一番遠い日本とも言われる小笠原。東京都でありながら沖縄とほぼ同じ緯度にあり、青い海や白い砂浜、亜熱帯の植物が生い茂る島々には世界遺産にもなった独特で貴重な自然が残されています。一生に一度は行きたい小笠原についてご紹介します!
小笠原村は小笠原諸島の中で最も大きい島である父島を主として約30の島々で成る村です。日本最南端の南鳥島や、日本最東端の沖ノ鳥島も小笠原村に属していますが、どちらも父島から1000キロ前後離れた場所にあり、小笠原村はとても広い範囲に広がっています。
一般の住民が居住しているのは父島と母島のみでそれ以外は無人島や自衛隊の駐留地です。村内に飛行場は無く、村外からのアクセスは竹芝と父島の二見港を25時間半かけて結ぶ船が概ね6日に1便だけなので、住民の生活用品配達も一週間に1回、観光客も一度降り立ったら帰れるのは約1週間後となります。
1周間に一度訪れるさわら丸は村の人の定期便で、新聞ですら1週間分まとめて届くんですよ。またインターネットに関しても最近発達してきており、衛星電話回線を使用した回線から、海底光ファイバーケーブルを使用した接続サービスに変更されました。
東京の竹芝から25時間30分もかけて到着し、約1週間の滞在を余儀なくされることは環境保護だけではなく「なかなか行けない特別な場所」として小笠原村の価値をより高くしていると思います。出航の際は地元の方々が港へ見送りに集まり、多くの船が港の外まで並走して見送ってくれます。一生に一度は行ってみたい!行ってみたらまた島に帰りたくなる!そんな場所です。
小笠原諸島には独特の生態系が育まれており、オガサワラシジミやオガサワラオオコウモリなどといった、この小笠原諸島にしか生息しない動物がいます。絶滅が危惧されており、数百匹にまで個体数が減ってしまっているんです。また海と島の景色も絶景ばかりで、とてもキレイ♪
太平洋戦争の際は要塞となっていたため島民は強制疎開となり、終戦ののちアメリカ軍統治となった島に全ての島民が帰島できる事になったのは1968年に小笠原諸島が日本に返還された時でした。島には今でも戦争遺跡が残っています。
1952年にはサンフランシスコ講和条約により村のうちの5村がアメリカの海軍管理となり、各村の役場は廃止されてしまいました。後に1968年、南方諸島に関する協定が発効し、村はアメリカ軍から返還されます。
ダイビングやシュノーケリングをはじめとするマリンアクティビティーや、ホエールウォッチング、火山など自然の力で作り出された地形など、見どころがたくさんです。
海が沖縄並みにキレイなのもこの小笠原諸島の一つの魅力。暖かい季節ならぜひともダイビングを楽しんで欲しいんです。またシュノーケリングができる人であれば、泳いで離島に行けるというメリットがあるので、泳ぎをマスターして行きたいですね!
小笠原村には固有種が多く生息しています。「ムニンヒメツバキ」や「マルハチ」などの植物、「アカガシラカラスバト」や「オガサワラオオコウモリ」など、一日を通して様々な生き物と出逢うことができます。
どの種も他の場所では見ることが出来ない珍しい動物や植物ばかりなので、この小笠原諸島に来たらぜひとも目に焼き付けて帰って欲しいんです。もう二度と見る機会がないかもしれないですよ♪ナイトツアーなどでしか見れない動物もいます。
昔アメリカ軍の駐屯地があったことなどからちょっと西洋風の文化が感じられるこの小笠原諸島。でもちゃんと日本食はあるのでご安心を。オーベルジュで楽しみたいなら「ラーメフ」がおすすめ。郷土料理、創作料理を存分に楽しめます。
特に美しいのが扇池で、海と海岸の間にある石灰岩の壁に空いた穴から波が打ち寄せて、扇状に白い砂浜が広がり、カルスト地形の島ならではの独特の風景が見られます。
小笠原諸島でも大人気の観光スポットが、この南島。死ぬまでに一度は見たいと言われるほどキレイな場所なんです。南島に訪れるには扇池から泳いで上陸するか、扇池からシーカヤックで上陸する方法などがあります。
小笠原諸島には夜に活動する動物がたくさん暮らしています。例えば海辺ではヤドカリが一生懸命砂浜を歩く姿が。また絶滅が危惧されているオガサワラオオコウモリを見ることができるかもしれないんです。事前に予約をしていきましょう♪
この宿は、客室や立地などの居心地もよいのですが、お食事がとてもおいしいです。地元の食材をふんだんに使い、オーナーさんが丁寧に作ったお料理は地元の方々にも評判で、日中のツアーに行く際に作っていただけるお弁当は、ガイドさんの注目の的です!
公式URL:http://www.tetuyabonin.com/
公式URL:http://www.k5.dion.ne.jp/~tomaton/
竹芝桟橋 → 小笠原丸 → 父島二見港
公式URL:http://www.ogasawarakaiun.co.jp/
まとまった休みがないと行くことができない特別な場所、小笠原村は一生に一度は行きたい!行ってみたらまた行きたくなる。また島に帰りたくなる。そんなふうに思わせてくれる素敵なところです!
素材提供:トリップアドバイザー
1.「小笠原村」とは?
小笠原村は小笠原諸島の中で最も大きい島である父島を主として約30の島々で成る村です。日本最南端の南鳥島や、日本最東端の沖ノ鳥島も小笠原村に属していますが、どちらも父島から1000キロ前後離れた場所にあり、小笠原村はとても広い範囲に広がっています。
一般の住民が居住しているのは父島と母島のみでそれ以外は無人島や自衛隊の駐留地です。村内に飛行場は無く、村外からのアクセスは竹芝と父島の二見港を25時間半かけて結ぶ船が概ね6日に1便だけなので、住民の生活用品配達も一週間に1回、観光客も一度降り立ったら帰れるのは約1週間後となります。
1周間に一度訪れるさわら丸は村の人の定期便で、新聞ですら1週間分まとめて届くんですよ。またインターネットに関しても最近発達してきており、衛星電話回線を使用した回線から、海底光ファイバーケーブルを使用した接続サービスに変更されました。
2. どんな魅力が?
小笠原村の魅力といえば、なんといっても世界自然遺産にも登録された美しい自然です。「ボニンブルー」と呼ばれる青く透き通った海や、白い砂浜。大陸と繋がらず太平洋浮かぶ島々では固有の動植物が進化を遂げています。東京の竹芝から25時間30分もかけて到着し、約1週間の滞在を余儀なくされることは環境保護だけではなく「なかなか行けない特別な場所」として小笠原村の価値をより高くしていると思います。出航の際は地元の方々が港へ見送りに集まり、多くの船が港の外まで並走して見送ってくれます。一生に一度は行ってみたい!行ってみたらまた島に帰りたくなる!そんな場所です。
小笠原諸島には独特の生態系が育まれており、オガサワラシジミやオガサワラオオコウモリなどといった、この小笠原諸島にしか生息しない動物がいます。絶滅が危惧されており、数百匹にまで個体数が減ってしまっているんです。また海と島の景色も絶景ばかりで、とてもキレイ♪
3.小笠原村の歴史
小笠原村は火山によってできた島で、もともと鯨漁の関係で欧米人やハワイの人々が住んでいたといわれていますが、1593年頃に日本人に発見され、1876年には世界的にも日本の領土として認められました。現在の小笠原村は欧米系の文化と日本の文化が融合し、食事や言葉、小笠原独特の文化が根付いています。太平洋戦争の際は要塞となっていたため島民は強制疎開となり、終戦ののちアメリカ軍統治となった島に全ての島民が帰島できる事になったのは1968年に小笠原諸島が日本に返還された時でした。島には今でも戦争遺跡が残っています。
1952年にはサンフランシスコ講和条約により村のうちの5村がアメリカの海軍管理となり、各村の役場は廃止されてしまいました。後に1968年、南方諸島に関する協定が発効し、村はアメリカ軍から返還されます。
4.小笠原村に行ったらできること
小笠原諸島に行ったらできることはたくさんありますよ。なんといっても大自然がまだキレイに残っており、観察することが出来るだけでなく、シュノーケリングなどマリンアクティビティーも人気なんです。積極的に楽しみましょう♪ボニンブルーの海を楽しむ
江戸時代に「無人島(むにたんじま)」と呼ばれていたのが元になっているといわれる「無人(ボニン)」は島独特のものにつけられる枕詞のようなもので、その代表的なものが「ボニンブルー」です。植物プランクトンが発生しにくい水質のため透明度の高い海は独特の深い青色で、海底まで見通せます。ダイビングやシュノーケリングをはじめとするマリンアクティビティーや、ホエールウォッチング、火山など自然の力で作り出された地形など、見どころがたくさんです。
海が沖縄並みにキレイなのもこの小笠原諸島の一つの魅力。暖かい季節ならぜひともダイビングを楽しんで欲しいんです。またシュノーケリングができる人であれば、泳いで離島に行けるというメリットがあるので、泳ぎをマスターして行きたいですね!
亜熱帯の島固有の動植物たちと出逢う
どの種も他の場所では見ることが出来ない珍しい動物や植物ばかりなので、この小笠原諸島に来たらぜひとも目に焼き付けて帰って欲しいんです。もう二度と見る機会がないかもしれないですよ♪ナイトツアーなどでしか見れない動物もいます。
南国グルメを味わう
亜熱帯気候ならではの食材や、欧米系の文化が入り混じった島文化によって、小笠原では島独特のグルメを味わう事ができます。高級なものや豪華なものとは違う、島の温かみの感じられるものがたくさんあります。昔アメリカ軍の駐屯地があったことなどからちょっと西洋風の文化が感じられるこの小笠原諸島。でもちゃんと日本食はあるのでご安心を。オーベルジュで楽しみたいなら「ラーメフ」がおすすめ。郷土料理、創作料理を存分に楽しめます。
5.おすすめ観光スポット
小笠原諸島でしか観ることができない素晴らしい景色が見れます。訪れる機会があればぜひ行ってみてほしいスポットをピックアップしてご紹介しましょう。特に砂浜は白い砂と透明度の高い水がかなり綺麗。これはぜひ体験してほしい!南島
小笠原へいったら是非行きたいのがこの南島。国の天然記念物にもなっていて、この島でしか見られない地形や植物を守るために、1日の入島人数が100人までに制限されていて、東京都認定ガイドが15人以内につき1人つかなければいけないなどのルールが厳しく設けられています。特に美しいのが扇池で、海と海岸の間にある石灰岩の壁に空いた穴から波が打ち寄せて、扇状に白い砂浜が広がり、カルスト地形の島ならではの独特の風景が見られます。
小笠原諸島でも大人気の観光スポットが、この南島。死ぬまでに一度は見たいと言われるほどキレイな場所なんです。南島に訪れるには扇池から泳いで上陸するか、扇池からシーカヤックで上陸する方法などがあります。
ナイトツアー
青い海や太陽に照らされた緑もいいですが、ナイトツアーもおすすめです。人口の明かりが少なく空気が澄んでいるため美しい星空を空いっぱいに観察でき、本州では見られない南十字星を見る事も出来ます。森の中ではグリーンペペという光るキノコもあり、亜熱帯の自然を満喫することができます。小笠原諸島には夜に活動する動物がたくさん暮らしています。例えば海辺ではヤドカリが一生懸命砂浜を歩く姿が。また絶滅が危惧されているオガサワラオオコウモリを見ることができるかもしれないんです。事前に予約をしていきましょう♪
6.おすすめホテル
くつろぎの宿 てつ家
父島は小笠原村の中心とはいえ、二見港周辺以外は民家も殆どなく手つかずの大自然が広がっています。この「てつ家」は島のはずれに建っていて、部屋数5室だけの落ち着いた雰囲気の宿です。部屋の窓からは亜熱帯の植物が一面に広がり開放的で、スタッフさんは控えめで素敵な心配りをしてくれます。この宿は、客室や立地などの居心地もよいのですが、お食事がとてもおいしいです。地元の食材をふんだんに使い、オーナーさんが丁寧に作ったお料理は地元の方々にも評判で、日中のツアーに行く際に作っていただけるお弁当は、ガイドさんの注目の的です!
公式URL:http://www.tetuyabonin.com/
7.おすすめグルメ
島寿司
サワラやメカジキなどをヅケにしたものを握ったお寿司。ワサビの代わりにカラシが入っているのも特徴で、温かい地域で生の魚を食べるために工夫されたものです。カメを食べる習慣もあり、島寿司とカメ寿司をセットでいただくこともできます。TOMATON(とまとん)
観光客だけでなく、地元住民からも人気のお菓子屋さんです。小笠原の果物を使ったジャムやゼリー、クッキーやドーナツなど、様々なお菓子が売っています。カフェも併設しているので、ショッピングの合間にティータイムをするにもおすすめです。公式URL:http://www.k5.dion.ne.jp/~tomaton/
8.アクセス
小笠原村へ行く手段は船だけです。25時間半の船旅となります!酔い止めを忘れずに!竹芝桟橋 → 小笠原丸 → 父島二見港
公式URL:http://www.ogasawarakaiun.co.jp/
まとまった休みがないと行くことができない特別な場所、小笠原村は一生に一度は行きたい!行ってみたらまた行きたくなる。また島に帰りたくなる。そんなふうに思わせてくれる素敵なところです!
素材提供:トリップアドバイザー