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歴史上の人物で親しみがあると言えば「豊臣秀吉」の名前を挙げる人は多いと思います。今回はその秀吉が眠る「豊国廟」をスポットしてみました。豊臣から豊国の神号を与えられた秀吉は神として豊国神社に祀られています。歴史好きな方から、神社仏閣など散策するのが好きな方、色んな旅好きな方と一緒に、秀吉の魅力をたどっていきたいと思います。1.豊国廟とは
明治30年、秀吉の三百年忌に再建され、墳上には巨大な五輪石塔が建てられます。また社殿は、明治13年豊国神社として再建されます。京都では「ほうこくさん」という愛称で親しまれていますが、京都の隠れた桜の名所でもあります。
2. 豊国廟の魅力
豪華で賑やかな印象のある秀吉とはちょっと印象の違う廟宇が「豊国廟」です。拝殿を抜けると500段余りある石段が目に飛び込んできます。きっと大河ドラマのオープニングでご覧になった方も多いと思いますが、その石段です。長い長い石段を登ると、ようやく五輪の石塔が現れます。しかしその周りは木々が生え茂っているばかりで、ひっそりとしています。歴史で見る秀吉の豪華絢爛な印象とは違うところに、何とも言えない哀愁を感じます。
3.豊国廟のお勧めポイント
秀吉の魅力
”戦国一の出世頭”と言われた豊臣秀吉は足軽農民から天下人となるまで、知恵と運と努力と勇気で突き進んできました。有名な逸話として、信長の草履取りをしていた時、冷えた草履を懐に入れて温めておいたことで信長に気に入られた。という話しがあります。今もなお、秀吉を訪ねて、豊国神社や豊国廟を訪れる人が多いのは、そんな人間味あふれるところが、人気の一つと言えるのではないでしょうか。
豊国廟の石段
この長い階段は、秀吉が石塔まで来る意思があるかどうか試しているようです。頑張って頂上まで上がると、とても質素なスペースに五輪の石塔があります。周りの木々たちに囲まれた廟は少し寂しげでもあります。
豊国神社
豊国廟は東大路通から右手。左手には大和大路通りが通っていますが、その並びに豊国神社はあります。同じ並びに京都国立博物館や方広寺があり、観光をするには、豊国廟と合わせて周りやすい位置となります。”ほうこくさん”の愛称で親しまれている豊国神社には、ひょうたんの形をした絵馬や、国宝の唐門、宝物館などがあります。
4.口コミ
http://plaza.rakuten.co.jp/tanukidiary/diary/201405110000/
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazu_san/hyaku_taiko.htm
http://www.raizofan.net/photo3/hokoku.htm
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 豊国神社(豊国廟)
- ・住所:〒605-0931 京都府京都市東山区大和大路通り正面茶屋町530
- ・アクセス:プリンセスラインバス「京都女子大学前」バス停下車徒歩約15~30分
- ・営業時間: 登拝料100円
- ・電話番号:075-561-3802
- ・料金:登拝料100円
- ・公式サイトURL:豊国廟(京都観光Navi)
- https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=10&ManageCode=250
大河ドラマ「秀吉」のオープニングにも登場したこの豊国廟の石段は、秀吉さんが来る人の根気を確かめているかのようです。秀吉さんゆかりのこの地を周ってみるのも、新たな歴史に出会えるかもしれませんね。