沼の七変化？時間や角度によって色が変わる「不思議な沼」が福島にあった！

福島県には観光スポットがたくさんありますが、なかでも目を引くのは「五色沼」でしょう。写真で見るだけでもブルーやグリーン、赤茶の不思議な色の沼がたくさんあるみたい。これはもう、ぜひとも現地で見るしかないですね。そこで、下調べも兼ねて五色沼の見どころをあげましたよ！

美味しいグルメがたくさん！な福島県

福島県と言えば、喜多方ラーメンや浪江焼きそばなどのB級グルメの宝庫です。ほかにもカレー焼きそば（焼きそばにカレーがかかっている）、馬刺し、そばなどのおいしいものが盛りだくさん。

なかでも有名なのがソースかつ丼でしょう。肉厚のカツにソースをかけ、キャベツと一緒にどんぶりに盛りつけます。このソースかつ丼のメッカが裏磐梯。そして裏磐梯には、目にも鮮やかな観光スポット「五色沼」があるんです。

福島県に七変化するカラフルな沼がある!?

五色沼は正式には五色沼湖沼群とよばれ、20〜30の沼の総称です。水の色は沼ごとに変わり、コバルト色、青色、銅色まであります。周辺にはトレッキングルートも整備してあるので安心して回れますね。比較的初心者向けのルートもありますから、それぞれの水の色を眺めつつ行きましょう。

「五色沼」だけど５色でも５つあるわけでもない！

五色沼とは、おおまかにそういうだけであって、実際には5色以上のバリエーションがあります。それぞれの沼がブルーやエメラルドグリーンの水をたたえていて、同じ沼でも季節や天気、時間によってかわります。だから一度いったら他のシーズンも見に行きたくなるんです。

なんで色が変わるの？

五色沼の色が違うのは、沼によって水の成分と沈殿物に違いがあるためです。沼の水源は一つなのですが、裏磐梯山から流れてくる物質が違うために赤茶色になったり、コバルトブルーになったりするのです。

具体的には、酸化鉄が含まれる沼は赤茶に変わり、アフェロン（アルミニウムや珪酸などからできる鉱物）が水中に含まれると水は青白色になります。

磐梯山の噴火で生まれた奇跡の沼「みどろ沼」

みどろ（深泥）沼は、沼全体で3色にわかれる不思議な沼です。沼の西側は青緑色で、東側は透明に近い色をしています。これは東西で沼の水質が違うためと、水草の茂り具合が違っているためだといわれます。周辺の緑もとてもきれいな場所です。

静寂に包まれた荘厳な沼「弁天沼」

弁天沼は、五色沼の中で2番目に大きい沼です。神秘的な青白色の水で、非常に静かな雰囲気です。弁天沼に流れてくるのは、瑠璃沼の水です。瑠璃沼の水が滝になって青沼に落ち、青沼から弁天沼に流れてきます。ですからこの3つの沼は、水の色が似ています。

まるで南国！綺麗なコバルトブルーが魅力の「青沼」

青沼は、滝壷にあたる沼とその奥に広がる青沼がまとまってできた沼です。沼じたいは大きくありませんが、五色沼湖沼群の中でも一番、青白色が鮮やかな場所です。この沼は強酸性で、周辺に生えるカエデなどの枝が、沼の水につかって白く変色します。



これは、沼の水中の成分が葉っぱに付着するために起きるようです。青沼でも、６月ごろから秋にかけてだけ見られる現象なので、この時期に行く人はじっと見てチェックしてくださいね。

トレッキングコースは紅葉の季節がオススメ

五色沼は通年いろいろな表情を見せてくれますが、紅葉シーズンは特におすすめです。コバルトブルー の水面と真っ赤な紅葉は見とれるほどに美しい。五色沼入口から毘沙門沼→赤沼→みどろ沼と進むコースが初心者向け。ゴール近くの柳沼はカエデ・ウルシの紅葉が見事です。

冬の雪景色に映えるブルーも美しい

裏磐梯は雪がとても多い地域。冬はシーズンオフではありますが、一面の雪景色の中に浮かぶエメラルドブルーの湖は、この季節にしか見られない絶景です。

泊まるなら五色沼が目の前の「裏磐梯レイクリゾート」！

五色沼へおでかけする際は、ホテル「裏磐梯レイクリゾート」に泊まるのをおすすめします。元星野リゾート系列で、2015年10月にリニューアルオープンしたばかり。なんといってもホテルの目の前には、磐梯山と五色沼が広がっている絶好のロケーションなんです！

このホテルでは季節に合わせた様々なアクティビティが用意されており、五色沼トレッキングも体験できます。五色沼を知り尽くしたガイドさんがついているので、自分達で行くより楽しめますよ♪事前予約もできますが、ホテル内にアクティビティセンターがあるので、当日相談しながら決めることも可能！

不思議な沼をぜひあなたの目で！

自然の神秘と言ってしまえばそれまでですが、それ以上に繊細な魅力があるのが五色沼です。初めての人でも思わず息をのむ美しさ。これが季節ごとに変わるとなればリピーターにもなっちゃいますね。入場無料ですから、お近くの人もそうでなくても、どんどん行きましょう。

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素材提供：トリップアドバイザー