アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州ページ近郊にあるスロット・キャニオン(幅の狭い渓谷)です。このキャニオンは観光客だけではなく写真家にとっても魅力的な場所で、アメリカ南西部で一番写真が取られている有名なスポットでもあります。
アンテロープキャニオンとは
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アンテロープキャニオンは、アメリカ先住民ナバホ族の居留地にあります。奇妙なかたちをした岩に囲まれている渓谷です。その岩盤に亀裂が走り、内部は洞窟のようになっています。1931年に先住民族・ナバホ族の少女が巨大な大地の割れ目を発見しました。それが現在のロウアーアンテロープキャニオンです。アンテロープキャニオンとは、ナバホの言葉で「Tse bighanilini」~水が岩を流れる場所という意味をもつと言われています。もとはロッキー山脈が隆起してできたコロラド台地の一部で流水が柔らかい砂岩を侵食してできたものだそう!昔はカモシカや家畜などを放牧していたそうですが、当時は許可証が無いと入れなかったので限られた人しか知らない秘境と言われる場所だったんですよ。
アンテロープキャニオンの5つのみどころ
アンテロープキャニオンは、アッパーキャニオンとロウアーキャニオンの2つがあります。観光としていくなら、アッパーキャニオンの方がダントツの人気!アッパーキャニオンでは、頭上から太陽の光が狭い渓谷内に差し込み、光の作用で自然が織り成す色彩美や造形美を楽しむことができます。1.サンドフォール(砂の滝)
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鉄砲水によって削られた砂が光によって、不思議な景色を生み出します。サンドフォール(砂の滝)は、縞模様の岩から落ちる砂の滝が真上から差し込む太陽の光や影を浴びて美しい色に変化していくというなんとも幻想的な場所。真上から差し込む斜陽は、光のカーテンになって、美しい雰囲気を作り出してくれます。オススメは正午ころの太陽が一番たかく上がっている時間帯!この時間に身に行けば陽の光を浴びた美しい砂を見ることができるかもしれませんよ。
2.見ると幸せに!?ハートの光
ハートの光が入ってくるポイントもあります。縁結びのハートポイントと言われてるんですよ♪
これらのハートポイントが太陽の光と共に美しい砂と光に照らされた時・・・考えるだけで震えがでそうです。太陽のひかりによっては鮮やかなピンクや紫・青色などに輝くと言われる幻想的な景色をアッパーキャニオンでぜひ目に焼き付けておきましょう!そして、何と言っても縁結び。可愛いハート型の岩に願いをこめて・・・願いが叶うといいですね。
3.幻想の世界へ誘う、光のカーテン!
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アッパーキャニオンの魅力のひとつは、頭上から差し込む太陽のカーテン。その色彩は圧巻で、訪れる人を幻想的な世界へと誘います。アッパーキャニオンを訪れる場合は、太陽が真上に来る時間に合わせて行きましょう。アッパーキャニオンの魅力のひとつである光のカーテン。これは、鉄砲水によって削りだされた砂と光によって生み出される自然の芸術品!まるで絵画や写真にでてくるような美しい色の光が目の前に広がります。幻想的とはこういったものをいうのでしょう。この幻想的な景色を生み出した鉄砲水は現在もアンテロープ・キャニオンを削り続けているそうですよ☆
4.写真家を魅了する、ファンタジックな色彩
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mike cilliers
アッパーキャニオンの最大の魅力は、太陽の光、時間、場所によって、ピンク、紫、青などと息を呑むほど美しく変化する岩肌の色。この不思議な色彩をカメラに収めようという写真家や観光客があとを立ちません。この美しい景色(光)を見る為に必要なのは太陽の光(真上に来ることが前提)!そう考えるとかなり時間は狭まりますよね(汗)。時期にもよりますが、11時~正午の1時間しか光が届かない時もあるそうなんです。これはかなり計画を練っていかないと後悔してしまいそうですよね。アリゾナは、若干早めに太陽が昇るそうなので気をつけて予定を立ててみてくださいね。
5.人と違う景色を求めるなら、ロウアーキャニオン!
http://blog.livedoor.jp/litti12klinsi06/archives/1748558.html
ロウアーキャニオンは狭い場所が多く、全体的に足場があまりよくありません。1列になって進まないといけない箇所や階段の使用もあるため、多少チャレンジ精神が必要です。このように制限された状態にあるため、まだ見ぬ素晴らしい光景を求めてやってくる写真家が数多くいます。
ロウアーキャニオンは、アンテロープ・キャニオンの駐車場を出て煙突の手前を左折して歩いて行くとあります。アッパーキャニオンよりも、複雑な構造になっている洞窟の中はまるで迷路のよう!洞窟の中にある階段を昇ったり降りたり・・・まるで宝探しなどの探検をしているような気分になれます☆これは体を動かすのが好きな人にもオススメな場所かもしれませんね♪
どうやって行くの?
アンテロープキャニオンは、ナバホ族の居留地の中にあるので、個人的に入ることはできません。個人で行く場合は、現地でツアーを申し込みましょう。アッパー・アンテロープ・キャニオンは4つのツアーがありますが、人数制限があるので早めの予約が必要です!一方、ロウアーキャニオンのツアーは1つしかなく、予約はできません。当日、車で現地まで行き観光ツアーを申込みが必要。 ツアーは30分ごと、1回につき20~30人ほどです。
アッパー・アンテロープキャニオンとロウワー・アンテロープキャニオンは、ページの街で一日に数回開催されるツアーに参加すれば行くことができます。アッパー・アンテロープキャニオンは、事前にインターネットからツアー参加の予約を申し込むことができるそうです。日本語対応のサイトもあるので安心して下さいね。太陽が真上に来るベストな時間帯は混雑するそうなのでご注意を☆
アンテロープキャニオンを訪れた人の声
鉄砲水や風などに浸食されてできたものだそう。
http://jetsetter.at.webry.info/201307/article_1.html
まるで映画のセットみたいだけど
すべて自然現象で造られた渓谷なので、感慨深いです。
http://blog.livedoor.jp/litti12klinsi06/archives/1748558.html
アンテロープキャニオンについての詳細
■ 基本情報
- ・名称: ナバホ・ネーション・トライバル・パーク(アンテロープキャニオン)
- ・アクセス:
- ペイジから州道98号線を Kaibeto 方面に約10分ほど走ると、ナバホ・ジェネレーティング・ステーション Navajo Generating Station が左側に近づいてくる。その手前右側にナバホ・ネーション・トライバル・パークのゲートが見えてくるので、右折してゲートに向かう。ゲートに入ると駐車場が見えてくる。
- ・電話番号: (928) 698-2808
- ・料金: 一人6ドル(ツアー料金別途)
・オススメの時期:アッパーアンテロープキャニオンで光のビームが見たいなら、日差しのきつい時期がオススメ。
- ・公式サイトURL: http://www.navajonationparks.org/index.htm