※画像はイメージです
テレビで見かけたことがあるランタンフェスティバル。海外の物だとばかり思っていましたが、なんと日本でも同じような風景を見ることができるんです!海外ほど規模は大きくありませんが、歴史のある日本版ランタンフェスティバルです。空気が凛とした夜空に、ランタンがふわふわと浮かび上がっていく姿は幻想的ですよ。日本にもあったランタンフェスティバル!
http://tabiraku.jp/member-event/3075
ランタンフェスティバルといえば、ラプンツェルの舞台になったといわれる「タイのコムローイ祭」が有名ですよね。しかしそんな幻想的な光景が日本にもありました!秋田県の上桧木内で行われている「紙風船上げ」という伝統行事です。毎年2月10日に行われ、大勢の方でにぎわっています。紙風船というだけあって、大きい物から小さいものまでみんな紙でできているんです。しかも、書いてある文字や絵も手書きの物が多いようで、一つ一つを見て回って楽しむのもいいかもしれませんね。もしかしたら、あなたへのメッセージがあるかも?
映像でみるとより幻想的!
100年以上の歴史ある伝統行事なんです。
http://iibe.jp/blog/000180.html
このお祭りには諸説あります。一説には、あのエレキテルで有名な、平賀源内が熱気球を模した遊びを村人に伝えたことが始まりと言われています。昔は美女の絵や、歌舞伎の絵などをかいて『五穀豊穣』や『家内安全』などを願い上げたものだと言われています。最近では、巨大な紙風船を企業が作り、『商売繁盛』や『無病息災』などを願う方々もいるようです。時代を経て願うことも変わってくるのかもしれませんが、地元の人々の祭りへの心意気は変わらないように思います。仙北市の無形民俗文化財にもなっていますよ。
大きさはどこよりも負けません!
http://www.panoramio.com/photo/32022691
上桧木内の紙風船上げで作られる紙風船は、大きいもので最大12mの高さになるものまであります。約2か月前ぐらいから製作準備が始まるそうで、若い男女がこの紙風船を共同制作したのがきっかけで結婚にまで結びついたという話も聞いたことがあります。燃え上がるのは、紙風船が上がる力となるダンボ(灯油などをしみこませたもの)。紙風船内の空気を温めて、揚力にするのだとか。紙風船も恋も燃え上がって縁結びになれば素敵ですよね。
防寒対策は忘れずに
http://3w-tazawako.com/jp/%E7%B4%99%E9%A2%A8%E8%88%B9%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%80%80…
紙風船を上げるのは2月。秋田の寒さは半端ではないのでしっかりとした防寒対策をしていってほしいのです。せっかく美しいものを見ていても、寒くては何も覚えていないのは避けたいところ。防寒着はもちろん、帽子、手袋、マフラーは必須です。秋田の夜に降る雪ははらえばパラパラと落ちるような雪なので、傘は使わなくても大丈夫です。大勢の人が集まる所ですし、傘は逆に危ないです。しかも紙風船に穴をあけてしまう可能性もあるので気を付けて。
また、色々な屋台なども出ているので、暖かいものを食べて暖をとるのもいいかもしれませんね。秋田はおいしいものがたくさんあるので、紙風船が上がるまでゆっくりと食べ歩きもいいかもしれませんね。
是非、秋田県仙北市まで来てください
http://blog.livedoor.jp/nairikutetu/archives/2015-02-08.html
上桧木内駅は、紙風船上げの駅として観光客を待っており、2月10日の当日は駅付近に案内をしてくれる人が多数いるので、迷子になることはないでしょう。車で行くのもいいですが、せっかくなので列車の旅も楽しんでみてくださいね。■ 基本情報
- ・名称:上桧木内の紙風船上げ
- ・会場:秋田県仙北市西木町上桧木内大地田 西木町紙風船広場
- ・アクセス:上桧木内駅から徒歩7分
- ・会場オープン:15:00
- ・電話番号:0187-42-8480
- ・関連サイトURL:http://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=676
100年以上の歴史あるお祭りを見たくなりましたよね♪わざわざ外国に行かなくても日本でもこんなきれいなイベントがあるんです。ちょっと最近心が落ち着かないという方や、元気をもらいたい方、願い事がある方は、是非上桧木内へ行って存分に楽しんできてくださいね。