天草に行くなら絶対行って欲しい観光スポット24選。日本夕日百選に選ばれる絶景の場所も紹介します。

自然や歴史など、思い思いの旅行プランを立てられるのが魅力の天草。見どころがいっぱい！天草に旅行に行く前にチェックしたい観光スポットをピックアップしてみました。

1.天草キリシタン館

天草の歴史を語る上では欠かせない「島原の乱」と「天草四郎」のことが詳しく学べる天草キリシタン館。館内は、「天草キリシタン史」「南蛮文化伝来と天草」「天草島原の乱」「乱後の天草復興とキリシタン信仰」の4つのゾーンに分かれ、資料などを使ってわかりやすく紹介されています。

また、この資料館に展示されている、島原の乱の際に実際天草四郎が使用した軍旗・綸子地著色聖体秘蹟図指物(通称:綸子地著色聖体秘蹟図指物)は必見です。

2.祇園橋

祗園橋は、国の重要指定文化財にも指定されている貴重な橋で、長さ28.6m、幅3.3mの石造桁橋としては国内最大級の規模を誇ります。見るからに歴史を感じる古さですが、建造年代はなんと1832年(天保3年)！180年以上もの時を経て、今もなお現役で使われているということを考えると、とっても感慨深い気持ちにさせられますね。

多脚式という造りで、橋脚が45本もあるのが特徴。現在も崩れることなくしっかりと支えてくれていますよ。

3.天草四郎メモリアルホール

とってもおしゃれな外観が特徴の「天草四郎メモリアルホール」。天草四郎に関することを中心に、「天草島原の乱」やキリスト教伝来について学ぶことができます。学校の教科書では知り得なかったところまで映像を使って詳しく学べるから、ここに来るときっと新たな発見があるにちがいありません。

ホールの2階には瞑想室では、音と光でリラックス♪あまりの心地よさに眠ってしまう人も少なくないのだとか。

4.十万山公園展望台

標高226ｍに位置する十万山公園展望台。景色が素晴らしく、島原湾や本土の市街地、遠くには阿蘇や雲仙なども一望できる大パノラマが自慢です。

植物にも囲まれて、自然を満喫することができます。もちろん夜景も素晴らしいので、昼と夜の2回に分けて足を運ぶのも良いかもしれません。山の中腹には遊具のある「こどもの国」という公園があるので、子連れにもおすすめのスポットです。

5.イルカマリンワールド

天草の海には、野生のイルカがいるって知っていますか？イルカマリンワールドでは、実際に船に乗ってイルカウォッチングができ、間近でイルカに会える貴重な体験ができるんです！

船に乗ってしばらくすると、あちらこちらでかわいいイルカたちがジャンプをしている様子を目にすることができ、イルカウォッチングをするのが初めての人は、きっと感動してしまうはず！この様子は季節を問わず見られ、イルカの遭遇率は99％だと言われているから是非挑戦してみてくださいね。

6.崎津天主堂

漁港の中に突如と現れる「崎津天主堂」。古い厳かな雰囲気のゴシック建築が特徴ですが、建物は昭和9年に創建されたものだそう。

協会の中は畳が敷かれているという珍しい造りで、靴を脱げば自由に見学をすることが可能です。また、この一帯は、日本のかおり風景100選「河浦　崎津天主堂と海」、天草市﨑津の漁村景観は「国の重要文化的景観」にも選ばれているので、写真を撮ることをお忘れなく！

7.大江天主堂

高台でひときわ目立つ白亜の教会「大江天主堂」。昭和8年にフランス人宣教師のガルニエ神父が私財を投じ、地元の信徒と協力して建立しました。

内部はとても綺麗ですが、外観の豪華さとは一転、とてもシンプルな造り。教会の敷地内には、ガルニエ神父のお墓や胸像、五足の靴・記念歌碑やマリア像などが置かれ、花や草木なども綺麗に手入れされています。景色も良いので、できれば晴れた日に行かれるのがおすすめです。

8.天草下島

 9.天草ロザリオ館

隠れキリシタンの歴史を学べる「天草ロザリオ館」。どのようにして隠れキリシタンが生まれたのかという背景や、密かに信仰を続けたのかなどを詳しく知ることができます。

展示物や資料だけではなく、3D映像で見ることができるので、頭に入りやすく、あまり事前知識がなくてもしっかり勉強できるのが魅力。マリア観音や、踏み絵などの貴重な所蔵品の数々も展示されています。

10.殉教公園

殉教公園は、天草の乱で戦死した、キリシタン殉教者を偲んでつくられました。
天草市街地が一望できる小高い丘の上にあり、十字架が立てられた墓地が並ぶ様子はまるで異国のような雰囲気さえ漂います。

とても悲しい歴史を持つ公園ですが、天草四郎や天草の乱などの歴史に興味がない人でもぜひ一度足を運んでもらいたいスポットです。

11.天草コレジヨ館

「天草コレジヨ」は、宣教師の養成を目的に作られた大神学校のこと。ちなみに「コレジヨ」とは、ポルトガル語ですが、英語の「カレッジ」を指すとのことです。

天草コレジヨ館では、16世紀以降にこの地に伝えられた南蛮文化の資料などが数多く展示され、南蛮船模型や西洋製の古楽器の複製などを間近で目にすることができます。中でも、日本人で初めてヨーロッパに旅行した少年使節団が持ち帰ったとされるグーテンベルク印刷機の複製は必見です！

12.老岳展望所

標高586.2mの老岳は、天草で2番目に高い山。老岳展望所からの眺めは素晴らしく、目の前には360度の大パノラマが広がります！！

ここから見えるのは、天草五橋や雲仙普賢岳、お天気が良い日には阿蘇山まではっきり！まさに絶景とはこのこと。遮る物は何も無いので、まるで雲の上にいるような気分を味わえます。

13.サンタマリア館

サンタマリア館は、キリシタン異物の逸散を危惧した初代館長が、約40年かけて資料の収集をしたものを展示。資料の多くは隠れキリシタンに関するもので、その目的は来館者たちに、隠れキリシタンの変容を理解してもらうということにあるそうです。

資料館の名前は、天草にマリア信仰が強かったということに由来。見ごたえもあり、隠れキリシタンの人たちが様々な趣向を凝らしながらキリスト教への信仰を貫こうとした思いが伝わり、胸が熱くなってしまいます。

14.明徳寺

人々をキリスト教から仏教に改宗させる目的で作られたお寺・明徳寺。天草市指定文化財に指定されている山門に書かれているのは、「仏陀の正法をひろめ耶蘇の邪宗を破る」という趣旨の言葉。天草のキリシタンの歴史をここでも感じさせられます。

お寺は、長い階段を上っていかなければなりませんが、高台にあるので眺めも最高！こちらの見どころは、石段のところどころに彫られた十字と、彫りの深い異人地蔵。行かれた際は、どちらも是非チェックしてみて下さいね。

15.天草市立本渡歴史民俗資料館

天草の古代からの歴史が知りたいのなら、「天草市立本渡歴史民俗資料館」はいかがでしょうか？遺跡から出土した勾玉や、昔使われていたという生活の道具、キリシタンに関することなどが幅広い分野の民芸品や資料などが展示されています。その数は約2,000点！

昭和の始め頃までの天草の生活様式を、手作りの人形を使って展示しているので、とっても細かく分かりやすいのが特徴です。

16.妙見浦

スキューバダイビングのスポットとして人気が高い妙見浦。天草の景勝地としても知られ、国指定の名勝天然記念物にもなっています。

海の中に浮かぶ大きな岩は、まるで沖に向かって歩く巨大な象のようにも見え、ここのシンボル的存在となっています。とにかく海の色が美しく、透き通った水の色に思わず感動してしまうかも。こんな海を見ていると、ダイビング未経験でも挑戦したくなるかもしれませんね。

17.十三仏公園

十三仏公園からは、妙見浦がバッチリ！高台から眺める景色は素晴らしく、また、その反対側からは、白浜のビーチがまるで鶴が羽を広げたように見えることでその名が付いた白鶴浜海水浴場が望めるという好立地。尚、こちらは日本の夕陽百選の一つにも数えられることでも有名です。

敷地内には、与謝野鉄幹・晶子夫妻が天草を訪れた際に詠まれたという歌の歌碑もあり、こちらも必見です。

18.天草五橋～魅惑のパールライン

天草五橋とは、三角と天草諸島を結ぶ5つの橋の総称のこと。また、天草が真珠の養殖が盛んだということもあって別名・パールラインとも呼ばれています。

橋からは絶景が見られるということもあって、ドライブコースとしては最適♪ただし、あまり綺麗だからと言ってわき見運転には注意しましょう！

19.牛深海中公園

日本初の海中公園に選定された「牛深海中公園」。グラスボートに乗って、天草の綺麗な海の中に生息する、色とりどりの魚や珊瑚たちを間近で見ることができるという貴重な体験ができちゃうんです！

所要時間は80分と長く、水族館とは違う自然の姿のままを目にすることができるのがとっても魅力的。子供はもちろん、大人も十分に楽しめる内容となっています。

20.天草松島

天草松島とは、熊本県の大矢野島と天草上島の間にある約20の島の総称のこと。宮城県の松島、長崎県の九十九島と共に日本三大松島に数えられています。

現在は天草五橋で繋がれており、橋を含めて美しい景観を生み出しています。真珠や車えびの養殖が盛んで、この地域の名産にもなっていますよ。

21.通詞島

通詞島は「島の宝100景」に選ばれ、沖合いには沢山の野生のイルカが生息しています。昔から漁師の町としても有名で、水揚げ量は県内でもトップレベル！島には、あちらこちらで海産物加工工場を目にすることができます。

イルカウォッチングで有名な島ですが、遺跡や温泉、風車など観光スポットは他にもいっぱい！もちろん魚介類の美味しさは言うまでもなく、色んな楽しみ方ができるのが魅力です。

■天草を旅したら、夕陽を見ずに帰るわけにはいかない
「日本の夕陽百選」に選定された３選

  

22.下田の夕陽(夕陽ヶ丘、鬼海ヶ浦)

天草では素晴らしい夕陽が見られることでも有名で、真っ赤な夕陽が天草灘に沈んでいく様子は、ダイナミックで自然の素晴らしさを感じずにはいられません！

温泉街に近いということもあり、この夕陽を目的にわざわざ遠方から宿泊する人も少なくないのだとか。
視界を邪魔するものが何も無い180度の眺望は、思わず我を忘れて見入ってしまうほどの美しさですよ。

23.十三仏公園の夕陽(天草町高浜)

十三仏公園から見える夕陽は、白い砂浜の白鶴浜を徐々に赤く染めていく様子がとっても綺麗。かつてこの場所から沈み行く夕陽を見たとされる与謝野鉄幹の歌碑には、「天草の十三仏のやまに見る 海の入日とむらさきの波」という歌が詠まれています。

24.小森海岸の夕陽(牛深町)

小森海岸の夕陽は、烏帽子坑跡とセットになった景色が趣があってとっても素敵です。かつての海底炭鉱の跡である烏帽子坑跡は、石積みの堤防とレンガ造りの間口が趣のある景観を作り出しています。

少しアクセスは大変ですが、このコラボレーションを見るために足を運ぶ人も少なくはなく、とっても人気のスポットなのです。特に秋から冬にかけての夕陽は素晴らしく、思わず息をのむ美しさです。