大平宿に泊まろう!って言ってみましたが、大平宿は実は廃村なんです。えっ?廃村?それじゃあ食料買いこんで行って、廃墟に泊まって、いや、野宿して夜は肝試し??
などと思われたあなた、大丈夫です!廃村であることは間違いないのですが、時には過剰に進化した文明と離れて昔暮らしを体験するのもリフレッシュになるかもしれません。
大平街道は中山道と伊那街道のを結ぶ大平街道の集落です。江戸時代に木曾谷と妻籠宿のショートカットルートとして整備された街道で、当時の人々はこの街道が開通したことで、さぞや旅程が短縮されたことと思います。
江戸期は飯田市に鎮座する元善光寺の参拝客などで賑わいましたが、その後、伊那電鉄や道路網の整備により衰退し、昭和45(1970)年に江戸の面影を残したまま廃村となってしまいました。
大平宿には江戸期からの古民家が建ち並んでいます。でも、そんな処に泊まるのは不安ですか?
では、これから大平宿での宿泊をご紹介しましょう。
しかし、川まで水を汲みに行ったり、ランタンを用意する必要はありません。水道も電気も通っている廃村なのですから。
水道、電気はあります。で、食事は?はい、囲炉裏で火を起こして調理しましょう。お風呂は?薪で湯を沸かしましょう。ガスを使わずに作った食事は調味料を使わずとも風味があり、お風呂のお湯もとても柔らかいのです。
私たちからするとかなり不便なのですが、おじいちゃん、おばあちゃんたちはこんな生活を普通にしていたのでしょうね。
そして、囲炉裏や薪を使うこと、これ古民家を保存するのに大切なことなのだそうです。火と煙で屋根や木材を乾燥させることで夏は湿気や虫から家屋を守り、冬は暖をとり、屋根の雪を溶かしていたのでしょうか。
廃村という言葉と安心という言葉のギャップがこの宿場の大きな魅力の一つでもあります。
廃村というのでもっとオドロオドロしいかと思ったのですが、まったくそんなことはありませんでした。 大平宿に泊まるには、「NPO法人 大平宿をのこす会」に電話して予約すればOK。宿泊費と薪の料金あわせてひとり2500円程度です。屋根のある家に泊まれるのでテント等は不要ですが、標高1000メートルを越える場所なので夏でも結構寒い。寝袋は必須。その他、細々と以下のような物を持っていきました。
口コミにもありますように、廃村という言葉から連想される不気味さはありません。50年ほど前の生活の疑似体験や、古き集落の保存の協力ためにも、一度は尋ねてみたいものです。
などと思われたあなた、大丈夫です!廃村であることは間違いないのですが、時には過剰に進化した文明と離れて昔暮らしを体験するのもリフレッシュになるかもしれません。
1.「大平宿」とは?
江戸期は飯田市に鎮座する元善光寺の参拝客などで賑わいましたが、その後、伊那電鉄や道路網の整備により衰退し、昭和45(1970)年に江戸の面影を残したまま廃村となってしまいました。
2. 大平宿の魅力とは?
大平宿が廃村となった昭和45年頃に残っていた民家は現在ではあまり見られないかもしれません。しかし、廃村となったことで当時存在していた古の住宅がそのまま残っているのです。現在、各地にある宿場町の面影を残す街並みは改築されていることも少なくないでしょう。大平宿には江戸期からの古民家が建ち並んでいます。でも、そんな処に泊まるのは不安ですか?
では、これから大平宿での宿泊をご紹介しましょう。
3.大平宿での滞在
古民家を一軒貸切
大平宿には約20件ほどの古民家が残存しています。この旧宿場がよその宿場と違うところは、なんと古民家を丸々一軒一般に貸し出しているところでしょう。もちろん、お店はありませんので、食材を用意して自炊生活になります。しかし、川まで水を汲みに行ったり、ランタンを用意する必要はありません。水道も電気も通っている廃村なのですから。
ちょっと不便な生活を体験
私たちからするとかなり不便なのですが、おじいちゃん、おばあちゃんたちはこんな生活を普通にしていたのでしょうね。
そして、囲炉裏や薪を使うこと、これ古民家を保存するのに大切なことなのだそうです。火と煙で屋根や木材を乾燥させることで夏は湿気や虫から家屋を守り、冬は暖をとり、屋根の雪を溶かしていたのでしょうか。
廃屋でも安心して宿泊
大平宿の古民家は廃屋ですが、宿場の保存に心血を注いでいらっしゃる地元の方々のお手入れ及びすでに宿泊された方々が帰路に就く前の片づけにより、気持ちよく利用できるのも大きな魅力の一つです。「きれいな廃屋」で「少しだけ文明に保護された昔体験」。廃村という言葉と安心という言葉のギャップがこの宿場の大きな魅力の一つでもあります。
4.口コミ
(ブログ、Twitter等の口コミで参考になりそうなものを掲載して下さい http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/archives/007892.html
http://sasakill.blog.jp/archives/50824138.html
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 大平宿
- ・住所: 長野県飯田市上飯田
- ・アクセス: 車:中央道飯田ICから約60分
- ・営業時間: ---
- ・定休日: 冬季(詳細は要確認)
- ・電話番号: 0265-53-6060
- ・料金: 1泊 2,300円(300円のトラスト募金を含む)
- ・所要時間: ---
- ・オススメの時期: 春季、夏季、秋季
- ・公式サイトURL: http://www.oodaira.org/
口コミにもありますように、廃村という言葉から連想される不気味さはありません。50年ほど前の生活の疑似体験や、古き集落の保存の協力ためにも、一度は尋ねてみたいものです。