東北の真価は冬にこそ発揮されます。特に福島には冬ならではの名所がいっぱい!夏に良い場所が冬にも良いと断言はできませんが、雪景色の中でみると、また違った風情があるというもの。雪深い福島県で、東北の景色と味を楽しみましょう。
1.大内宿
Hiroaki Kaneko
大内宿は、下野(栃木県)日光と会津若松を結ぶ会津西街道の宿場町。今でもたくさんの茅葺の建物が残り、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。宿場町として選ばれているのは、長野県の妻籠宿、奈良井宿、大内宿だけなんです。夏は観光客の多さに疲れてしまうかもしれませんが、しんと静まった冬は厳かで幻想的!あまりに雪が多すぎるとお店も開いていませんが、12月の初めや降雪量の少ない年であれば、冬に行く方が断然オススメ!雪の宿場町なんて、なかなか見られませんよね。かやぶき民家は約50軒が続いているそうですよ。
http://17952883.at.webry.info/200912/article_12.html
大内宿にいったらぜひ、高遠そばを食べてみて下さい。こんもり盛ったそばの横にネギがまるっと1本……お箸の代わりにネギで食べるそばです。薬味は大根のしぼり汁、かつお節、大根おろし。ネギで食べるなんて驚きですが、試しにチャレンジしてみましょう♪■ 基本情報
- ・名称: 大内宿
- ・住所: 福島県南会津郡下郷町大字大内
- ・アクセス: 東京→(東北自動車道)→白河IC→西郷村→下郷町(約3時間)
- ・電話番号:0241-68-2920
- ・公式サイトURL: http://ouchi-juku.com/
2.五色沼
http://www.tif.ne.jp/jp/photo/photo_disp.php?id=13256
1年を通して裏磐梯を代表する観光地と言えば五色沼。夏や秋に行くことが多いのですが、冬もとっても良いんです!雪が深くて五色沼まで近付けないのではと思いますが、ちゃんとツアーに参加すれば大丈夫。今まで見たことがないような世界が広がっていますよ!スノーシュー(西洋かんじき)やクロスカントリースキーを使い、現地に詳しいガイドさんと一緒に歩くと、見渡す限り雪の世界。夏に大勢が歩いたトレッキングコースは、すべて雪に埋もれて場所の把握ができないくらい。白銀の世界を歩く、独自の楽しみがありますね♪
ただ、道がないだけにうっかり迷うこともあり、春先の温かくなり始める時期には結氷した沼の上を気づかずに歩いているなんてことも…。絶対に1人では行かず、ガイドと行きましょうね。
■ 基本情報
- ・名称: 五色沼
- ・住所: 福島県耶麻郡北塩原村
・アクセス: JR猪苗代駅からバス桧原行きで30分ほど - ・営業時間: 午前8:30~午後5:00まで
- ・電話番号:(0241)32-2349(裏磐梯観光協会)
- ・公式サイトURL: http://www.urabandai-inf.com/urabandai/goshiki.html
3. 鶴ヶ城
http://blog.goo.ne.jp/s-k-y02/e/b01e93d97073be26e30b642a65a6bc2d
会津若松市内にある鶴ヶ城は、冬鶴の姿に似ていることから名前がつきました。1年中綺麗ですが、冬こそが鶴ヶ城の真価が発揮されるシーズン。1月1日は午前零時から開館するので、雪の鶴ヶ城をたっぷりと楽しんでください♪いかにも「雪国・東北のお城」という感じですよ。冬は本丸の松の木が枝吊りされます。枝吊りは11月中旬頃から始まり、雪が積もり始めると松の木が埋まったように見えるほど。3月の中旬までそのままですが、これはやはり、雪がある時にこそ見てほしい!
http://hiropapa3.at.webry.info/201502/article_1.html
会津の伝統工芸品「会津絵ろうそく」。1本1本に花などが描かれた絵ろうそくは、まさに日本の職人技。会津若松市では、絵ろうそくをPRするための絵ろうそく祭りが行われます。会場は鶴ヶ城や御薬園をはじめとした市内各所。約一万本ものろうそくに照らされた、幻想的な雪景色は、独特の趣があります。■ 基本情報
- ・名称: 鶴ヶ城
- ・住所: 福島県会津若松市追手町1-1
- ・アクセス:周遊バス「ハイカラさん」鶴ヶ城入口下車より徒歩5分
- ・営業時間: 午前8時30分~午後5時まで(入城締め切りは4時30分)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0242-27-4005
- ・料金:大人410円、小人150円
- ・オススメの時期: 会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~(平成28年2月13・14日/17:30~21:00)
- ・公式サイトURL: http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html
4.小野川不動滝
http://bata777.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
小野川不動滝は、裏磐梯最大の滝です。落差は25m。下から見上げる滝は迫力満点!夏の爽やかさも良いのですが、冬は光の加減で雪や水が不思議なブルーになり「ブルーフォール」と呼ばれ、非常に神秘的な色合いだと人気があります。http://bata777.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
滝の水は流れ落ちていますが、滝つぼの周りは水が凍りつき、かなり近くまで行くことができます。綺麗な光景ですが、風向きによっては滝の水が吹き飛んで来るので、濡れないよう注意してください。凍えない勇気がある方は、冬の水の冷たさを少しだけ味わうのも、また風流……?オススメはしませんが。五色沼からグランデコ方面へ進むと、不動滝入口の看板が見えてきます。夏は20分くらいで進める道のりですが、冬は雪で登りにくいので片道1時間は見ておきましょう。くれぐれも足元に気をつけて下さいね!
■ 基本情報
- ・名称: 小野川不動滝
- ・住所:福島県耶麻郡北塩原村
- ・アクセス:JR猪苗代駅から車で30分
- ・電話番号: 0242-62-2048(猪苗代観光協会)
- ・公式サイトURL: http://www.bandaisan.or.jp/index.php
5.羽黒山 湯上神社
https://www.youtube.com/watch?v=buWtg7_Plf0
会津若松市のお正月といえば、羽黒山・湯上神社の元朝参り(大晦日の夜中にお参りをしたり、元旦に初詣に出かけるなどの一連の行事のこと)。あまりの雪の深さに、冬季は「この参道、登ったら危ないんじゃ?」と不安になるほど。実際、地元の人でも元朝参り以外は登らないそうです。天平元年(729年)に僧の行基によって、はじめは羽黒山東光寺として開山されました。明治時代にお寺から神社に変わって今の形に。会津地方で最も古く、昔から参拝者で賑わう神社です。家内安全・無病息災・厄除けのご利益があるので、雪の中、苦労して参拝して、是非願掛けを!
■ 基本情報
- ・名称: 羽黒山湯上神社
- ・住所: 福島県会津若松市東山町湯本
- ・アクセス: ハイカラさん・路線バス「東山温泉駅」下車より徒歩20分
- ・電話番号: 0242-27-2306
- ・公式サイトURL: http://www.aizukanko.com/event/117/
6.桧原湖(ひばらこ)
http://wandafull.net/blog/?p=9986
桧原湖は磐梯山の噴火でできた湖で、裏磐梯で一番大きな湖です。冬になると一面の雪に覆われまが……小屋が出ているのが不思議ですよね?これ、ワカサギ釣りの小屋なんですよ!福島県のワカサギ釣りは、桧原湖や小野川湖、秋元湖で1月下旬~3月中旬まで楽しめます。トンネルが完成した桧原湖西岸は、冬の時期にも車両の通行が可能になったんですよ!おかげで雪景色の桧原湖が、ぐるりと車で一周できるようになりました。周遊道路を回るだけでいいので、ドライブビギナーにも安心です。ただ、雪道なので、スリップなどには気をつけてくださいね!
夏の桧原湖といえば遊覧船ですが、冬はワカサギ用のドーム船がでます。すっぽりと覆われた船内は暖房あり、トイレあり、道具の貸し出しや販売ありで「ワカサギ釣りには興味あるけど、辛い思いをしてまでは……」と思っていた層から大好評!気軽に参加できるので、初心者でも安心ですよ♪
■ 基本情報
- ・名称: 桧原湖
- ・住所: 福島県耶麻郡北塩原村
- ・アクセス: 猪苗代IC・磐梯ICから車で25分
- ・電話番号:(0241)32-2349(裏磐梯観光協会)
- ・公式サイトURL: http://www.urabandai-inf.com/enjoy/spot/
いやー、冬の福島は想像以上に見ごたえがありますね。アウトドア派でなくても、冬の桧原湖や五色沼は見てみたい!雪の鶴ヶ城も、ろうそくの明かりで照らされた城下町も雰囲気がありますよね。寒くても頑張って行ってみようかな?そんな気分になっちゃいますね♪