真鶴を楽しむために知っておきたい27個まとめ！三ツ石で見られる初日の出は有名！

神奈川県の中でも西部に位置する真鶴半島。周辺は有名な温泉地が点在しています。そんな真鶴は豊かな海の幸はもちろん、ここでしか満喫出来ない観光地も多くあります。今回はそんな真鶴についてご紹介します。これを見たらすぐにでも真鶴に行きたくなりますよ♪自然豊かなこの地で、日々の喧騒から離れて思いっきり癒されてくださいね。

真鶴はどこにある？

真鶴は神奈川県の中でも西部に位置しています。北は小田原市、そして熱海や湯河原といった温泉地の近くで、相模湾に突き出すように出ている小さな半島です。真鶴港もあり、新鮮な海の幸を堪能することが出来ます。

真鶴の産業は主に漁業と石材です。石材は高級墓石として名が知られている本小松石が採掘されています。これらは江戸城の石垣や皇族の墓石として使われています。

真鶴の名前の由来

真鶴の地名は、その名の通り地図で見たこの地域が真鶴に似ていることから名づけられました。真鶴は鶴の一種で、細く美しい姿をしています。その姿を半島の長い曲線と重ね、真鶴という名となりました。この真鶴は特別天然記念物に指定されています。

また他にも「石」が「ゴロゴロ」とあるという意味の「マナ」「ヅル」から名づけられたという説もあります。その通り真鶴では高級石材の本小松石の産地として有名です。

半島全体が「県立真鶴半島自然公園」

県立真鶴半島自然公園は真鶴半島の約半分の面積を誇ります。この公園内は138ヘクタールの広大な面積があり、4路線の遊歩道が整備されているのでウォーキングなどでも人気があります。

魚付保安林も整備されています。そのため陸だけではなく海の幸や環境の保全に努めています。海の景観はかながわ景勝50選に指定されています。また森林はクロマツやスダジイなどの原生林になっており、豊かな自然がそのまま残っています。

一度は拝みたい「真鶴岬・三ツ石の初日の出」

真鶴岬は真鶴半島の先端にある景勝地です。ここは初日の出スポットとして知られており、元日には県内外問わず多くの観光客が集まります。

断崖絶壁なので遮るものがなく、きれいに初日の出を見ることが出来ます。また岬から見える巨石の三ツ石に張られたしめ縄の中央から荘厳な初日の出を見ることが出来ます。海から静かに登る初日の出は、見に来た多くの人々を感動させます。

訪れたい観光スポット

歴史にゆかりある場所にある都市公園「荒井城址公園」

真鶴の中でも桜の名所として知られている荒井城址公園。特に22本のしだれ桜は春になるときれいに咲き誇り、それを目当てに多くの見物客で賑わいます。美しいピンクの見事なしだれ桜を一度は見てみたいですね。また公園内は芝生なのでボールを持った家族連れなどにも人気です。

駅から徒歩で行くことが出来るので、アクセスが良いのも魅力の一つです。この公園は源頼家について活躍した荒井実継の居住跡地です。

源頼朝が身を画したといわれる岩屋「鵐窟（しとどのいわや）」

1180年の石橋山の戦いで源頼朝が敗れた時に、一時的にこの洞窟に隠れたとされています。戦いの相手である大場景親がこの洞窟を怪しく思い覗いたときに、シトトと呼ばれる鳥が急に舞い降りたことからこの名が付きました。この鳥のおかげで人はいないと判断し、難を逃れたとされています。

高さ2m、深さは10mありましたが度重なる崖崩れで今では数十cmまで小さくなりました。しかし洞窟の前には幟があり、歴史を感じる洞窟です。

町の鎮守として親しまれる「貴船神社」

889年に12本の木像と書状を発見し、それを祀ったことがこの神社の発祥とされています。漁業や石材採掘などの厳しい職業につく者が多かったことから、信仰心が高まり大切にされてきました。今ではお祭りやイベントで多くの人々がお参りに訪れます。

境内には108段の大石段があり、清めの石段とも呼ばれています。また源頼朝の腰掛石もあり、これは敵から逃げる時に休息を取るため腰掛けたとされています。

岡本太郎など展示は約100点「真鶴アートミュージアム」

築50年ほどの木造の旅館を改装してアートミュージアムをオープンさせました。ここは美術館で働くという夢をかなえるために、館主である福田晃子さんがいろいろな会社などから美術品を借り、現在は約100点ほどの美術品を展示しています。

館内はアットホームな雰囲気で、ミュージアム前には岡本太郎の河童がお出迎えしてくれます。個性豊かな美術品の数々をゆっくりと鑑賞して下さい。現在は出張美術館の為休館中です。

真鶴半島を海から眺める30分「真鶴半島遊覧船」

真鶴半島は散策をしながら相模湾をゆっくりと眺めることが出来ます。しかし船に乗って真鶴半島を眺めると新しい発見があるかもしれません。そんな思い出作りとしても人気の真鶴半島の遊覧船です。約30分で真鶴港から三ツ石沖を通り、お林展望公園付近から戻ってくるコースです。

船に乗るとカモメに餌やりが出来ます。ただ乗るだけではないこうした体験が、より楽しい思い出となります。さわやかな潮風を感じながら、いつもより近い場所で海を見たいですね。

海を見ながらみかん狩り「松本農園」

松本農園は真鶴の高台に位置するみかん農園です。農園からは相模湾の素晴らしい景色を一望することが出来ます。

甘くておいしいみかんだけではなく、甘夏や水仙摘みと一年を通して楽しめます。またバーベキューやマウンテンバイクなども楽しめます。素晴らしい景色と澄んだ空気の中のバーベキューは格別ですね。またドッグランやレンタル犬もいるので、犬好きにはたまりません。

日帰り温泉でほっこり「ゆとろ嵯峨沢の湯」

湯河原の温泉街から少し離れた場所にひっそりと佇む日帰り温泉とコテージです。小高い丘の上にあるので、相模湾を見渡すことが出来ます。またみかん園の中にあり、静かな場所にあるので疲れを取るにはぴったりの温泉です。

温泉は敷地内から湧いている自家源泉です。アルカリ性単純温泉で、体が奥から温まります。肌が滑らかになり、女性には嬉しい美肌効果があるとされます。

真鶴半島唯一の砂浜。夏は大賑わい「岩海水浴場」

静かな入り江のような海岸です。あまり広くはないので、目が届く範囲で遊べて小さなお子様連れの家族も安心出来ます。初めての海水浴デビューにもぴったりです。

遠くには岩大橋を眺めることが出来ます。毎年7月1日に海開きが行われ、海の家も設置されます。近くにコンビニはありませんが、ゆっくりと遊べます。また冷水シャワーは無料で使えるのも嬉しいですね。波が静かなプライベートビーチのような海水浴場です。

真鶴で食べる！

大名トラシ・アワビ丼が人気「鶴鮨」

真鶴駅からほど近い、紺色の暖簾に「鶴鮨」の文字が目印のお店です。店内は入りやすいアットホームな内装となっています。

江戸前寿司として真鶴の中では有名店です。そのため多くの観光客や地元の人で賑わいます。相模湾や駿河湾で採れた新鮮な魚を、真鶴港でからすぐに仕入れています。プリプリで粋な鮮魚を存分に堪能して下さい。海鮮丼や金目かぶと煮など寿司以外の料理も充実しています。

とろけるタンシチュー「魯風人」

とろけるタンシチューの看板が大きく出ている、ロッジ風の木造の建物です。店内は工夫を凝らしたアットホームな造りになっています。窓からの日差しが暖かい落ち着くお店です。

やはりおすすめはタンシチュー。トロトロで濃厚なシチューと柔らかいタンが絶妙な一品です。ランチにはサラダやスープ、ドリンクバーが付いているのでとてもお得です。パンかライスの好きな方を選べるのも嬉しいですね。真鶴で洋食を食べるなら、ぜひお立ち寄りください。

地魚使用の磯料理・手作りピザが人気「魚喜（とき）」

ビルの中にひっそりと佇むこじんまりとしたお店です。何気なく歩いていると見逃してしまうかもしれません。お店の前には魚喜の文字と、その日のおしながきが黒板に書かれています。その日のおすすめなどをチェックしてから来店するのも良いですね。

店内では魚料理を中心としたおしゃれなメニューが揃っています。アンチョビを使ったメニューや、新鮮な鮮魚を使った刺身など豊富な料理をいただけます。

アジのごま茶漬けが自慢の一品「磯料理　魚伝」

アジのまご茶漬けという郷土料理をいただけるお店です。さっぱりとしているのに、アジの味がしっかり出ているお茶漬けは、なかなか他では食べることが出来ません。アジのたたきと海苔やゴマが盛り付けられたシンプルな料理です。

味・あじ（魚）で売る（料理）店という看板が目印で、その名の通りアジ料理に力を入れています。アジのフライや刺身などアジ料理が多いですが、それ以外にも干物などがあります。

真鶴で泊まる！（民宿）

青い空

真鶴にはアットホームな民宿が何件かあります。その中でもここは相模湾を眺めることが出来る小さなお宿です。しかし自分の家のような温かい雰囲気と、新鮮な魚を使った料理で人気があります。真鶴の港で水揚げされた魚を目利きの職人が仕入れています。

お部屋は畳の和室です。ほっとする落ち着いたシンプルなお部屋で、真鶴観光の合間にゆっくりと過ごすことが出来ます。

舞の浜

海の目の前にある民宿です。海遊びや散策をしてもすぐにお部屋に入ることが出来るので便利ですね。磯釣りや海水浴など海を満喫することが出来ます。

たくさん遊んだあとはゆっくりと民宿で休みましょう。ここのおすすめはサザエのツボ焼きです。熱々のサザエをお召し上がりください。海の目の前にある分、部屋からは海水浴場を始め海を眺めることが出来ます。見た目も中身も自分の家のような落ち着く雰囲気です。

潮騒別館

民宿の中でも比較的部屋数が多く、大きな民宿です。畳みの落ち着くお部屋からは相模灘を眺めることが出来ます。また朝焼けが美しく、少し早起きして静かな時間を過ごすのもおすすめです。

民宿の中には宴会場やBARカウンターなどが用意され、団体でも利用できます。また民宿には珍しい湯河原の天然温泉を満喫できます。これは24時間入浴でき、伊豆石と大理石を使ったお風呂となっています。真鶴で採れた海の幸を堪能して下さい。

真鶴へのアクセス

真鶴へのアクセスには鉄道の場合は東海道線を使います。電車の場合は東海道線の快速アクティーで東京から約80分。また新幹線の場合は東京から小田原駅で乗り換え、普通車で小田原駅から13分です。小田急ロマンスカーでは東京駅から小田原駅で乗り換えて東海道線で真鶴駅まで13分です。

車の場合は東京や名古屋からは東名高速道路を使います。東京からは小田原ICを下りて真鶴道路まで90分程です。名古屋からは大井松田ICから真鶴駅まで約4時間です。ドライブを楽しみながら行くことが出来ます。

訪れたい観光スポット　PART.2

オレンジフローラル・ファーム

みかんやレモン狩りの他、バーベキューやクッキングスタジオ・レンタル農場もある場所です。作物は農薬などを使ってないオーガニックな育て方をされていて、自分でもぎ取った作物の味は格別です。クッキングスタジオでは、パーティにも使えそうな特別なレシピを習うことができますよ。

バーベキューは材料から器材まで任せることができるので、手ぶらで来ることができます。新鮮な海鮮類やお肉、お野菜を自然に囲まれた地で食べるのは格別ですね！休日には、家族や友人と、真鶴のおいしい食材に舌鼓を打ってみませんか？

遠藤貝類博物館

その名の通り、様々な貝類が展示されている博物館です。真鶴で見つけられる貝類を始め、生きた化石「オキナエビス」や世界一大きな貝や長い貝など面白いものが見られますよ。まるで宝石のような綺麗な貝を見ていると、海の大きさを感じることができます。

オキナエビスは世界では30種類いる中、こちらではそのうちの27種類を見ることができます。古代からその姿を変えず、学者さんからも貴重な存在と言われるオキナエビスの美しさを見て、歴史のロマンを感じてみましょう。

真鶴で食べる！　PART.2

見晴らし台

良心的な値段で、洋食やスイーツが楽しめるカフェです。テラス席があるので、天気の良い日には潮騒を聞きながら気持ちよく食事ができますよ。料理はスパゲティやカレーの他、焼きおにぎりやホットドックといった軽食もありますよ。

スイーツはブランデーの入った大人のプリン(ブランデー無しも選べます)や、シフォンケーキセットの他、冬にはおしるこを、夏には手作りのところてんを食べることができます。居心地が良く、また来たいなと思えるお店ですよ。

福浦屋食堂

昭和の雰囲気が香るレトロな食堂です。こちらはアジ料理をおすすめしていて、特にアジのタタキが目玉なんだそうです(入荷状況によっては無い場合もあります)。アジのタタキはプリプリとした食感で、薬味なしでもペロッと食べることができます。

他のアジ料理ではアジフライもあり、サクッとした衣の歯ごたえとアジの肉感を楽しむことができます。ボリュームは少なめなので、ガッツリとまではいきませんが食の細い方でも安心して食べに行くことができる場所です。

真鶴で泊まる！（民宿）　PART.2

海辺のリゾート 碧い海

180度の大パノラマで伊豆半島と美しい相模湾を一望できる客室が魅力の宿泊施設です。夕暮れには美しい夕焼け空が見られ、特別な時間を演出してくれます。レストランからも海が見渡せて、オーシャンビューを見ながらおいしい食事を堪能できます。

真鶴の地元の野菜や自慢の海の幸を使った料理は絶品ですよ！会席料理の他にも、おしゃれなフレンチやパスタも食べられます。また夕食メニューは月変わりの新作メニューが楽しめるんですよ。シェフ自慢の腕で調理された旬の食材の味を是非堪能してみてくださいね。

旅館 鯛納屋

湯河原温泉が導入されている旅館です。源泉直送された温かさは、旅の疲れを癒してくれます。こちらの旅館では、そんな湯河原温泉の露天風呂もあるんですよ。そこから見られる眺めは多くの人から好評を得ています。

鯛納屋は魚屋さんが直営している旅館でもあるので、その日に水揚げされた新鮮な魚介類が味わえます。その日水揚げなので、料理は日によって違うんですよ。お部屋で食事をするスタイルなので、プライベートな空間でゆったりと堪能することができます。

展望の宿　峰

とてもこじんまりとした雰囲気のある宿泊施設です。名前に「展望」というのがあるだけあって、施設内には展望スペースも設けられています。そこから見えるのは真鶴の町並みと美しい海！日常から1つ離れた場所から、町を見下ろすことができますよ。

峰は「とにかくおいしい物を食べてもらいたい」というモットーから、真鶴の旬な食材をふんだんに使っています。色とりどりの料理で私たちの目を楽しませ、その味で舌やおなかにも満足感を与えてくれます。中でも新鮮な魚の舟盛は、このお宿の名物なんですよ。



真鶴のおすすめスポットやお宿はいかがでしたか？日常から離れて、ゆったりとした時間の流れるこの地で美しい海を堪能したり、ゆっくりと温泉に浸かったり、新鮮な海の幸や農作物を味わったりして元気を充電してくださいね！