山口の滝でマイナスイオンをたっぷり浴びる♪山口の滝の名所6選

岩の隙間から走り流れる水、高さから流れ落ちる水も清冽な印象があります。日本人は滝が大好き。見に行きやすい場所にあればいいですが、そうでなければ、岩を登り崖をよじ登っていく人も少なくありません。山口県内の滝の名所を６か所ピックアップしましたが、もっともっとたくさんありますよ。

1.白糸の滝　

オススメ度：★★★★★

山口県で滝といえば、白糸の滝でしょう。別名を秋芳大滝ともいい、厚東川の上流に位置しています。白糸を垂らしているように、細く水が流れる姿からついた名前です。軽井沢にも同じ名前の滝がありますね。周囲にはキャンプ場や体験工房があり、家族連れに人気があります。

行き方もごく簡単。県道３６号線を走って、看板が出ていたら到着です。ただ駐車場の目の前に滝があるわけではないので、３００ｍほどは歩きます。遊歩道は完備されているので、子供もいけますよ。

春の若葉や秋の紅葉もいいですが、夏の流しそうめんも捨てがたいですね。さらに冬の寒い時は、水が岩肌で凍ることもあり、それもまた絶景です。

2.千代の滝

オススメ度★★★★★

俵山木津の県道そばにある滝です。長門市内ではおそらく一番大きい滝でしょう。高さは13ｍ、幅３ｍです。水量は多くて、水が絶えることはありません。遊歩道や休憩所があるので、比較的ビギナーでも行きやすい場所ですね。

千代の滝は、別名が大津の大滝。大昔、木津川にすんでいた龍が日本海側にある兄弟の三谷川へ行ってみたくなり、大雨の日に跳ねました。大寧寺の近くで跳ねて、龍が飛び立った跡にできたのが、千代の滝です。

ちなみに龍の兄弟川は三谷川と木津川です。龍が頭に持っていた石が三谷川に落ち、笠石になったと言われています。千代の滝の周囲にはきれいな自然がのこり、初夏になるとゲンジボタルが飛びまわりますよ。

3.魚切の滝

オススメ度：★★★★★

 魚切の滝があるあたりは、山口県自然百選にも選ばれている場所です。ハイキングコースの休憩場所としてよくつかわれています。水音と澄んだ空気が、疲れを癒してくれますね。近くに駐車場もあり、車も2~３代はとめられます。

道標地点から滝までは、約400ｍといったところですが、険しいところもありますから、体感的にはもっと大変でしょう。上流から見ると３段の滝ですが、水量が少ない時は滝が２本にわかれて流れています。

ちなみに、「魚切の滝」という名前の滝は全国にあります。周南市にはここを含めて、３つの魚切の滝があります。ご紹介したのが、八代の 魚切の滝で、ほかに中須と大道理にあるんです。全制覇したい気持ちはありますが、大変でしょうね（笑）。

4. 錦鶏の滝

オススメ度★★★★★

山口県内でも有名な滝です。滝は雌雄のふたつあり、雄滝は約30ｍ、雌滝は約７ｍです。全長約30mの雄滝は、水が岩を走っていくようすがとても美しい。雌滝は小さいですが、パワフルな流れです。どちらも山の緑をぬって落ちていく姿は壮観です。

一の坂川ダム上流に位置し、比較的見に行きやすい滝です。駐車場もあり、そこから約700ｍ、徒歩で１０分ほど歩けば到着します。

滝のそばには、不動明王などの石仏もあります。あたりを大きな木々が囲み、新緑の頃はとてもきれいです。カメラを持って清冽な風景を撮りにいきたいですね。

5.扇子落滝

オススメ度★★★★☆

ちょっと読み方がむずかしいですね。「おおぎおとしのたき」と読みます。落差は20ｍあると言われていますが、見た感じではそれ以上あるように感じます。とても迫力のある滝なんです。落ちていく姿もとても美しく、山口県内でも滝好きには人気があります。

下流から滝までのルートが整備されているので、安心してください。入り口の案内板もあります。途中に小さな滝もあるので、眺めつつ進みましょう。

この滝の変わった名前の由来は、昔、狩りをしていたお殿様が、城に帰る途中で滝のそばを通りました。そこでとても美しい娘が横笛を吹いているのを見つけて、見とれるうちに持っていた扇を滝つぼへ落としてしまったそうです。ありがちな話ですが、この滝の美しさを見ていると納得できます。

6.鳴海の滝

オススメ度★★★☆☆

萩市にある鳴海の滝。こちらは落差17ｍ＋17ｍ＋36ｍの3段構成の滝です。上滝は３６ｍの３段滝で、中滝は滝つぼがある１７ｍの滝、下滝は２段に分かれています。かなり落差がある滝で、段差もあるので、３段そろって見ることはむずかしいかも。とても清潔感のある滝です。

この滝は、滝に近づくのがかなり大変。一番いいのは、下滝から近づくルートでしょうか。林道にチェーンが張ってあり、そこから歩いて５分程度で近くまでいけます。

中滝にいくには、左岸にある林の急傾斜を登る必要があります。中滝には滝つぼがあり、見栄えもかなりいいので、ここであきらめるのが賢明でしょう。上滝にいくには、さらに崖をよじ登らなくてはいけません。本格的なシューズでなければ、見られない滝です。


山口県は瀬戸内海と日本海にはさまれた場所ですが、意外とたくさんの滝がありますね。気軽に見にいける場所も多いので、ビギナーはそこから始めましょう。