世界一高いタワーも建設中！ドバイを超えた未来都市「アゼルバイジャン」がじわじわキテる！

「アゼルバイジャン共和国」と聞いて、「ココ！」と地図を指差せる人はなかなかのツウ！北はロシア、北西はグルジア、南はイランと国境に接したエリア。日本ではあまり馴染みのない国ですが、現在都市開発が行なわれていて、近い将来観光名所になること間違いなしと言われています。

じわじわ発展を遂げるアゼルバイジャンの未来都市計画をご紹介します。

第二のドバイ!?とアゼルバイジャンがすごい！

アゼルバイジャンの発展の裏には、バクー油田などの豊富な天然資源があります。首都バクーから近隣諸国へ原油を運ぶパイプラインがあり欧米企業が多額の出資を行なった他、原油高も伴い、現在オイルマネーに沸いています。

周辺諸国の富裕層が集まり、急激な経済発展を遂げるなど、「第2のドバイ」的な存在になりつつあります。

アゼルバイジャンは世界でも有数の石油国であるため、ものすごくお金がある国。日本とはちょっと経済の体質が違うんですね。これら石油と天然ガスの資産力をバックに、新しいビジネスモデルを構築しようとしているんです。アゼルバイジャンが観光大国になれば、石油だけでなく、観光、商業資源の国としても世に名を知らしめる事になるでしょう。それで、２０２０年には「世界で最も優れたビジネスセンターを建設する」と発表したのです。

高さ世界一を誇る「アゼルバイジャンタワー」誕生へ！

アゼルバイジャンの首都バクー郊外の人工島には、現在「アゼルバイジャンタワー」が建設中です。このタワーは世界一の高さのタワーとなる予定で、2019年開業予定となっています。開業すればアゼルバイジャンが世界の注目を一気に集めること間違いなしです！

現在世界最高のタワーはドバイに在るブルジュ・ハリファ。現在のブルジュ・ハリファの中には何があるのかというと、アルマーニ・ホテルや居住区、スカイロビーやレストラン、屋外展望台など。高層階にはオフィスフロアも点在しています。一番高いところにある展望台は１５６階から１５９階のフロア。天にも届く高さに、目がくらくらしてしまいそう。残念ながらブルジュ・ハリファの最高階１６０から２０６階は機会室となっています。

ドバイの「ブルジュ・ハリファ」を超える高さ1050ｍ!

「アゼルバイジャンタワー」は、高さ1051m、189階にも及ぶ超高層ビル。現在最も高いドバイの「ブルジュ・ハリファ」の記録を抜くことになります。「第二のドバイ」どころか、ドバイの記録を超えてしまう新未来都市になるんですね！

ドバイのブルジュ・ハリファは８００メートル級ですから、それでも十分高くて、目がくらんでしまいそうなんですが、それを優に２００メートル近く超えると予想されているのが、このアゼルバイジャンの新しいタワー。もはや、世界が真似できないほどの最新技術を集結した『最高』のタワーになる予定なのです。ブルジュ・ハリファは最高階が２０６階。ブルジュ・ハリファは居住階がありますが、このアゼルバイジャンのタワーは居住区を設けないと見方もあります。

首都バクーの人工島建設も！

「アゼルバイジャンタワー」は、首都バクー郊外のカスピ海に浮かぶ人工島に建設を予定しています。100万を超える住宅、150の学校や50の病院やデイケアセンターなどが作られ、ショッピングモール、文化施設なども作られる予定となっているそうです。

人工島の建設費用はなんと１０００億ドルにも上るとの見方が。日本円にして実に８兆８５０億円。まさに計り知れない費用ですよね。２０１８年から２０１９年には竣工を予定しているようですが、それにしてもものすごいスピードです。もし完成したら、有名な観光地になることまちがいなしです。「一度訪れたら決して忘れることのできない、世界一刺激的な場所をつくる」というのがアゼルバイジャン都市計画のコンセプトなんだそうです。

人気が出る前に行っておきたい！

人気が出る前に一足早く行きたい方へアゼルバイジャンへの行き方をご紹介。日本からは直行便はないのでイスタンブル経由のトルコ航空を利用、もしくはヨーロッパ経由での入国が一般的となっています。国際線が就航する「ヘイダル・アリイェフ国際空港」からバクー市内まではタクシーかバスを利用となります。

旧市街は世界遺産にも登録され、情緒ある街並みでとてもステキです！

アゼルバイジャンで一番人気のある都市バクー。この地区の歴史的エリアでは、ペルシャ支配や石油ブーム、ソビエト支配などの歴史を実感することができます。世界遺産の旧市街地は道がとても細くなっており、迷路のような雰囲気。観光で歩いているとモスクや古い建物、シルヴァンシャー宮殿、乙女の塔といった世界遺産を見ることもできるんですよ。遺産を見るだけではなく、芸術や文化も盛んなバクー。現地特有の文化に触れてみるのもいいかも♪

アゼルバイジャンがじわじわとこんなに発展を遂げていたなんて驚きですね！「アゼルバイジャンってどこ？」なんて思っていた方も多いのでは？メディアで話題になる一足前に、ぜひアゼルバイジャンに足を運んでみてはいかがでしょうか？