大都市ど真ん中の激安オアシス♪紅葉も見られる「白鳥庭園」優雅な休日

名古屋には観光するところなんて何もない。名古屋在住の人はよくそういいます。しかし、白鳥庭園はちょっと行ってみるにはちょうどいい観光スポット。地下鉄の駅から歩いて１０分。都心部とは思えないような静かな光景が広がっています。入園料は”￥300”。激安の日本庭園をごらんあれ。

１．実は江戸時代にまでさかのぼる　白鳥庭園です

白鳥公園は、1989年世界デザイン博の会場として整備された公園です。もともとは江戸時代に名古屋城を作るため、たくさん集められた材木を置いておく場所として巨大な池が作られたのがはじまり。当時は堀川に面していて、名古屋城の堀まで水がつながっていたそうです。水路で木材を運搬したんですね。

１９５９年の伊勢湾台風後は、貯木場として使われなくなり、しばらくたってからデザイン博のおかげで大きくリニューアル。生き延びた公園なんです。敷地面積は約3.7ヘクタール。「しろとり」の呼び名は、江戸時代からたくさんの鳥が池に来ていたことに由来します。

今では夜間のイベントも数多くおこなっていて、名古屋市民でも知る人ぞ知るといった、隠れた美観スポットなんです。下の写真は、冬の名物　雪つりのライトアップです。見事でしょ？

２．白鳥庭園の見どころ

1.紅葉＋ライトアップ

白鳥庭園は紅葉のかくれた名所です。名古屋の中心部でこれほど見事な紅葉が見られることは、あまり知られていないのでは？今年のライトアップは、11月22日(土)～12月7日(日)です。

白鳥庭園では、その後も『紅葉あかりアート』のイベントが、12月2日(火)～12月7日(日)に、『冬のあかりアート』12月12日(金）、13日(土)、19日(金)～25日(木)と続きます。美濃和紙あかりアートと紅葉ライトアップの共演をわずか￥300で見られます。

2.四季折々のイベントがおおい

四季折々の植物や花がたくさんあるだけに、それを眺めるイベントがおおいのも白鳥公園のいいところです。イベントはほぼ通年あり、１月下旬の新春茶会・観梅会からはじまり、観桜会、サツキを見る会、観蓮会（蓮の花をみる会）、秋露祭・観月茶会、観楓・紅葉茶会、星空を見る会など盛りだくさんです。

3.中部地方すべてを、白鳥庭園で見られます

あまり知られていませんが、白鳥庭園の敷地全体は中部地方の地形をモチーフにしています。庭園内の築山は「御嶽山」に見たてられ、流れる川は「木曽川」、川の水が注ぎ込む池は「伊勢湾」というわけです。園内には、木曾の「寝覚ノ床」をイメージして作庭されたエリアもあり、ちょっとびっくりしますね。

5.茶室　清羽亭

庭園の中央には、清羽亭というお茶室があります。自然素材を生かしたつくりで、京都数寄屋大工と尾張大工の協力で出来上がりました。母屋には広間と二つの茶室があり、中州の上の立礼席では茶の湯が楽しめます。母屋と立礼席を結ぶ渡り廊下からの眺めは、格別です。

そして、白鳥庭園は名古屋の有名な神社　熱田神宮のすぐそば。そのためブライダルシーズンには和装で写真を撮りに来るカップルが大勢います。清羽亭の近くや庭園内は絶好の写真スポット。あちこちで鮮やかな花が咲いたような風景が見られます。

5.白鳥庭園ガイドツアー

白鳥庭園には、ガイドツアーがあります。庭園内の見どころや歴史、季節の花や飛来する鳥について説明を聞きながら園内を回ります。気がつかなかったポイントもけっこうあるので、説明を聞いているとびっくりすることばかりです。

時には小学生が校外学習にくることも。上の写真は「名古屋学院大学地域連携事業（マイルポスト、みつばちプロジェクト等）水野先生によるまちづくり記録用ブログ」からお借りしてきました。名古屋大学は白鳥庭園のすぐ横にあるので、いろいろなイベントにも積極的に参加しているようです。
ガイドツアーは毎週土曜日、9時30分～11時30分／13時30分～15時30分。申込・予約は不要です。

３．白鳥庭園に行った人はこんな風に言っています♪

広い庭園のあちこちに、こんな可憐なお花も咲いています。

４．白鳥庭園の基本情報と地図

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