Andrei Niemimäki
埼玉県秩父市。自然豊かで穏やかな時間の流れる街です。明治時代には日本最大の民衆蜂起といわれる、秩父事件が起こった地でもあり、また最近ではアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称あの花)の舞台として有名になりました。そんな秩父は、豊かな水から伝統的に酒造りが行われています。そんな秩父のお酒の世界をここではご紹介します。
1.秩父への行き方
車で行く場合
関越自動車道 花園I.C.から国道140号を利用、秩父市内へ(花園ICから約35km)関越自動車道 川越I.C.または鶴ヶ島I.C.から国道299号を利用、秩父市内へ
川越、入間から国道299号にて正丸トンネルを経て秩父市内へ(飯能から約40km)
山梨県側から国道140号雁坂トンネルを経て秩父市内へ
鉄道で行く場合
秩父鉄道 黒谷・大野原・秩父・御花畑・影森・浦山口・武州中川・武州日野・白久・三峰口
各最寄りの駅へ(熊谷から秩父まで約70分)
公式URL:http://www.city.chichibu.lg.jp/1011.html
Richard, enjoy my life!
2.秩父錦
http://roman.seibu-ensensanpo.jp/play/item/plaItem03.html
「秩父錦」は寛延2年(1749)創業の蔵元です。昔ながらの手作りの技術を生かした酒造りを今でも行っています。芳醇でコクのある味わい深い酒として地元でも人気で、全国新酒鑑評会で何度も金賞を受賞しています。 http://roman.seibu-ensensanpo.jp/play/item/plaItem03.html
「秩父錦」は自然豊かな森の中に造られた「酒造りの森」に中にあり、ここには地酒「秩父錦」の醸造工場に酒蔵資料館、 物産館が併設された観光酒蔵となっています。物産館には旨みのある酒が数多く並んでおり、中には幻といわれた季節限定酒も。 http://taikyoku.exblog.jp/6328126
基本情報
- ・名称:矢尾本店「秩父錦 酒づくりの森」
- ・住所:秩父市別所1432
- ・アクセス:西武秩父線「西武秩父」駅よりミューズパーク循環バス「ぐるりん号」で「酒づ
- くりの森」下車
- ・営業時間:09:00~16:30
- ・定休日:火曜(春・秋の観光シーズンは営業(要確認))、12/31、1/1
- ・電話番号:0494-22-8787
- ・料金:埼博連加盟の酒蔵資料館の見学のみ入館料200円
秩父錦観光物産館は入場無料 - ※清酒、焼酎、ワイン、リキュールの試飲は無料でできます。
- ・予約:酒蔵見学は案内付きが条件のため、春・秋観光シーズンは要予約。
- 春、秋のシーズンでは1カ月位前から。その他は半月位前から。
<予約方法> 電話 0494-22-8787 受付時間09:00~16:30 - ・公式サイトURL:http://www.yao.co.jp/chichibunishiki/index.htm
3.武甲酒造
秩父のメイン道路に面している「武甲酒造」は、宝暦三年創業の手作りにこだわっている蔵元です。良質の水を求めて転々とした結果、現在の場所に店を構えたそうです。建物のあちらこちらに昔の名残がみられます。天神名井戸水や昔のタンスなども見学できるので、古き良き時代の雰囲気を味わうことができるでしょう。内井戸は営業時間内開放されているので、容器持参なら持ち帰り可能です。
店内ではずっしりとした旨みの吟醸香がいい酒を買うことができ、なかには「あの花」とのコラボ商品もあるので気になる方は行ってみては。
基本情報
- ・名称:武甲酒造
- ・住所:埼玉県秩父市宮側町21-27
- ・アクセス:池袋駅より西武鉄道 特急レッドアロー号で西武秩父駅下車(所要時間80分)
西武鉄道 急行で西武秩父駅下車(所要時間120分) - 西武秩父駅より徒歩で15分
- 熊谷駅より秩父鉄道で秩父駅下車(所要時間65分)
- 秩父駅より徒歩で3分
- ・営業時間:8:00~16:30元旦、12月3日以外無休(ただし、臨時休業日有り)
- ・見学可能日:年間を通し毎日実施。(作業都合で不可の日有り)電話にて予約。
- ・電話番号:0494-22-0046
- ・見学について:原則として10名様以上のお客様を酒蔵見学に案内し、利酒が可能。
- 少人数の場合、予約を確認してください。
- ・所要時間:約40分 見学時間は都合に合わせておこなってくれます。
- ・公式サイトURL:http://www.bukou.co.jp/#_
4.秩父ワイナリー
http://d.hatena.ne.jp/vwdiet2010/20110429/1304056827
「秩父ワイン」は昭和10年にワイン造りをはじめ、その5年後埼玉県で最初のワイナリーとなりました。ワイナリーのそばに畑もあります。ベリーアリカントAと山ぶどう、ヨーロッパ品種を栽培しています。
http://roman.seibu-ensensanpo.jp/eat/item/eatItem57.html
熟成をして美味しくなるワインを作りたいとのことから、赤ワインを中心に樽で1~2年熟成を、そのあと瓶に詰めて瓶熟成を行います。こちらは地元では「源作印」と呼ばれており、これは創業者の浅見源作氏の名前にちなんだワインにも見られます。ワイン漫画「神の雫」にも紹介されています。
基本情報
- ・名称:秩父ワイナリー
- ・住所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神簿41
- ・アクセス:秩父鉄道「三峰口」駅から町営バス小鹿野町役場行、「小沢口」下車、または「西武秩父」駅から車で約30分
- ・営業時間:9:00~17:00(ワイナリー見学は10:00~14:00、要予約)
- ・定休日:年末年始
- ・電話番号:0494-79-0629
- ・料金:無料
5.株式会社タイセー 秩父菊水酒造所
http://www.chichibu-kikusui.com/storehouse.html
株式会社タイセー 秩父菊水酒造所は寛永2年に創業の、380年の歴史を持つ蔵元です。昔ながらの手作りにこだわった、しっかりしたお酒を造り続けています。特にこだわっている酒米は、埼玉県で開発された新品種米「彩のかがやき」を使用しています。このお米は有機肥料で栽培されたお米だそうです。
こちらのお酒の銘柄は「秩父小次郎」といいます。食中酒としてもいけるほのかな甘みとさらりとした喉越しです。蔵見学はしていませんが、店先で販売はしています。
- ・名称:株式会社タイセー 秩父菊水酒造所
- ・住所:埼玉県秩父市下吉田3786-1
- ・アクセス:秩父鉄道皆野駅下車 西武バス上吉田線吉田仲町下車(徒歩0分)
- ・電話番号:0494-77-2010
- ・見学:不可
- ・公式サイトURL:http://www.chichibu-kikusui.com/
素材提供:トリップアドバイザー