http://www.verportugal.net/vp/pt/42022/CulturaEducacao/2384/Cristina-Rodrigues-e…
久しぶりに図書館にいくと、資料がデジタル化されていてビックリすることがあります。昔ながらの図書館のほうが使いやすいなんて思っていたら、えっブラジルには本が貴重すぎて触れない図書館があるんですって?しかもビジュアルはハリポタ風とか…一体どういう図書館なのか、まずはご覧あれ♪ 本に触れられない図書館ってどういうこと?
mayumine
ブラジルのリオデジャネイロにある王立ポルトガル図書館は、通称「幻想図書館」。建物は後期ゴシック様式で、外から見るだけではとても図書館とは思えません。まるで教会です。設立は1837年で、現在はポルトガル語の貴重な古書が約4万5千冊収蔵されているのです。 http://vivimetaliun.blogspot.jp/2015/11/real-gabinete-portugues-de-leitura.html
ただし、あまりに貴重な本のため、一般の来館者は本に触れることができません。入館は記録簿に氏名や国籍を記入すれば自由にできますので、とりあえず見るだけで満足しましょう。幻想図書館は「雰囲気を楽しむ場所」らしい
この貴重な本をどうしても読みたい!と思ったら、専門家になって、特別な許可を受けるしかありません。ポルトガル語が自由に読み書きできればいいのですが、そうでなければすばらしい室内の景色をみてうっとりしましょう。観光客もたくさん訪れて、重厚な雰囲気に圧倒されています。
天窓や絵画も歴史的価値あり
建物は3階建てで、天井の天窓は明り取りのために作られましたが、美しい装飾がされて見るだけでも価値があります。館内の中央には、ルイス・デ・カモンイス(ポルトガルの詩人)の胸像がたち、巨大なシャンデリアが下がっています。建物そのものが、ゴシックルネサンス様式の傑作です。
蔵書35万冊、まるでハリポタの世界のよう
http://vagandoporai.com/2015/08/28/5-lugares-para-aproveitar-o-rio-sem-sol/
この図書館の歴史は1808年のナポレオン軍のポルトガル侵攻にまで遡ります。ナポレオンから逃れたポルトガル王室が作ったのが、この王立ポルトガル図書館。1900年に公立図書館となり、今ではポルトガル以外の国で、ポルトガル語の蔵書がある最大の図書館です。 http://biblioo.info/real-gabinete-portugues-de-leitura-2/
床から天井近くまでぎっしりと膨大な古書のある風景は、本物のホグワーツの図書館のようですね。 カメラをどこに向けても美しい写真が撮れる場所
あまりに美しすぎて、どこを撮影しても絵になる図書館です。入室できるのは1階にあるこの1室のみ。本に触れることはできませんが、今のところ写真は自由に撮ることができます。気になる装飾や絵画などについては、係員に尋ねると簡単に説明をしてくれます。
収蔵してある本自体も、非常にクラシカルで美しいです。
ガイドブックに載ってない隠れスポット
今のところ、あまり日本のガイドブックには紹介されていないスポットです。こんなにステキなところですが、周囲のエリアがやや治安がよくないのが理由でしょうか。世界的にはとても有名なリオの観光スポットですから、どっぷりと古書の雰囲気を味わっていきましょう。
■ 基本情報
- ・名称: Real Gabinete Portugues Da Leitura
- ・住所: Rua Luís de Camões, 30Centro – Rio de Janeiro – RJ
- ・アクセス:地下鉄駅Uruguaianaから徒歩約5分
- ・営業時間: 9〜18時
- ・定休日: 土日祝
- ・料金: 入場無料
- ・所要時間: 約15分
- ・電話番号: (+ 55 21) 2221-3138
- ・公式サイトURL: http://www.realgabinete.com.br/
この図書館は、旅行サイト「トリップアドバイザー」の“死ぬまでに行きたい世界の図書館”に選ばれたこともあります。本に触れなくても、行ってみるだけで十分満足できます。古書に囲まれた、静かな空気を吸ってみたいです。