yuzuod4(写真提供)
2011年3月11日の東日本大震災から5年。岩手県釜石も大変大きな被害にあいました。釜石でも現在もなお、震災復興がたくさんの人々の支えによりあちこちで行われています。その復興の一環として昨年末、復興を願うミッフィーの作者ディック・ブルーナさんの気持ちもあり、「ミッフィーカフェ」がオープンしました。被災地にあの癒しキャラのカフェが登場!
http://kamaishi-town.com/archives/9150216.html
2011年3月、東北を中心に東日本大震災が起こりました。その被災を知ったミッフィーの作者ディック・ブルーナさんは涙を流すモノクロのミッフィーを描いて日本に贈りました。それはもう一度ミッフィーがいつものカラフルな色を取り戻すように、釜石の皆さんも色を取り戻してという思いからだったと言います。2013年、オランダ大使館と東北大学で街造りの会議を開いた際にそのことが話題になり、震災で被災した釜石の町にもう一度色彩を取り戻そうと、オランダ大使館の協力のもとに、2015年12月に「ミッフィーカフェ」がオープンしました。
復興の一端を担っているこのミッフィーカフェ。オランダのミッフィーちゃんの会社からも熱い支持を得ているんですよ。釜石情報交流センターの中には会議室やワークスペース、市民スタジオなどがあり、市民スタジオには基本設備として音楽、映像編集用作業用Mac、モニターテレビなどが置かれているんです。さすが情報交流センター!
店内の至る所から可愛く覗いています
ミッフィーカラーに彩られた店内には、ミッフィーの絵本が飾ってあったり、可愛いミッフィーとそのお友達のぬいぐるみやグッズなどが飾ってあったり、子供だけではなく大人まで楽しくなるようなディスプレイになっています。
壁や階段、天井などいたるところにミッフィーが可愛く覗いています。ミッフィーを探しながら、ご飯を食べたり、お茶を飲んだり、そこにいるだけで楽しくなっちゃいそうです。あなたはいくつ見つけられるかしら?
店内ダイニングのカラフルなソファーの上にはミッフィーちゃんの頭のクッションも置かれています。ディック・ブルーナの作品である数々の名作絵本は実際に手にとって見たり読んだりすることができるんですよ。店内全体はほっとする温かみのある色で統一されているので、ミッフィーの世界観を感じやすくなっています。
そんなに見つめられると食べられない…
ミッフィーカフェのメニューは、ミッフィーをモチーフにしたものやミッフィーのふるさと「オランダ」のお料理などが揃っています。どれもこれも、可愛いミッフィーに見つめられて食べたくてもなかなか食べられない!というお客さんの声も聞こえてきます。夜にはお酒も飲めるので、大人の時間をここで過ごすのも良いかもしれませんね。
夜に食べられるディナーはお酒にあうメニューもたくさん。イカゲソ揚げや若鶏の唐揚、花巻産のプラチナポークを使ったポークソテーや門崎熟成肉もも肉のステーキなどゴージャスなメニューばかりです。ミッフィーちゃんの要素さえ薄らいでしまっているものの、料理のクオリティーは依然として秀逸です。オランダのハイネケンビールと合わせていただきましょう!
ミッフィーオランダプレート
ご飯はミッフィーの可愛いお顔、目玉焼きは可愛いお花の形にキュンキュン。ハンバーグにはオランダの国旗がついていたり、オランダのチーズを使ったグラタンなど、プレートの中にミッフィーとオランダがいっぱいつまっています。
特に人気の一品がミッフィーのオランダプレート。このオランダプレートは作者ディック・ブルーナさんの生まれ育った故郷であるオランダの家庭料理をイメージしたもの。ミッフィーちゃん型のライス、ナポリタンスパゲッティなど女子にぴったりのランチプレートです。ランチタイムは午前11時から昼2時半までなので、逃さないように行きましょう。
ミッフィーワッフル各種
ティータイムにはミッフィーの可愛いパンケーキも食べられます。このミッフィーのクッキーはここのスタッフさんが心をこめて焼いたもの。ワッフルはサクッと柔らかくフルーツの入ったベリーソースが美味しい。
この他にもお子様にはお子様プレートもあります。ラガーバーグナポリタンや可愛いパフェにミッフィーのお顔のカフェラテなどもあり、どれにしようか迷ってしまいそうです。
単なるワッフルではなくて、デコレーションにしっかりこだわっているワッフルなんです。お得なワッフルセットは1000円から提供されていますよ。ワッフル1品とドリンク1品が付いてくるのでお得ですよね。ドリンクはホットコーヒーとホットティ、ウーロン茶、オレンジジュースから選ぶことができます。ミックスベリーのワッフルがおすすめ♪
グッズも手に入ります
ミッフィーカフェオリジナルのトートバッグやミッフィーフェイスのマグカップ、クリアファイルにマスキングテープなど、お家に連れて帰りたくものばかりが並んでいます。
さらに、様々な大きさのラグビーボールを持ったミッフィーのぬいぐるみもありますが、これは2019年に釜石で「ラグビーワールドカップ2019」が開催されることに決まった記念に作られたそうです。
季節に応じていろんなオリジナルアイテムが手に入るというのが面白いですよね。ラグビーボールを両手で掴んだミッフィーは自立型のお人形で、ミッフィーちゃんがしっかりと握りしめるラグビーボールには「KAMAISHI2019」とプリントされています。大、小サイズがあり、とってもかわいいんです。着ているお洋服の色も違いますよ♪
実は、本名はミッフィーじゃないんです
オランダのデザイナー、ディック・ブルーナさんの描いたミッフィーは「ナインチェ・プラウス」という名前で登場しています。
日本に最初に入ってきた頃は「うさこちゃん」と翻訳され、数々の美しい絵本として読まれました。皆さんも「うさこちゃん」の絵本を見たことがあるのではないでしょうか。そののち、今のような「ミッフィー」と呼ばれるようになっています。この「ミッフィー」は英語でそう呼ばれていたものです。
ミッフィーの絵本は全世界で8500万部以上に達していると言います。オランダやベルギー、ルクセンブルグでは「ナインチェ」。1960年にイギリスで英訳された際に「ミッフィー」となっり、他の国ではみな「ミッフィー」と呼んでいます。国によって呼び名が違うのも面白いですね。
今までミッフィーちゃんミッフィーちゃんと呼ばれ続けてきたのに、これはかなり衝撃の事実ですよね。日本に入って来た当時の名前「うさこちゃん」というのもとっても平凡すぎる名前。今ではミッフィーという名前で完全に定着していますが、これには紆余曲折があったんですね。確かにオランダ語の「ナインチェ・プラウス」は言いにくいかも。
ミッフィーカフェを訪れた方の声
ミッフィーカフェ釜石、ミッフィーぬいぐるみある特等席に座ってうさぎまみれになってきました.+゚。(・▽・*人) pic.twitter.com/cyl35QhAR8
— 佐倉サラン@2月連載開始 (@Salan_wrap) 2016, 1月 12
ミッフィーカフェ釜石の店内。優しい感じのほんわかするカフェでした。思わずオリジナルトートバッグ購入。ミッフィー好きにはたまらん。 pic.twitter.com/6ZL8BXXVaz
— 忍 (@shino_egg) 2016, 1月 11
ミッフィーの作者であるディック・ブルーナさんのテーマパークともいうべきこのミッフィーカフェ。震災復興を励ますように、今日もミッフィー好きの人やカフェ好きの人が訪れるんです。訪れた人の間で人気のメニューは「ミッフィーオランダプレート」。このセットメニューはミッフィーの故郷オランダの家庭料理をイメージしたランチプレートです。ミッフィーカフェ行ってきた~~~
— Bob@QOL高男 (@bobtter4649) 2016, 1月 9
可愛かったねぇ~~~ pic.twitter.com/OzVNrJ1pqP
カフェ情報
釜石情報交流センターは比較的最近開業した施設で、釜石の情報発信と市内中心部における市民活動及び、運営の拠点として用いられる施設です。2階建てになっており、開館時間は午前9時から午後10時まで。多目的トイレや授乳室、全館フリーWi-Fiなど、設備やサービスもしっかり整っているので、多くの人が利用できます。■ 基本情報
- ・名称:ミッフィーカフェ かまいし
- ・住所:岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター1F
- ・アクセス:釜石駅から徒歩約10分
- ・営業時間:10:00~22:00
- ・定休日:第1・3木曜日
- ・電話番号: 0193-27-8751
- ・公式サイトURL:http://en-trance.jp/miffy
岩手県釜石を訪れたのなら、是非寄ってみたい。ミッフィーちゃんファンの方は、わざわざ行くのも惜しまないと思います。だって、ここにはミッフィーの愛がたくさん溢れて、優しく包んでくれるんですものね。