yoppy
キリスト教伝来やキリシタンの歴史と深く関わり、また「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界文化遺産登録を目指す長崎。その教会郡の代表的存在であり、洋風建築としては珍しく国宝指定を受けている大浦天主堂の見どころをご紹介します。大浦天主堂とは?
Kanko*
長崎県長崎市に建つ教会堂で、正式名は日本26聖殉教者聖堂。豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって1597年に殉教した26聖人に捧げる教会として、1865年に完成しました。天主堂の「天主」とは中国語で神を意味し、戦争前に建てられた教会は天主堂と呼ばれています。当初は幕末の日仏修好通商条約後に長崎に住むようになったフランス人のための教会として計画され、「フランス寺」と言われていました。指揮を執ったのはフランスから来日したプティジャン神父。完成翌年に同じフランスの宣教師で日本教区長だったジラール神父により、日本26聖殉教者聖堂と命名されています。
大浦天主堂の5つの見どころ
zenjiro
和洋折衷の独特な建築技法
大浦天主堂の建物はヨーロッパの多くの聖堂にみられるゴシック様式を採用していますが、ヨーロッパの石造りの聖堂と違うのは、柱や梁などの骨組みが木造で建てられていること(外壁は煉瓦造)。壁には日本伝統の漆喰、そして屋根には日本瓦が使われています。現在の建物は1879年に改築されたものです。http://daisala.blogspot.jp/2011/05/blog-post_2768.html
日本之聖母像
http://blogs.yahoo.co.jp/kouya0125/11742302.html
日本最古といわれるステンドグラス
原爆投下や台風被害によって一部修復されたものの、現存しているステンドグラスの大部分は1879年の改築時につくられた、日本最古のステンドグラスの呼び声が高い貴重なものです。中央大祭壇奥にあるキリスト像のステンドグラスは、高さ3m、幅は1.5mの12枚1組となっています。http://halpi2.blog60.fc2.com/blog-entry-3728.html
フランスから贈られた鐘楼
大浦天主堂の後方に取り付けられた青銅の鐘楼もフランスからの贈り物で、お昼の12時と夕方6時に美しい音色を聴かせてくれます。第二次世界大戦中、多くの鐘(主に寺院の梵鐘)が供出させられたといいますが、この鐘楼は由緒あるものとしてそのまま残されたという歴史があります。http://blogs.yahoo.co.jp/inashou2005/42574664.html
歴史が刻まれた「信徒発見のレリーフ」
敷地内にあるレリーフは、大浦天主堂で信徒が発見された時の出来事を再現したものです。天主堂の完成から約1年後、浦上からやってきた隠れキリシタン15人がプティジャン神父に信仰を告白、喜んだ神父が聖堂内に祀られている「信徒発見のマリア像(サンタマリア像)」のもとへ導いた様子が描かれています。http://christian-nagasaki.jp/stories/11.html
大浦天主堂を訪れた人の声
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298568-d324035-r252176020-Oura_Cathol…
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g298568-d324035-r143651688-Oura_Cathol…
基本情報
- ・名称:大浦天主堂(正式名は日本26聖人殉教者天主堂)
- ・住所:〒850-0931 長崎市南山手町5-3
- ・拝観時間:8:00~18:00(入場は17:45まで)
- ・電話番号:095-823-2628
- ・拝観料:大人300円 中・高生250円 小学生200円 各種割引あり
- ・公式サイトURL:http://www1.bbiq.jp/oourahp/