nubobo
日本で唯一、ほぼ毎日SLを運行していることで知られる静岡県の大井川鐵道。この夏もトーマス列車が楽しみですね。そんな大井川鐵道の駅舎はとてもノスタルジック。昭和初期に開業して以来、殆ど変わらぬ木造駅舎が残されています。今回は、そんな木造駅舎をご案内します。1 . 新金谷駅
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E9%87%91%E8%B0%B7%E9%A7%85
昭和元年(1926年)に建設され、翌 昭和2年(1927年)に開業した新金谷駅は、大井川鐵道(以下、大鉄)の本社社屋兼駅舎として現在も使用されています。大鉄の駅舎の中で最も大きな木造2階建ての駅舎は、昔懐かしい下見板張りのまま。昭和初期の面影を残していますね。駅舎前には土産物店や休憩所を兼ねた「プラザロコ」があり、館内には井川線で走っていたトロッコ列車も展示されています。無料なので新金谷駅に訪れた際には、お立ち寄りくださいね。
■ 基本情報
- ・名称:大井川鐵道株式会社 新金谷駅
- ・住所:静岡県島田市金谷東二丁目1112-2
- ・営業時間 : 9:00 ~ 17:00 (プラザ・ロコ)
- ・定休日 : なし (プラザ・ロコ)
- ・電話番号:0547-45-4111 (代表) / 0547-45-4112 (SL受付) / 0547-59-2137 (井川線)
- 0547-45-4112 (プラザ・ロコ)
- ・駐車場 : あり有料
- ・公式サイトURL:http://www.oigawa-railway.co.jp/index.htm
2 . 家山駅
http://t-kondoh.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-ae65.html
高倉建主演の映画『鉄道員(ぽっぽや)』の舞台となったことで有名な家山駅は、大鉄本線の中でも数少ない有人駅。SLが停車するので発着時間には乗降客で賑わいを見せますが、それ以外の時はのんびりとした時間が流れます。次の列車が来るまで、待合室にある六角形のベンチに座ってレトロ感あふれる駅舎内を見渡したり、駅から徒歩1分足らずのところにある足湯でくつろぐのも良いですね。
http://t-kondoh.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-ae65.html
■ 基本情報
- ・名称:大井川鐵道 家山駅
- ・住所: 静岡県島田市川根町家山 4152-1
- ・電話番号: 0547-53-2059
3 . 抜里駅
http://youkiniiko.exblog.jp/9733729/
「抜ける里」と書いて「ぬくり」と読む地区にあるこの駅は、昭和5年(1930年)7月に開業した田舎の家のような雰囲気を持つ小さな駅です。駅舎周辺には茶畑が多く、古びた木造駅舎が風景に溶け込んでいます。 ■ 基本情報
- ・名称:大井川鐵道抜里駅
- ・住所: 静岡県島田市川根町抜里
4 . 川根温泉笹間渡駅
また、駅舎の奥には地元川根産の焙煎コーヒーが美味しい「cafeひぐらし」があるので、列車を待ちながらゆったり休めそうですね。
■ 基本情報
- ・名称: 大井川鐵道笹間渡駅 / cafeひぐらし
- ・住所: 静岡県 島田市川根町笹間渡436-1 (cafeひぐらし)
- ・アクセス: 大井川鐵道 川根温泉笹間渡驛下車徒歩0分 (cafeひぐらし)
- ・営業時間: 10:30 ~ 17:00 (cafeひぐらし)
- ・営業日 : cafeひぐらし…火曜日 ~ 土曜日 (臨時休業の場合があるので、フェイスブックで要確認)
- ・電話番号: 0547-53-2237 (cafeひぐらし)
- ・駐車場 : あり無料
- ・公式フェイスブックURL: https://www.facebook.com/CafeHigurashi/info?tab=page_info (cafeひぐらし)
5 . 地名駅
http://jinaeki.seesaa.net/
地名駅は昭和5年(1930年)に開業した、山間の集落内にある駅です。今では珍しい小型の鈴を打ち警報音を出す電鈴式の構内踏切が残っているので、列車通過の際など機会があれば、その音色を聴いてくださいね。この駅の近くには自称「日本一短いトンネル」があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/atsu3504/8008479.html
■ 基本情報
- ・名称:大井川鐵道地名駅
- ・住所: 静岡県榛原郡川根本町地名
6 . 下泉駅
http://simoizumi.seesaa.net/
昭和6年(1931年)2月に開業した下泉駅は、昭和時代の小さな国鉄駅を彷彿とさせる佇まい。待合室の柱にかかっている古く色褪せた温度計もレトロです。■ 基本情報
- ・名称: 大井川鐵道下泉駅
- ・住所: 静岡県榛原郡川根本町下泉
7 . 田野口駅
映画のロケやテレビ番組によく登場する田野口駅は、昭和6年(1931年)に開業しました。駅舎内の出札口や鉄道小荷物扱い窓口も整備され復元リニューアル済み。待合室や駅長室の中も きちんと復元されているので、昔懐かしい雰囲気に浸ることができるでしょう。
駐車場もあるので、車で見学に行かれる方も安心ですね。
■ 基本情報
- ・名称: 大井川鐵道田野口駅
- ・住所: 静岡県榛原郡川根本町田野口
8 . 駿河徳山駅
http://blogs.yahoo.co.jp/fusikian1966july/24904539.html
駿河徳山駅は、母屋に待合室部分が合体したような感じの木造駅舎。待合室には木枠窓に沿って木製ベンチが設置されていて、なんとも味わい深い雰囲気です。ホーム脇には桜並木があるので、桜の咲く季節にはレトロな駅舎と桜が醸し出す日本的で落ち着いた風景を楽しめます。■ 基本情報
- ・名称: 大井川鐵道駿河徳山駅
- ・住所: 静岡県榛原郡川根本町徳山737-20
- ・電話番号 : 0547-57-2240
9 . 青部駅
http://aobeeki.seesaa.net/
青部駅は押縁下見板張りの素朴な木造駅舎。昭和6年(1931年)4月に開業し、かつては2面2線以上の構造を持っていた駅だったようです。その後、不用となったレールが取り外されたため、駅舎とホームの間に不自然な空間ができたようです。ホームで列車を待つ間、往時の姿を想像してみてはいかがでしょうか。http://youkiniiko.exblog.jp/13376191/
■ 基本情報
- ・名称: 大井川鐵道青部駅
- ・住所: 静岡県榛原郡川根本町青部
※大鉄の列車は非常に本数が少ないので、列車に乗って各駅を巡る場合には、運行ダイヤの確認をお願いします。往路はSLに乗車し、帰路に各駅を巡るのも良いと思います。昭和の時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚える駅舎たち。都会の喧騒から離れて、のんびりとした時間を過ごしてみませんか?