鶴の湯温泉は東京の西多摩郡にある名湯！自然を眺めながら温まろう

奥多摩にある水没から復活した600年以上の歴史をもつ「鶴の湯温泉」。弓矢で射られて傷ついた鶴が、この温泉に浸かり、傷を癒して元気に飛び立ったのを見て「鶴の湯」として呼ばれるようになったと伝えられています。休日には都会の喧騒を忘れ大自然に囲まれた温泉にでも出かけてみませんか？
 

「鶴の湯温泉」とは？

「鶴の湯温泉」は東京都西多摩郡奥多摩町にある600年以上前の南北朝の時代から利用されている歴史ある温泉です。白いお湯や黒いお湯、さらには滝の湯や露天風呂など、様々な温泉を楽しめる場所として、昔から親しまれてきました。

鶴の湯温泉は、実はダム竣工時に水没しましたが、源泉を汲み上げるポンプを設置することで、平成の世に復活しました。ダムに沈んだ後に復活下温泉は、入之波温泉、日中温泉、大牧温泉などがあります。  

奥多摩の大自然を感じながら入浴することができます。アルカリ性純硫黄温泉で、微かに硫黄の香りがします。ほぼ無色透明で、神経痛、慢性消化器病、冷え性、慢性皮膚病、糖尿病などに効果があるとされ、肌がつるつるになる美人の湯と知られています。 

「鶴の湯」と名前のついた温泉は他にも北海道勇払郡早来町、秋田県仙北郡田沢湖町、和歌山県日高郡みなべ町にもあるので、間違えないでくださいね！

名湯「鶴の湯温泉」に泊まる！

そんな東京の奥多摩にある鶴の湯温泉には、もちろん温泉に入れる宿もあります。日帰りができなくもない距離ですが、せっかくなので宿泊してゆったり温泉に浸かってみませんか？奥多摩の自然を前に日ごろの疲れもきっと癒されちゃいますよ！

鶴の湯温泉　馬頭館

鶴の湯温泉馬頭館では、奥多摩湖に面した２つの風呂を楽しむことができます。１階にタイル造りの扇型の風呂に入ることができ、２階では落ち着く和風ひのき風呂に入ることができます。２階のひのき風呂では奥多摩に面した大きな窓が開き、大自然を眺めながらくつろいで温泉に浸かることができます。紅葉の季節には彩られらた湖の景色を楽しむことができます。

馬頭館のお風呂は季節によって移り替わるので、まるでテレビや映画のような大自然の映像とその美しい景色を見ながらゆっくりと檜風呂や扇風呂につかることができます。これって贅沢ですよね？風呂上がりには、ビールを１杯ぐい飲みしたいくらい♪１階と２階のお風呂を両方楽しんで温泉比べなどもいいかも。美しい景色を眺めながら、大切な人や仲のいい友達と一緒にゆっくりと大切な時間を過ごしてくださいね。

民宿　清流荘

民宿清流荘は奥多摩湖畔から少し奥に入った峰谷川の渓流沿いにあります。お風呂は宿泊施設とは別館になっています。大きな岩を建物内に取り込んだ作りになっていて２階が休憩室となっています。

お風呂は渓流を眺めながら入ることのできる内風呂と開放感抜群の露天風呂の２種類があります。また売店では１リットル10円で温泉を買って帰ることもできます。清流荘の近くにある奥多摩湖は小河内ダムという別名「東京都の水ガメ」と呼ばれるダムによってできたと言われています。

奥多摩湖では春は美しい桜と秋には紅葉の絶景を見ることができます。清流荘に行く際は、美しい奥多摩湖の景色もたっぷりと堪能していきたいですよね。清流荘は渓流沿いにあるという立地のせいか、釣りをする人達の利用も多いとか。釣り好きの人はぜひ清流荘へ足を運んでみてはいかが？

旅館　こまどり荘

女性タレントらが訪れたことで有名なお宿が、旅館　こまどり荘です。こちらの宿の部屋からはなんと、奥多摩湖を眺めることができるので、自然をたっぷりと感じたいという人には特におすすめしたい場所です。

とにかく景色が美しいと評判で、時間が過ぎるのを忘れるほどだというひとも多いんですよ。こちらは料理が美味しい宿としても知られています。

民宿　小河内荘

秩父多摩甲斐国立公園の中にある民宿が小河内荘です。こちらの宿からも多摩湖が眺めることができるのですが、特に夕陽が落ちていく様子は、なんとも言えない素晴らしい様子だと評判なんですよ。感動したい人におすすめです。

お風呂は古代ヒノキを使った温泉でとっても気持ちいい！また、館内にある階段もヒノキとなっていて、趣があります。

 お食事と日帰り温泉が楽しめる「丹下堂」

鶴の湯温泉・丹下堂は食堂でありながら男女別の浴室が併設させており、公衆浴場として利用することができます。食堂の奥に浴室があり、食堂で温泉の料金を払うスタイルになっています。１階が男性用浴場、２階が女性用浴場となっています。ゆっくり温泉に浸かった後は食堂で食事がすることができるのでこの様なつくりもいいですね。

丹下堂は食堂なのに温泉を楽しむことができるという珍しいスタイルのお店。食堂でお腹を満たしたら、そのまま温泉に入ってまったり・・・なんてのもいいですね。階ごとに男女別に浴場が分かれているのも素晴らしい気配り！女性もゆっくり遠慮なく温泉に入れますよね。湯上り後はもちろん食堂で乾杯！ゆったりと温泉で寛いだ後には大切な仲間との楽しいひと時が待っています。ぜひ、機会があったら行ってみたい不思議な温泉＆食堂です。

 売ってます！天下の名湯

鶴の湯温泉を訪れたら、温泉がとても気持ちよいことに驚く人が多いんです。その温泉の感動を自宅に持ち帰りたい！とか、家族にも体験してもらいたい！という人におすすめなのが、入浴剤です。1度入るだけでお肌つるつるを実感できると評判です。

特に女性へのお土産にすると喜ばれること間違いありません！

周辺の人気観光スポット

鶴の湯温泉を訪れた際に、ぜひとも合わせて立ち寄っていただきたい、おすすめの観光スポットをご紹介させていただきます。

 奥多摩湖

奥多摩湖は多摩川を小河内ダムによって堰き止めて造った人造湖です。貯水量は1億8,540万立方メートルなんだそうですよ。この量はというと、都民が利用する約2割の水を供給していることになるそうです。

自然に囲まれた場所にあるので、春には桜が見れたり、秋には紅葉が見れたりと、1年を通して自然を楽しむことができる場所です。

奥多摩水と戻りのふれあい館

奥多摩水と戻りのふれあい館は、水と緑そして、人と自然、都市と水源地のよりよい関係を考える場所になるようにとつくられた施設です。ここには、国指定有形民俗文化財の「小河内の山村生活用具」も展示されているんですよ。

もちろん、館内にはレストランを始めお土産屋さんなども入っているので、じっくりと楽しむことがｄきます。

麦山の浮橋

麦山の浮橋は、小河内ダム建設の時に水に沈んだ道の代替としてつけられた浮橋です。橋の上からは奥多摩湖を360度見渡すことができるんですよ。どこを見ても美しい自然の景色となっていて、心が洗われるような時間を過ごすことができます。

思いっきり自然に触れて開放感を味わいたい！という人には特におすすめの場所です。

「鶴の湯温泉」の詳細情報

  アクセス＆地図

鶴の湯温泉源泉までのアクセスはとっても簡単！JR青梅線奥多摩駅よりバスで約20分で訪れることができますよ。


奥多摩の大自然の中で入る鶴の湯温泉。600年以上の歴史をもつ温泉に週末にでも出かけてみてはいかがでしょうか？

素材提供：トリップアドバイザー