタジオ「スタジオアルシェ」が入り、毎日このスタジオで公開生放送が行われています。埼玉県民がみんな大好きなFM　NACK５はたくさんの県民に愛されているチャンネル。連日たくさんの人たちがパーソナリティーのテンポの良いトークを聞きに訪れます。

鉄道のまち大宮。歴史的にも重要幹線の通過駅

現在大宮駅は埼玉の主要駅の一つになっていますが、1883年の時点で大宮に駅はなく、大宮市（現在はさいたま市の一部）は衰退の危機にありました。そこで白井助七をはじめとする地元の有志が駅の誘致活動を始め、大宮に「大宮駅」が誕生。1885年のことでした。

以来、大宮は多数の路線や新幹線まで乗り入れる、埼玉県の鉄道交通主要都市に発展してきました。人が行き交う大宮では経済が動き、文化の交流があり、さらに街の発展も目覚しい情報発信の拠点として日々進化し続けています。

大人気の鉄道博物館。イベントも多彩

東京ドームと同じほどの広大な面積の通称「てっぱく」。メインは本物の鉄道車両が展示されている「ヒストリーゾーン」。たくさんの車両が雰囲気のある照明の中展示されている様は、鉄道ファンならずとも大興奮間違いナシの迫力です。

それ以外にも館内は1Fから４Fまで、「パークゾーン」「ラーニングゾーン」「エントランスゾーン」「コレクションゾーン」「てっぱくひろば」といくつかのゾーンに別れ、大人も子供も見どころいっぱいの博物館。
鉄道博物館では毎日開催される転車台の回転実演と、EF55 1電気機関車の気笛吹鳴などイベントもたくさん催されています。大きな館内に響き渡る汽笛の音は迫力満点。美しいけれど何か物悲しさも漂う音色です。鉄道のことなら何でもわかるてっぱくで休日の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

撮鉄集結。新幹線も5路線が通過

鉄道交通主要都市である大宮駅は、なんと5つの新幹線が乗り入れています。MAXとき310号（越後湯沢～東京間ノンストップ）は大宮駅を通過してしまいますが、今やほとんどの新幹線が大宮駅に停車していてハブステーションとして年々重要な役割を担っています。

そんなことから大宮駅は「撮鉄」と呼ばれる、列車写真愛好家に大人気の駅。鉄道博物館もあるので列車マニアにはたまらない有名な駅になっています。撮り鉄だけでなく、夏休み中は鉄道大好きな子供達が訪れて、目を輝かせて新幹線の写真を撮る姿も微笑ましい光景ですね。

繁華街ばかりじゃない。大宮の癒されスポット

鉄道、商業、工業のまちとして発展を続ける大宮区ですが、にぎやかな繁華街だけでなく歴史ある神社や癒しの風景などもあり、人々の憩いのスポットになっています。埼玉の新都心のような未来的な街から続いて氷川神社の参道や大宮公園など、緑を残す街づくり計画が進められてきました。

その結果、見沼田圃などの緑を増やす街づくりに地域住民の人々も協力し、緑化保全に努めています。また、街路樹の手入れ、植栽、剪定などにも力を入れ、癒しのある街づくりが進められています。

大宮盆栽美術館

盆栽というと「お爺ちゃんの趣味みたい。」なんて思っていませんか？今や盆栽は若い女子から外国の人まで大注目の”粋な”趣味なのです。この「盆栽美術館」を一度訪れたら、盆栽の深み、やすらぎ、美しさに魅了される人が続出するそうですよ。

先にも触れたとおり、関東大震災の折、比較的被害の少なかった大宮の地に盆栽業者がこぞって移転してきたのが、盆栽の町となるきっかけでした。いまや大宮公園北側一帯が「盆栽村」と呼ばれ、世界中から盆栽の中心地として注目を集めています。
大宮盆栽美術館では、可憐な山野草の寄せ植え盆栽や苔玉作りなど、初心者でも楽しめる数々のワークショップを開催しています。和だけでなく洋やアジアンのインテリアにも不思議とマッチする盆栽の魅力をたっぷり感じられる美術館。ぜひ立ち寄りを！

大宮公園

埼玉県では初の県営の公園として明治18年にオープンした大宮公園。埼玉県で一番利用者の多い公園なんだとか。早春は梅、春は桜とお花見スポットとしても人気の大宮公園は、サッカー場、野球場、プールに、陸上競技場、弓道場、体育館、など体育施設が充実した公園です。

そのほかにも小動物園やミニ遊園地、子どもたちが遊ぶ遊具や歴史民族博物館など広い敷地に楽しいことがたくさん詰まったスポット。大宮アルディージャの本拠地であるサッカー場や、西武ライオンズの公式試合が行われる野球場などが同じ公園内にあるというのだから驚きますよね！
さらに公園内にある「さいたま百年の森」には樹齢100年を超える赤松の林の中に山モミジが広がり、涼しい木陰を作り出しています。紅葉の時期は真っ赤に燃える山モミジと赤松の林をのんびり散策してみてはいかがでしょうか。

氷川神社

大宮氷川神社の歴史は2000年以上と言われ、「大いなる宮居」として大宮の地名の由来にもなっています。全国におよそ280社ある氷川神社の総本宮で、関東の人々の厚い信仰を集め、武蔵国の一宮と呼ばれ親しまれてきました。

ご祭神に須佐之男命（スサノオノミコト）と稲田姫命（イナダヒメノミコト）と大己貴命を祀っています。スサノオとイナダヒメは神話界でも有名なおしどり夫婦。当然ご利益は縁結びや家庭円満、結婚運などをつかさどります。さらに大己貴命もあらゆる縁を結ぶ神ですので縁結びには最強の神社ということですね。

大宮のスイーツ情報

ショッピングも文化も癒しも、女性の大好きなものが何でも揃っている大宮。でも何かが足りない…。そう！それはスイーツ！！ショッピングの休憩に、頭を使った後にと何かと脳が甘いものを欲するんです！

そんなあなたに大宮のスイーツ情報もしっかりお伝えします。これだけを目当てに大宮を訪れてもいい、魅惑のスイーツたち。ちょっと気軽に食べられるものから本格的なデザートなど厳選してピックアップしました。大宮に訪れた際の糖分補給にぜひどうぞ。

氷川だんごや

氷川神社の参道の中ほどにある「氷川だんご屋」。氷川神社の参拝者だけでなく地元の人にも絶大な人気のお団子屋さんです。参道を歩き店の近くまで来るともち米の焼ける香ばしい香りと、食欲をそそるお醤油の香りに思わずお腹が鳴り出しそう。

一番人気はもちろん香ばしい醤油だんごと海苔を巻いた磯辺焼きだんご。２Fはイートインスペースになっていて、お茶とお団子をゆっくりいただくことができます。夏にはかき氷や冷やし甘酒もおすすめ。
そして隠れた（？）人気メニューはこの「揚げ饅頭」。注文は2個からですが小ぶりなのでペロリと食べられます。酒饅頭を揚げたこのお饅頭、外はカリカリに揚がって中身はしっとり。程よい甘さの餡とちょっぴりの塩気でいくつでも食べてしまいそう！

甘味処　田むら

大宮ルミネ2の1Fにある甘味どころ「田むら」。駅の東口ウエストサイド・ストリートからルミネ1Fに移転してきました。以前はなんと男子禁制だったというユニークな甘味処（女性同伴ならOK)は大宮の女子学生たちの隠れ家的存在だったそう。

現在はルミネに移転して男性ももちろん歓迎ですが、ユニークな点はもう一つ。なんと注文した甘味やきしめんが目の前の川で「どんぶらこ」と流れてくる、流しそうめんならぬ「流し甘味」状態。ゆらゆらと流れていく甘味を眺めてお茶をしたら、いつの間にかうたた寝したくなっちゃうかも!?

シェ・シブヤ

大宮の老舗人気店「シェ・シブヤ」。本場のフランス風のケーキのお店です。地元ではここのケーキじゃないと食べたくないという人もいるほど。カフェレストランも併設しているのでランチメニューもあり、お昼前後はたくさんのお客さんで賑わっています。

おすすめはイートインならぜひスフレを。大きくふわっとふくらみ口に入れたらすぅっと口どけるのがスフレの身上ですが、こちらのスフレは「完璧なスフレ」の条件を満たした逸品！テイクアウトならモンブランがおすすめ。上品な大人の甘さに栗のこっくりした甘さが秀逸です。

大宮の宿泊施設

パレスホテル大宮

大宮ソニックシティに隣接するパレスホテル大宮。駅からすぐの立地なのでたくさんの路線が乗り入れる大宮駅利用者には非常に使い勝手の良いホテルです。羽田空港や成田空港からの高速バスも運行しているのでハブターミナル駅の主要ホテルとして便利なホテル。

大宮ソニックシティ大ホールに隣接、埼玉スーパーアリーナまでは約10分の好立地で、ホテル内にはフィットネスや洗練された雰囲気の各種レストランが揃います。コンサートや旅行の際に利用すればさらに贅沢な時間が過ごせそうですね。

マロウドイン大宮

大宮駅西口から歩いて3分と好立地で条件はパレスホテルと遜色ありませんが、パレスホテルより格段にリーズナブルなビジネスホテルです。目的のレジャーが終わったら、または次の移動に備えてグッスリ眠りたい、そんな時は十分な役割を果たしてくれます。

パレスホテルと同等の洗練はないかもしれませんが、サービスと清掃が行き届きコンビニまで歩いて3分と良い条件が整ったホテル。大宮でコンサートやイベントがある際も比較的予約が取りやすいといった利点もあります。選択肢の一つとして覚えておくと便利なホテルですね。素材提供：トリップアドバイザー