http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
高知県に、「龍河洞」、という有名な鍾乳洞があるのをご存知でしょうか?国指定の天然記念物にも指定されていて、史跡、秘境としても有名です。鍾乳洞なのに史跡?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。鍾乳洞自体、とてつもなく長い年月を経て形成されるものなのですが、そこに考古学的にも大変貴重なものが、この「龍河洞」にはあるんです。また、様々なコースがあり、家族連れ、ともだちなどと遊びに行くのにオススメ。どこかパワーをもらえる素敵な場所です。1.龍河洞とは?
http://www.japantimeline.jp/jp/kochi/kami-city/_ryuugadou_skyline/
高知県にある鍾乳洞。日本三大鍾乳洞の1つとしても知られています。冒険コースなど様々なコースがあり、探索を楽しむことができます。 弥生土器と一体化した石なども見ることが出来るので、 歴史と自然を感じられるパワースポットです。弥生時代当時の土器が、鍾乳石に巻き込まれているその石は、世界中でも他に例がない珍しい石です。この石は、「神の壷」と名付けられ、龍河洞観光の目玉とも言える存在になっています。
そんな、ここでしか見られない石もある龍河洞は、日本でも有数の鍾乳洞として、1934年には国の天然記念物および国の史跡にも指定され、2007年には日本の地質百選に選定されています。
1億7500万年の歴史があるという龍河洞では、「神の壷」以外にも、長い年月をかけて自然が作り上げた景観美を存分に楽しむことができます。
2.龍河洞の見どころ
http://blog.livedoor.jp/cosmos727/archives/51918697.html
看板の「秘境」の文字にもある通り、アウトドア派に人気の龍河洞ですが、実は「洞窟」初心者にも易しいコースがあったり楽しみ方は豊富です。ここではそんな龍河洞のおススメをご紹介します!様々なコース
龍河洞は様々なコースを選んでめぐることができます。「通常ルート」「冒険コース」など。 来た人と合わせて挑戦してみてください。 冒険コースは、要予約ですが迫力のある龍河洞を見ることができます。通常ルートでは、大自然が織りなす見事なまでの鍾乳石を、余すところなく見て回ることができます。景観を楽しみたいなら、こちらがお勧めです。
冒険コースは、通常の観光とは時間が異なるので、予約の際はその辺りも確認してみて下さいね。所要時間は、1時間30分ほど。途中までは通常のルートをたどり、途中から、狭い箇所や暗闇を縫うようにして進んでいきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
龍河洞暗やみ体験ツアー
入り口からしばらくの、鍾乳石や石筍があまり見られないエリアが暗闇になるので、景観も暗闇も楽しみたい!という人にもお勧めのツアーです。提灯は持って歩くので、足元は照らして歩くことができます。
電気のなかった弥生時代には、わずかな火の明かりに照らされる闇の中で、人々は生活していたのかも知れない…。そんな風に、太古の昔に思いを馳せてしまいそうです。現代では貴重となった「闇」に、ひたってみて下さいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/tsutomum/61640123.html
龍河洞クリスマスキャンドルナイト
クリスマス限定の「キャンドルナイトイベント」があります。「キャンドルデコレーション」「ナイトカフェ」「ミニコンサート」 「イルミネーション」など、ロマンチックな龍河洞を味わうことができます。 カップルでのデートスポットにも。入場料は800円。ナイトカフェやミニコンサートは、龍河洞の観光案内所である「龍河荘ぐる里」で楽しむことが出来ます。毎年恒例のキャンドル教室があったり、2015年にはストリートマルシェも出店したりと、お祭りムードが高まっていきます。
夕方から始まる龍河洞内のライトアップは、キャンドルとLEDライトを使用し、遥か遠い時代からある鍾乳洞の風景を幻想的に彩ります。
http://morimori-times.seesaa.net/article/242390720.html
博物館
龍河洞の生成について見ることができる、博物館です。地史敵、科学的解明の研究などが見られます。 年中無休、無料で入館できるので一緒に楽しみたい施設。博物館では、洞内生息動物の生態研究や、弥生人穴居生活の遺産遺物の保存・展示も行っており、地質・岩石・生物・考古・地史・人類など、ありとあらゆる分野から、龍河洞とその周辺を研究し資料化しています。そう聞くと何だか難しそうで、専門家でない人が入っても分からないのでは?と思ってしまいそうです。
でも、大丈夫です。絵や図で描かれていたり、パネルがあったりと、一般の人が楽しんで見て回れるようになっていますよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
珍鳥センター
南国土佐にいる珍しい鶏を見ることができる場所です。特別天然記念物に指定されている鶏ばかりなので、 龍河洞に行った際に訪れてみてください。 自由に出入りができます。実は、龍河洞のある高知県は、特殊な鶏の産地としても有名なのだそうです。
このセンターでは、特別天然記念物に指定されている「オナガドリ」や、尾っぽがなくてうずらのような姿をした突然変異種「うずらちゃぼ」、ふわふわの毛に包まれた姿がかわいらしい「烏骨鶏」など、天然記念物に指定されている鶏をはじめとした珍しい鶏たちに、たくさん出会えます。
オナガドリの尾っぽの長さには、本当にびっくりしますよ。最近の最長記録は、なんと8mだそうです!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
3.龍河洞を訪れた人の声
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
洞窟初参戦の人からリピータまで、龍河洞に訪れる人は様々です。実際に足を運んだ人の感想はと言うと…?龍河洞と夏野 pic.twitter.com/wKiniJAj16
— マブチーノ (@mabuttyann28918) 2014, 12月 30
龍河洞の中は当然のように圏外だったよ pic.twitter.com/FRjdS7pSsf
— ゴクト (@shrimp4961) 2014, 12月 30
龍河洞のキャンドルナイトは日本一の洞窟キャンドルナイトだと思う。 pic.twitter.com/Yq8UPWLn38
— Ryosuke Murai (@Murai_Ryosuke) 2014, 12月 25
4.龍河洞の詳細情報
http://blog.livedoor.jp/tosakatsuo/tag/%E9%BE%8D%E6%B2%B3%E6%B4%9E
ライティングによる神秘的な色合いも龍河洞の雰囲気を高めてくれている要素の1つです。家族はもちろん、いつもとは違う刺激的なデートをしたいカップルにもおススメですよ☆基本情報
- ・名称:龍河洞
・住所:高知県香美市土佐山田町逆川1424 - ・アクセス:JR高知駅から「ごめん・なはり線」にて「のいち駅」にて下車。
- 「のいち駅」より車で8分ほど。
- ・営業時間:8:30~17:00(12月~2月は16:30まで。
- ・定休日:不定期
- ・電話番号:0887-53-2144
- ・料金:大人1100円 中学生700円 小学生550円
- ・所要時間:2時間
- ・公式サイトURL:http://www.ryugadou.or.jp/
地図はこちら
5.龍河洞内、見ておくべきポイント!
入口からルート順にご紹介していきますね。龍王神社
入洞者の守護神として祀られています。1221年の承久の乱で当時の上皇が土佐に来ていた頃、この龍河洞を訪れました。その際、突如、美しい錦蛇が現れ、上皇を洞内案内した、といわれています。洞内の素晴らしさ、珍しさに感動した上皇が、その錦蛇の霊を祀った、とのことです。石花殿
粒状鍾乳石が、岩の壁に、まるで石でできた花のように形成されています。どのようにできあがったのでしょうか・・・通常、鍾乳石は、炭酸カルシウムを含んだ地下水が浸みだしてきて水滴となり、したたり落ちてつららみたいになって・・・という過程を辿るのですが、粒状、つまり、水滴のままで鍾乳石化したのでしょうか?学術的にも珍しい種類の鍾乳石だそうです。(天降石
クラゲ石
見たまま、名前そのまま・・・そうやって看板出されたら、もうクラゲにしか見えません。ライトアップのカラーに騙されているのか・・・もしかしてこのライトが赤だったらタコにでも見えるのか・・・いや、クラゲです。クラゲにしか見えない(笑)納得の写真、1枚、ですね~。玉簾の滝
高さ6m、幅4m。天井の高い大きな広間といった空間で、よく目立ちます。水滴でしょうか?表面がキラキラしていてそれが小さい玉のように見えることから玉簾、と名付けられています。迫力ある、とても美しい自然の造形。その表面のキラキラが、この滝をさらに大きなものにしていくのですね。このあたりまで来ると、そろそろキツめの上り階段にもちょっと息切れする頃かもしれません。でも、見逃せないものが、たくさんあります。ガンバッテ!
連星殿
高い天井を見上げると、鍾乳石についているたくさんの水滴が無数の星のように見えて、キラキラしています。その見上げた上の方の岩壁にできた石柱に、マリアさま、お釈迦さま、と書かれた部分があります。これが・・・ごめんなさい、お釈迦さまはちょっと奥で、しかもより高いところにいらっしゃって・・・シルエット?は、そう見えます。マリアさまは、確かに、ベールっぽいドレープ感のある鍾乳石になっています。万象殿
「森羅万象」から由来して名付けられています。鍾乳洞ができる過程において、地下水が浸みだしてつらら状になっていく鍾乳石と、そのつららからしたたり落ちた雫が地面の方から少しずつ積み重なり、上へと伸びていく石筍(石のたけのこ)というものがあります。ここ、万象殿では、この石筍が多数みられます。鍾乳石と石筍が上下からすこしずつ伸びて、いつかつながり、石柱となって鍾乳洞を作り上げていくわけです。自然の流れの中のほんのわずかなときを私たちが見せてもらっている、ということに気付きます。このあたり、洞内でも見応えのある鍾乳石がたくさん見られます。思わず写真におさめたくなりますが、すぐ近くにコウモリの生息地があり、保護のためフラッシュは禁止です。係員の指示には必ず従ってください。ご注意を!うっかりフラッシュしちゃうと、コウモリがー!っていう大変なことになってしまうかもです。
神の壺
この龍河洞が、史跡である、と言われる所以です。弥生人がかつてこの洞内で暮らしていたことを示す貴重な品々が、実はこの洞内で数多く発見されているのです。そのうちで、ひときわ世界中から注目されるのが、この神の壺。当時使用されていたと思われる土器が鍾乳石と一体化しているのです。そもそも、鍾乳洞の中に居住跡がある、ということ自体がとても珍しい例だそうなので、この神の壺がどれほど貴重なものなのか・・・考古学上、世界唯一の貴重なもの、と言われています。また、この神の壺のとなりに、千枚岩と名付けられている鍾乳石があるのですが、その下に実験用の壺を置いて、第2の神の壺となりうるか、という実験が行われています。なんと、昭和12年から!昭和12年は、西暦にすると1937年。今が2016年なので・・・79年!今では、壺全体にうっすら鍾乳石がつき、口のあたり(水が入らないように逆さに置いてある)は鍾乳石と一体化しかけているようです。気の遠くなるような長い話ですが、それでも鍾乳洞の歴史からすればごくわずかな一部。でも、なんだか楽しみでもありますよね。
太古よりずっとかわらず成長を続けている鍾乳洞。この龍河洞は、それとともに、そこに住んでいた古代の人々の暮らしを垣間見させてもらえる、世界唯一の鍾乳洞と言えます。
ぜひみなさま、実際に見てみてください!と言いたいところですが、ここ、じつは見学するのに体力が必要です。観光コースは距離にして約1km。途中にも述べましたが、入口から出口までのぼりです。ビル20階分、のぼります。正直、いくら洞内が涼しくても、途中から汗だくです。ご自身の体力と相談のうえ、お楽しみくださいね♪
ずっとずっと未来の私たちの子孫たちが、第2の神の壺を社会見学に来ていたりしてたら素敵ですね☆