富山県には早起きしなくてもセリが見れる港がアルって本当！？北陸新幹線開業でますます注目の新湊漁港「昼セリ」見学に出かけてみよう！

富山湾から白エビやベニズワイガニなど新鮮な海の幸が水揚げされる新湊漁港。県内でも有数の漁港で、四季を通じて美味しい魚介類に恵まれた好漁場です。そして、全国でも珍しい、早朝だけでなく午後1時から昼セリも行っている漁港としても注目が集まっています。

１．新湊漁港の昼セリとは？

午後1時から行われる昼セリは、地元では「七時（などき）のセリ」と呼ばれています。セリ人と買い手の真剣で活気のあるやりとりを荷捌き所2階部分に新設された見学者専用通路から見ることができます。

朝セリでは定置網に掛かった魚介中心ですが、昼セリでは小型漁船を使った底曳漁、かご縄漁といった漁法で漁獲されたエビやカニ、バイ貝などが主に取り引きされます。冬の時期、まるで赤い絨毯が敷き詰められたようにズワイガニがずらりと並びます。

２．新湊漁港の昼セリの見どころ

予約をすれば無料で見学ができる！

昼セリは事前に申し込みは必要ですが、無料で見学することができます。午後1時からなので、早起きしなくっても大丈夫ですし、遠くから足を運ぶにも余裕がもてる開始時間なのがいいところですよね。

活気あふれるセリの様子に興奮しちゃいますが、やりとりの妨げにならないよう静かに見学しましょう！

市場いっぱいに水揚げされたものが並んでいます。
四季折々の魚介類が一面に並ぶ光景は見どころのひとつ。今の時期だったら冬の味覚ズワイガニ！この光景は一度見たら忘れられないほど鮮やかです。

もうひとつ忘れてはいけないのが富山湾の宝石「白エビ」ですね。から揚げやかき揚げにするのがおすすめです。

臨場感あふれるやりとりをリアルタイムで！

セリを仕切る人たちの連携プレーや買い手との臨場感あふれるやりとりは一番の見どころです。でも、早口で何を言っているか分からないという人がほとんどではないでしょうか。屋号と買い付ける魚の量と値段を読み上げているのだそうですよ。これを知っていると楽しみ方も違ってきませんか？

手を上げて指で値段を合図しています。
セリの記録を書きつけています。ちなみにえんじ色の帽子はセリ人、紺色の帽子は買い手です。

一連の作業がホントあっという間に繰り広げられます。新鮮勝負の魚介類に時間はかけられません。
活気あふれるセリの様子は射水ケーブルネットワークのページでご覧いただくことができます。

見学するにあたってこんなところに注意！

• 見学には事前予約が必要です。（0766-84-1233　新湊きっときと市場 ）
• 午後0時45分までに新湊きっときと市場インフォメーションカウンターへ集合してください。
• 見学時間は当日の漁獲量にもよりますが、約30分です。
• 悪天候時など漁ができなかった際は、セリは行われません。
• セリが円滑に行われるよう、係員の指示に従って見学をしてください。
• 見学は２階の見学者専用通路のみです。
• 写真はフラッシュ撮影禁止です。
• セリ中は私語厳禁、大声を出さないでください。

きときとっ！

「きときと」とはこちらの地方の方言で「新鮮」という意味。漁港の中にはとれたての魚を調理して出してくれる食堂が何軒かあります。ぜひ、立ち寄ってみては。きときと三昧で満足間違いなしです。写真は、「かもめ食堂」（4:30～15:00）です。

新湊漁港の中にある「JF女性部食堂」（6:30～13:30）の定食。港の女性部で運営している安くて美味しいと大人気のお食事処です。営業時間が13:30までなので、見学前に行っておくといいかもしれません。
新湊きっときと市場（9：00～17：00）。シロエビをはじめ、ベニズワイガニ・ほたるいか・ブリ・ズワイガニなどとれたての海の幸が提供されている海鮮市場。浜焼きレストラン「浜風」も人気です。

３．新湊漁港の昼セリを訪れた人の声

４．2014年 新湊漁港２大ニュース「新湊カニかに海鮮白えびまつり」

富山湾を代表する「ベニズワイガニ」「白えび」など海の幸目白押しのイベント。ベニズワイガニなどの即売会は行列ができるほど大盛況です。2014年の開催は10月19日（日）でした。2015年はいよいよ北陸新幹線も開業ですし、より盛大なイベントになるのかと楽しみです。

豪快なカニなべも舌鼓できます♪

富山湾ではダイオウイカもかかることがあります。その大きさ6.3ｍ！！11月30日まで新湊きっときと市場内に展示される予定だそうです。

５.新湊漁港の昼セリ見学の場所＆基本情報

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