世界遺産「知床」を訪れる際に、必ず知っておきたい21のこと

大自然が残されている北海道の秘境「知床」。世界遺産にも登録されているのですが、一体なにがあるの？という方のために、知床の基本情報をまとめてみました。魅力がいっぱいの知床を、もっと知ってくださいね♪

1.知床ってどんなところ？

北海道の東端に位置する知床半島。中央部から一番端にある知床岬にかけての地域は、日本を代表する国立公園の一つです。 流氷がはぐくむ海と陸が繋がり合うというめずらしい生態系と、様々な種類の動物や植物、また全滅のおそれがある貴重な生き物が生息していることで、2005年に世界自然遺産に登録されたんですよ！

2.知床の歴史をたどる！

知床岬は現在も道路がなく、観光目的での立ち入りが規制された特別な場所なんです。歴史をたどると、小さな岬などにはアイヌ語の地名が残されているんですよ！それはアイヌの人たちが船で行き来していた、生活の場所だからだと云われています。歴史が感じられますね！

3.知床の魅力はココ！

現在も大自然の姿がそのまま残っている大秘境！冬には流氷が訪れるなど人を寄せつけない環境や地形によって、自然が生み出す海と陸の生態系が今も残され、貴重な植物や動物が生育しています。

特に絶滅危機とされる動物なども多く、知床には天然記念物であるオオワシ、キタキツネ、ヒグマ、アザラシ、シャチ、クリオネなどの珍しい動物、サケやマスなどの魚、エゾゼンテイカ、ミネズオウ、モウセンゴケなどの植物が存在しています。 長い年月をかけて流氷に削られた崖が広がる景観も大自然の証です！

大自然を満喫できる王道観光スポット！

4.知床五湖 

知床五湖は原生林に囲まれて佇む5つの湖のこと。一湖から五湖までの名前がついており、知床八景の一つに数えられる観光地です。自然の姿をそのまま残しており、数多くの植物や動物たちを見ることができるんですよ！一湖を見渡すことができる高架木道と展望台からは、知床連山の絶景の大パノラマが見渡せます。

ネイチャーツアーやヒグマ活動期（5月10日～7月31日）と厳冬期は、登録引率者の資格を持つ自然ガイドの引率で安心で散策を楽しめます！

5.知床岬 

北海道北東部にある知床半島の先端にある岬で、地名はアイヌ語の「シリエトク（大地の突端）」からきたと云われています。知床岬の周辺は特別保護地区で規制されているため、一般の観光客は立入りできないため、ウトロ港から知床観光船に乗って、海上から眺めることになります。

オオワシなど天然記念物の野鳥やアザラシ、ヒグマなどが数多く生息しているんですよ！

6.知床海岸

知床半島にある海岸線です。約200ｍ前後の海蝕崖を連ねた自然の景観を楽しめるんです！ウトロから定期遊覧船が出ているので、気軽に行けますね♪

7.カムイワッカの滝

知床半島の中央にある活火山である硫黄山の中腹から涌き出る温泉が、そのまま川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっているという珍しい滝です。現代では全国的に知られた秘湯で、人気観光スポットとなっています。

8.ウトロ温泉

海道斜里郡斜里町ウトロにある温泉で、別名「知床温泉」。海岸沿いに10か所以上の源泉が湧出していて、毎分約1,100リットルの豊富な湯量を誇ります。

9.オロンコ岩

北海道道斜里町ウトロの「ウトロ港」にある高さ約60mの巨岩のこと。名前の由来は「オロッコ族」という先住民族がいたからだと云われいます。ウトロ市街地目の前にあって、周辺にはゴジラ岩もあるんですよ！

頂上へは170段あまりの急な石段を上って行くことになり、展望台もありますよ！　夏にはきれいな花が咲く場所で、そこからは青く澄んだオホーツク海やウトロの町並みや知床連山など360度の眺望を楽しめ、 知床八景の一つにも数えられています。

人気グルメスポットをチェック！

10.一休屋

1958（昭和31）年創業！ウトロで一番古くからある郷土料理店です。オホーツク地域でとれる山海の幸を中心にした旬の味覚が楽しめます。名物は自家製イクラと醤油ベースの特製ダレに漬けた、サケがたっぷり盛られた「さけ親子丼」です。

他にもウニの漁期に楽しめるウニ丼・ハーフ丼（ウニとイクラ半々の丼）、たこマンマ(タコの卵巣の塩辛)といった珍味もあります。知床に来たなら、ぜひ味わいたい逸品ですね。

11.お食事処 夷知床（えぞがしま）

ウトロにある海産物専門店（マルミヤ大宮商店）に併設された食事処です。5～8月の時期限定で食べられる地元産エゾバフンうにを使った「生うに丼」、漁師のまかない丼の「チャンチャン焼丼」や「かにカレー」、 また自分で好きなネタをチョイスできる「トッピング丼」は、新鮮な北海道のネタを堪能できます！

12.漁師の店　かにや 

メディアにも紹介されたお店です！知床産の食材を使った新鮮なうに、いくら、帆立、ときしらずなどを使った料理が楽しめます。 生け簀からカニを購入すれば、お刺身や焼きがに、茹でたてがその場で食べられるという贅沢さ！海を眺めながら食事ができるとあって、雰囲気も抜群です。

13.焼肉・ホルモン きたちゃん

国産肉のみを使用した、こだわりの焼肉店です。掘りごたつになっている席で頂く料理は 素材にこだわる店主が厳選した、和牛と国産豚を使用した焼肉はどれも新鮮で良質で安心！焼肉以外のメニューは、センマイ刺しや豚足、コムタンスープなどがあって、とっても充実しています。

14.荒磯料理 熊の家

地産地食にこだわり、日本産食材の使用量が50%を超える4つ星の店です。知床ウトロの近郊で採れた、旬な海の幸や山の幸などの地場の食材で織りなす「荒磯料理」が楽しめます。運が良ければ知床近海にだけやってくる、1万匹に1匹の幻の鮭(鮭児・けいじ)も頂けます。

珍味として「メフン(鮭の肝臓の塩辛)」「鮭氷頭ナマス」「シカ肉のタタキ」などもあるんですよ！

15.知床そば居酒屋　えん 

メディアでも紹介！地産地消をモットーにしている居酒屋。店主が選んだ、オホーツク海で獲れた新鮮な海の幸と広大な自然に育まれた栄養たっぷりの野菜を使った料理を楽しめます。 自慢のそばは、斜里産のそば粉を100％使用した「こだわりの十割そば」で、季節限定で「うにざる蕎麦」も提供。

他にも七厘で炙る「生だこ焼き」、ホクホク感がたまらない「なんじゃいも」、 知床斜里ブランド「サチク赤豚のしゃぶしゃぶ」なども堪能できますよ。

知床おすすめのホテル＆旅館

16.知床ヴィラ ホテル フリーズ

全室離れの客室露天風呂付・別荘型ホテル。百名山「斜里岳」山麓の森の奥にひっそりと佇む、わずか6室のヴィラホテルです。大自然の中で、オーナーが設計・デザインしたこだわりのヴィラ1棟を貸切できます。ヴィラスタイルだから誰にも気兼ねなく、のんびりとリラックスできますよ！

全ヴィラに渓流サイドハンモックがあり、せせらぎの音や鳥の声、百名山「斜里岳」の絶景を楽しみながら 知床との自然をたっぷりと体感できます。全部屋に「プチ露天風呂」もあるので、プライベートな温泉も楽しみですね♪

17.いるかホテル 

ホテルの前はすぐオホーツク海！全客室オーシャンビュー！四季折々のオホーツク海、知床連山などの絶景を眺望できるます。夏はテラスから直接海へ降りて浜辺を散策もでき、プライベートビーチ気分♪潮が引いている時は、磯遊びで楽しむこともできますよ。

冬の時期はホテルの目の前で、ほぼ毎日実施している「流氷ウォーキング」が楽しめます。ドライスーツを着て流氷の上を歩くという、なかなかできない体験です。運が良ければクリオネも見ることもできるかも！？

18.知床岩尾別ユースホステル

知床国立公園内にあるユースホステルです。大自然に囲まれた、旅行者たちが集うお手頃価格のドミトリールーム！客室には二段ベッドと暖房器具が備わり、バスルームとトイレは共用です。日常生活から離れ、大自然を満喫するには最高の地ですよ。周辺にはラウス岳、知床五湖、カムイワッカなどがあります。

19.ウナベツ自然休養村管理センター

斜里町市街地のスキー場に隣接した、お手頃価格の温泉ホテルです。場所が斜里市内とウトロの中間にあたるので、知床観光の移動にも便利。 また、日帰り入浴ができる単純硫黄泉の天然温泉で1日の疲れを癒せます！

ホテルのロビーや外階段からは、美しい夕景を望むことができ、冬には隣接している「ウナベツスキー場」で流氷原を見ながらウィンタースポーツも楽しめますよ！

20.知床グランドホテル北こぶし 

知床の玄関口「ウトロ温泉」にて、唯一海に面した大型ホテルです。観光船乗り場やコンビニも徒歩圏内という便利さ！最上階の「大浴場」からは広大なオホーツク海を眺めながら、中温と低温の浴槽を楽しめます。展望露天風呂からは大パノラマで四季折々のオホーツク海の絶景を楽しめますよ！

世界自然遺産・知床にある大自然に囲まれた海と山の幸も堪能できます。

21.温泉民宿　たんぽぽ 

家族で経営する温かみのある民宿です。地元でとれた新鮮な魚介類や野菜の旬な食材を使った、手作り料理が楽しめます。電子レンジやトースター、大きい冷蔵庫などが自由に使えて便利♪　温泉は源泉100％掛け流しの天然温泉で、2つの浴室を貸切で交代で利用できますよ！

---

素材提供：トリップアドバイザー