櫛田神社に日本一の「巨大おたふく面」が登場！口を通ってご利益をもらいに行きましょう！

日本各地に春をもたらす節分。節分といえば鬼ですが、九州ではおたふくが有名だとか。どうも「おたふくをくぐって福をもらう」らしいんです。キュートで幸せになるイベントのおたふくくぐり。早春の九州でぜひ福を分けてもらってくださいね。

日本一巨大な、おたふく面？！

櫛田神社は、福岡市博多区にある神社です。「お櫛田さん」の愛称で広く親しまれています。こちらの神社では、節分に合わせて巨大な「おたふく面」が登場します。これだけ大きいと『お多福』といっても、ちょっとコワイ……。ですが、食べられたりはしないので(たぶん)、安心してくぐりましょう。

節分限定！くぐって福を呼び寄せよう！

この巨大おたふく面は、節分限定。そして見るだけでなく、くぐるのが大事です。くぐれば商売繁盛や家内安全のご利益があるといわれます。いくつかあるので全てくぐるも良し、好きなものだけくぐるも良し！

門ごとに表情が異なるんです！

このおたふく面は設置場所ごとに顔が異なります。実は櫛田神社の北神門、南神門にも、楼門とは別のおたふく面が飾ってあります。北神門にいるおたふくさんは、やや若い表情、南神門のおたふくさんは髪の毛たっぷり。それぞれ表情が違うので、くぐる楽しみがありますね。

おたふく面は、木枠に和紙などを貼りつけてつくったもの。1961年から設置が始まったようなので、比較的あたらしいものですね。

どれも個性的！九州各地にお多福が…！！

巨大おたふく面は、香椎宮（かしいぐう）、日吉神社、正八幡宮などでもみられます。香椎宮のおたふくさんはいかにも福々しい！香椎宮は、この地で崩御したといわれる仲哀天皇を祀った神社です。

行橋市の正八幡宮に作られるおたふく門はコロンとした顔つきがキュート。厄払いのご利益があるので、次々と参拝客が訪れます。おたふくさんが厄をのみこみ、福がくるそうです。

七福神も来るよ

近くの「東長寺」には七福神やおたふくがやってきて、威勢よく豆をまきます。お菓子やおもちがまかれることもあり、にぎやかな節分です。東長寺では節分祭に合わせて、 国の重要文化財・千手観音も公開されます。これは年に数度しか公開されない、貴重な像です。六角堂も公開されるので、お見逃しなく！

櫛田神社に福をもらいに行こう♪ 

節分のころには、櫛田神社はおたふくさんづくし。柄杓におたふくがついた「福寿久井」などの縁起物も用意されています。春からいいことがありそうですね！
見れば見るほど、おたふくさんってカワイイですね。色白でしもぶくれの女性は、平安時代の美人顔らしいですが、見る人をほんわかさせます。ああ、今年こそは福をもらいに出かけたい～。